堺観光コンベンション協会主催の工場夜景ツアー研修会に学生が参加

 南大阪地域大学コンソーシアムが主催する「南大阪の歩き方」発表会に、今年の3月参加したゼミの学生が、堺港を利用した着地型観光「工場夜景による観光客誘致」をテーマに発表を行ないました。発表会に来られた堺観光コンベンション協会の方がその企画案に興味を示され、協会が主催する工場夜景クルーズの研修会に企画を提案した学生2人が参加しました。2人は今後も引き続きこの企画による観光客誘致を研究していく予定です。

※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。

堺市工場夜景観光クルーズ研修会 
4回生 瀬尾拓弥

 堺観光コンベンション協会の村田様からご紹介頂き、堺市漁業協同組合連合会主催で行われた「堺市工場夜景観光クルーズ研修会」に参加させて頂きました。堺市工場夜景クルーズ研修会とは、堺近辺の臨海工業地帯にある工場夜景をクルーズで巡り、実際に体験するという研修会です。日時は5月17日(金)の19時からで、場所は堺出島漁港にて漁船に乗船し、クルーズ研修会がスタートしました。
 私たちがクルーズ研修会に招待したいただいた背景は、2013年3月8日にマイドーム大阪で開催された、南大阪地域大学コンソーシアムが主催する「南大阪の歩き方発表会」で堺臨海地帯の工場夜景ツアーを企画し、村田様が私たちの発表をお聞きになり、興味を持たれて、今回のクルーズ研修会に声をかけてくださったということです。私自身、現場視察で初めて堺臨海工業地帯に訪れた時、工場夜景の綺麗さに思わず感動しました。そして工場夜景について調べていくと、近年海上から工場夜景を巡るツアーが全国で行われていることがわかりました。それなら、堺臨海工業地帯の工場夜景を利用し、新たな観光資源を提案するということで堺の集客を増やせるのではないかと考え、工場夜景ツアーを企画しました。

 今回行われたクルーズ研修会では、出島漁港→シャープ工場横側→広域防災拠点前→大和川→かもめ大橋→南港フェリー横側→南港オズ岸壁→堺西泊地(コスモ石油工場)→堺南泊地(堺港発電所)→堺旧灯台→堺旧港(龍神女神像)→出島漁港というコースを廻りました。
 クルーズ研修会が始まると、海の上の異空間ということで気分が高まりましたが、夕暮れ時で大阪湾に浮かぶ壮大な夕焼けの景色がとても綺麗で、そちらに圧倒されました。また、陽が落ちてからは海面に映る工場などの光が幻想的で、水と光が融合して大変素晴らしい景色でした。このクルーズ研修会全体を通じて、素晴らしい景色を沢山見ることができ、大人はもちろん、子供も楽しめる企画だと感じました。
 今回行われたクルーズ研修会は、私たちが「南大阪の歩き方発表会」で企画した内容を直接五感で体験でき、とても貴重な時間となりました。またクルーズ研修会に参加された方は、ホテル協会の会長様や大手企業の社長様や役員の方々など、普段はお会いすることができない方々ばかりでした。最初は緊張しましたが、相手の方々からお声を頂き、様々なお話をすることができました。今回の機会を設けて下さった村田様を始め、クルーズ研修会に携わった方々、清水先生に大変感謝致します。このクルーズ研修会を体験して、私たち学生も積極的に協力し、意見や提案など発言していきたいです。まだ、課題など色々あると思いますが、改めてこの企画を実現していきたいです。