塩路ゼミ3年生がツーリズムEXPOへ

 国際観光学部 塩路研究室3年生が、10月26日から29日まで開催されたツーリズムEXPOに参加しました。今回は、学生たちがツーリズムEXPOの会場で感じたことや体験したことについて報告をします。

1つの場所で世界を知る
3年生 磯辺 佑介

 私たち塩路ゼミは、2023年10月27日に、インテックス大阪で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2023」というイベントに参加しました。このイベントは、ゼミでは興味のある人が参加するという自由参加型であり、私はイベントのタイトルにまず興味が湧いたため参加しました。
 ツーリズムEXPOジャパンとは、日本観光振興協会と日本旅行業協会が主催する世界最大級の観光イベントとなっています。具体的な内容は、150を超える国や地域や全国、ツーリズム関連企業・団体が出展する展示会、最新の旅行動向について有識者が討議する国際観光フォーラム、国内外のサプライヤーと旅行会社が一堂に会する商談会、需要喚起に貢献した企業・団体・個人や優れた旅行商品を表彰する顕彰事業のジャパン・ツーリズム・アワードの4つの部門で構成されています。
 このイベントの会場は、壮大な広さがあるという印象を受けました。また、その中でも数多くのブースに分かれており、国内だけの展示をしているブースや、中央アジア・アフリカ・北米などの様々な国の展示をしているブース、世界の航空について展示しているブースもありました。私たちは、時間の都合上、全てを見て回ることはできなかったため、国内の展示と、アジア・ヨーロッパのブースだけに絞りました。
 私たちは、初めに国内の展示を見て回りました。そこでは、各都道府県が誇る有名な商品や「ゆるキャラ」が展示されており、自分が訪れたことのない都道府県が誇っている商品やスポットなどの情報を知ることが出来ました。各都道府県別の展示スタッフの方々は全員笑顔で対応していましたが、その中でも特に印象に残っているのは、大阪府の展示でした。その展示では、「コンペイトウ王国」という展示名で、主にコンペイトウを売りにしているそうです。展示のスタッフが、声をかけてくれて、私はコンペイトウの試食をしましたが、それはとても美味で、一緒に来ていた友人はすぐに購入していました。また、そこには「シュガラブちゃん」というゆるキャラがいて、手を振ってくれました。
 続いて、アジア・ヨーロッパのブースへ行きました。ここでは、世界規模で展示がされており、普段行くことが出来ない国々が誇りにしている商品などを学ぶことが出来ました。また、実際に各国の外国人スタッフも来日していました。タイの展示では、特有の踊りや演奏がされ場内がとても明るくなっており、国内ブースとはまた違った雰囲気を感じました。
 ツーリズムEXPOジャパンに参加してみて、次回開催される際には、1日予定を空けて訪れたいと思うほど満喫しました。このイベントの何よりの魅力は、1つの場所で、国内と世界の一部を知ることが出来る点だと考えます。それぞれが展示している情報から、興味を持てば、その国や地域についてさらに深く知りたいと感じることもできます。また、世界の観光を知ることができるということは、国際観光学部の学生として重要な糧になるとも考えました。そして、国際観光学部の学生だけでなく、旅好きの人にとっても、とても楽しめるイベントだと思いました。

旅の祭典に行ってみて
3年生 森田 甫也

 10月26日(木)から10月29 日(日)までの4日間、インテックス大阪にてツーリズムEXPOジャパンが開催されました。4日間のうち、26、27日は業界日、28、29日は一般日と分かれていました。私たち塩路ゼミ生は27日に参加したため、業界関係者の方々で賑わうツーリズムEXPOジャパンで体験したことを報告します。
 ツーリズムEXPOジャパンとは、観光業界に関連する企業や団体が集まり、最新の観光情報や技術、サービスを紹介するイベントのことです。世界70カ国の国と地域・日本全国から1,275の企業・団体が出展しています。一般の人は28、29日に行きますが、今回は招待していただいたため業界日に行くことができました。そのため周りの人はスーツの人が多く、仕事で来ている人が多くいました。中には対談や打ち合わせを見る機会もあれば、ブースでは一般日に備えて予行練習的な形で業界日に出し物をしているところもありました。初めてインテックス大阪を訪れたので、まずその広さに驚きました。6号館までブースがあり、建物ごとに日本の地方や海外、旅行会社や航空会社のブースで賑わっていました。建物間は休憩スペースや屋台などの売店もあったので、程よく回ることができました。フードにも様々な種類があり、海外でしか食べられないもの、全国ご当地どんぶりや関西の美味しい食べ物コーナーなど、たくさん種類があり全て美味しそうでした。
 私は、まず、3号館の「ヨーロッパ」のブースに行きました。スペインとイタリアのブースが最大で、各国の人々がいて様々な言語が飛び交っていました。対談している様子もよく見かけました。最も印象に残っているのは、ターキッシュエアラインズのブースです。飛行機内の座席をそのまま持ってきており、主にビジネスクラスという、私たちではあまり見ることが無い座席をじっくりと見ることができました。
 次に向かったのは4号館の関西エリアです。「コンペイトウ王国」のブースがあり、こんぺいとうを貰えました。また、近くにはマスコットキャラクターがいて写真を撮ることもできました。こんぺいとうを食べたのは久しぶりだったので美味しかったです。近くには京都や奈良、「空庭温泉」のブースがありました。阪南大学がある「松原市」のブースもあり親近感が湧きました。
 今回は招待されてツーリズムEXPOジャパンに参加しましたが、またこのような機会があれば自主的に参加したいと思いました。

