清水ゼミ「第42回堺まつり大パレードに参加しました」

 10月18日(日)に開催された堺市最大のイベントである堺まつりの大パレードに、清水ゼミの2年生の8人が参加しました。今年で4年目の参加になります。お声をかけていただきましたNPO法人堺観光ボランティア協会様に感謝いたします。以下、二人の学生の報告です。

地域の人との交流の楽しさを実感(2年生 飯田 有)

 私たち清水ゼミは、10月18日日曜日に開催された堺まつりの大パレードに参加させていただきました。堺まつりとは、1600年にも及ぶ堺の歴史や文化などを再現しているお祭りです。大パレードは、各時代を象徴する衣装を身にまとった人たちが、市役所から南海本線堺駅までの1,5kmの堺のシンボルロードを練り歩きます。私たちは、11時30分頃から三好一族の若武者たちの衣装を身に着け、練り歩きました。パレードには、古墳時代から近代まで各時代の衣装を身にまっとった子供から大人までたくさんの市民が参加していて、鉄砲を持ってパレードをしている人や威勢の良い掛け声をかけて通りを練り歩く団体など、さまざまな演出でパレードを盛りあげていました。私たちは中世の三好一族と堺幕府行列に参加し、道明寺一族の方の後ろを歩きました。道明寺一族の方たちは鎧をつけ、本格的な武士の格好をされていました。三好一族と堺幕府行列では、「エイエイオー」と掛け声を合わせ練り歩きました。衣装をまとった団体が大通りを歩くと沿道からは拍手が起きて、私たちパレード参加者と沿道で応援する市民とが一体となっている感じがしました。シンボルロードを30分ほどかけて歩き、無事ゴールしました。そして出演者の方たちと一緒に写真を撮っていただいたり、お話をしたりと交流もすることができました。
 私が大パレードに参加し一番驚いたことは、大パレードの観客の多さ、堺まつりに参加する人の多さです。シンボルロードの両サイドには、カメラで写真を撮る人、手拍子する人、手を振る人がいて、歩いている私たちまで楽しい気持ちになりました。この堺まつりは、堺の人たちにとって一年に一度の大イベントであることが、会場の雰囲気から伝わりました。また、地域の人だけではなく観光客や、外国人の方も多く見られました。外国人の方は、とても興味深く見てくださいました。堺まつりでは、大パレード以外にもステージでの発表や、堺の名物が売っている屋台、堺まつりふとん太鼓など堺市の各場所でイベントが行われており、2日間開催される堺まつりは見どころが満載です。私たちもパレードが終わってから衣装の格好のまま屋台やステージ発表を見学し、一般の方とも写真撮影をしました。
 この堺まつりを通じて、堺市の人だけではなく、このイベントに参加した多くの人と交流することができ、お祭りの楽しさを感じました。堺まつりは歴史があり、多く人から愛されていることも知り、このような大イベントのパレードに参加でき良い体験をさせていただきました。堺まつりのような伝統のあるお祭りをこれからも大切にし、多くの人が参加し続けるお祭りであって欲しいと思います。私たちもぜひまた参加したいです。

堺まつりのボランティアを体験して(2年生 藤岡 怜那)

 清水ゼミ2年生の8人は、10月18日日曜日に堺市で開催された堺まつりにボランティアとして参加させていただきました。1600年という歴史がある堺。その歴史や文化を次世代に伝えるために毎年10月に行われる市内最大のイベントの堺まつりは、昭和49年に第1回目が開催され今年で第42回目になります。
 大パレードでは、堺の歴史を古墳期、中世、近世、近代、現代という五つに分類し各々の時代を表現しています。その中で私たちは中世の三好一族の一員として地域の方やボランティアの方と一緒に大小路筋シンボルロードを歩きました。私は鎧を身に付けることになったのですが、このような機会がないとまず着ることができない素敵な衣装を身にまとい、気持ちが高揚しました。
 パレードでは地域の人や観光客、外国人など、たくさんの人が見ている中で歩くのは少し緊張しましたし、多くのカメラがあったため恥ずかしい気持ちもありました。しかし、歩くうちに緊張もなくなり堂々と三好一族の一員として胸を張って歩くことが出来ました。私たちのことを可愛いと言ってくださる方やたくさんの人たちが手を振ってくれ、とても嬉しくまた楽しい気持ちになりました。パレード参加者は、それぞれの時代の衣装を着て歩くだけでなく踊りも交えてその時代を表現し、さらには火縄銃の発砲もあり、最後には勇壮なふとん太鼓隊などが大小路筋シンボルロードを歩きました。ザビエル公園では「中世の堺に触れ合う」をテーマになんばん市やステージが行われていました。堺の名産品や堺グルメなどがあり、ステージでは和太鼓やダンスなどさまざまな堺の魅力が詰まったイベントがありました。
 実際に参加してみて、地域の人々や多くのボランティアの方々の協力や助けがあるからこそ、毎年市内最大のイベントである堺まつりを開催することが出来るのだと感じました。参加する前は、歴史と文化をテーマにしているため堅苦しいお祭りかと思っていましたが、人生の中で滅多に着る機会がない衣装を着ることでよりお祭りを楽しめ、参加した皆さんの優しさや笑顔で気さくに話しかけてくれる暖かさを感じることが出来ました。皆さんのその優しさと暖かさに私たちの方が元気をもらいました。そして私は地方出身なのでこのようなお祭りは珍しく、大阪には一風変わった素晴らしいお祭りがあることを知ることができました。もっと他県の人にも知っていただき、堺まつりを観覧しに訪れてほしいです。この堺まつりに参加することでとても貴重な体験をさせていただきましたし、今回とは違う衣装を着てまたぜひ参加させていただきたいです。最後になりましたが、お世話になりました堺観光ボランティアガイド協会にお礼を申し上げます。

参考 画像は「堺市堺まつりHP」より引用

  • 堺市堺まつりHP