日本や世界の観光の魅力
3年生 中西 蓮

 私は10月27日にインテックス大阪で開催されていた「ツーリズムEXPOジャパン」に参加しました。このイベントは同月26日から29日の計4日間開催されていました。総合観光イベントとして観光業界だけでなく、世界各国の事業者などが観光を軸に集結し、国内外及びインバウンドの観光需要を作り、持続可能な地域の発展を促すために行われました。参加する各事業者が、社会的価値を高めていくために、知見共有や議論をする機会、ビジネスの場としての展示商談会、消費者向けの宣伝や広告活動、マーケティングの機会を提供していました。業界関係者から一般の人まで入場出来る世界最大級の旅の祭典でした。
 私が訪れた日はあいにくの天気でしたが、業界関係者の参加者が多く、全体的に賑わっており、各ブースで商談や議論がされており、知的な印象を受けました。私は西ゲートから入場し、最初にアジア、ヨーロッパエリアを訪れました。アジアエリアでは、韓国の観光やグルメ、韓流から韓国アイドルなど、幅広いジャンルの最新観光情報が見られました。ヨーロッパエリアでは、イタリアやスペインの政府観光局が主にブースを出店しており、他国の政府観光局同士で議論をしている様子も見られました。
 次に、私は日本の関西エリアが展開する場所を訪れました。このエリアでは、県や市町村が地域ごとに出店しているブースと株式会社や一般社団法人や協会が出店していました。これらのブースの中で私は大阪府八尾市にある「コンペイトウミュージアム」が出店するブースでコンペイトウを試食しとてもおいしいと感じ、求めやすい価格だったため購入しました。他にも、参加者が楽しめる要素としてアンケートやマーケティングを受けることで、その地域限定の製品や企業が提供しているグッズを貰えるブースがありました。また、IRを促進するブースでは実際にスロットをプレイでき、カジノの雰囲気を楽しめる場所も存在しました。
 最後に訪れたのは、株式会社ビジョンの「グローバルWi-Fi 神社」でした。このブースには旅の安全を祈願して作られた大きな青色の鳥居が設置されており、旅運を無料で占うことが出来るおみくじコーナーが設けられていました。ここで大大吉を引くことが出来れば旅行券5万円を貰えるのですが、私は小吉で衣服の圧縮袋でした。
 このイベントに参加して、私は、世界各地の特産物や航空会社などの観光業界に限らず、私の知らない日本の観光情報も入手することが出来ました。世界最大級だけあり、周ることが出来なかったブースもありますが、コロナ禍があけた観光業界の士気を身を持って感じることができました。観光に関する知識の有無を問わず、楽しんで学べる素敵なイベントだと感じました。

一日で世界を知る
3年生 福山 星汰

 私は、塩路ゼミの男子4人で大阪のコスモスクエア付近にある「インテックス大阪」で、世界最大級の旅の祭典といわれている「ツーリズムEXPOジャパン2023」というイベントに参加しました。このイベントは、ヨーロッパ、アジア、アフリカなどの世界各国の国と地域、北海道、関東地方、九州地方といった日本各県を仮旅行できるというものです。様々な日本の企業、海外の企業が参加しており、その話を聞くことができるイベントです。そこで私は、特に印象に残ったものを紹介したいと考えました。
 まず一つ目は、「株式会社Vision」というグローバルWi-Fi事業・情報通信サービス事業・グランピング・ツーリズム事業を主に展開している企業のブースが印象に残りました。そこでは、おみくじを引き、当たりが出たら景品がもらえるといった簡単な企画をしていて、遊戯感覚で参加できたのですが、思いのほか緊張感のある企画でした。結果は3等が当たり大いにうれしかったです。誰でも楽しむことができるような企画だったので、印象に残りました。
 2つ目は、「コンペイトウ王国」という「大阪糖菓株式会社」が運営しているブースに参加しました。コンペイトウの歴史や作り方、コンペイトウの本を展示していたのですが、料理をよくする自分にとっては役に立つような知識だったので、とても印象に残っています。また、「シュガラブちゃん」というマスコットキャラクターも参加していました。
 最後は、「OKADA MANIRA」という「株式会社ユニバーサルエンターテインメント」が経営しているホテルのブースに参加しました。上記のホテルは、フィリピンの首都マニラに位置し、刺激的なカジノとエンターテイメントを体験できるアジア最大級の統合型リゾート(IR)施設です。イベントでは、スロットを回し、ゾロ目なら景品が獲得できるという、IR施設ならではのブースでした。簡易的に賭け事を体験でき、一緒に行った他のメンバーも楽しんでいたので、参加してよかったと感じました。
 ツーリズムEXPOジャパン2023には、私たちと同じような学生、若年層だけではなく高齢の方や海外の方など様々な方が参加していて、人気のあるイベントだと思いました。旅行会社やホテル、航空会社といった観光関係の企業が多くあり、すべて回ることができませんでしたが、飛行機のシート、カジノといったものに力を入れている企業、伝統舞踊などの無形文化財、伝統工芸などの有形文化財といったものを売りにしている企業など、どんなことに力を入れているのかを知ることができました。また、今回ツーリズムエキスポに参加したことで自分の将来の幅を広げることができました。とても楽しむことができ、それでいて勉強になりました。