塩路ゼミ2年生が「みんぱく」見学

2019年11月3日(土)に国際観光学部 塩路研究室2年生が吹田市千里万博記念公園に行き、国立民族学博物館(みんぱく)を見学しました。世界の民族文化をエリアごとに常設展示している同博物館内を自分の関心のある世界の地域でグループに分かれて調査学習しました。2年生の基礎演習(ゼミ)では、この見学をきっかけにして、世界の多様性を学び、視野を広げてもらうことを目的に、その後、グループごとのパワーポイントによる発表も行いました。今回は、学生たちが「みんぱく」を見学して感じたことや考えたことを報告します。

万博記念公園で見た「文化」と「秋」
2年生 松井 春香

 塩路ゼミでは、11月3日に吹田市にある国立民族学博物館を訪れました。ここには、世界の様々な文化を紹介した展示や、音楽や語学の展示があります。今回は一通り館内を回った後、自分が興味のある地域を重点的に研究しました。私は「東南アジアの1日」というテーマに惹かれて東南アジア地域を選択しました。展示を通して感じた事、考えた事を報告します。
 東南アジアのエリアで展示されていたものは、全体的に派手な色や装飾のものが多かったように感じます。仮面1つとっても、原色をべたりと塗ったような色味で、異国のセンスを感じざるを得ませんでした。特に仮面舞踊劇「ザット・ジー」で使われた仮面は、顔の色が緑色である上に、金色の被り物を被らせていたので一際目立っていました。
 奥に足を進めると、「ベチャ」と呼ばれる人力三輪車の展示がありました。これを見つけた際、私はタイ旅行で乗った「トゥクトゥク」という乗り物を思い出しました。トゥクトゥクは車とバイクの中間の様な乗り物で、タイではタクシーと同じように頻繁に利用されています。この2つが似ていたので調べてみると、ベチャに代わる形で普及したものがトゥクトゥクであるということが分かりました。日本でも現在、人力車が日常的に使われる事はなく、車が普及し利用されています。それと同じようにどの地域でも、より便利な生活を求めて変化し発展しているのだと思いました。
 また人力車と一括りにしても、ベチャと日本のものを比較すると少し違いがあります。例えば、ベチャは一般的に前側に客を乗せて、後ろ側で自転車を漕ぎ、進みます。それに対して日本の人力車は、客を後ろ側に乗せて、前側から引っ張って移動します。少しの違いではありますが、日本の人力車しか知らなかった私にとっては、面白い発見でした。他にもはじめに述べたように、派手さという点でも違いがあります。ベチャは装飾が施されており派手ですが、日本の人力車は至ってシンプルです。ベチャが京都で走っているのはとても想像出来ません。同じ用途の乗り物でも、地域の歴史や生活様式に合わせて少しずつ違いが出てきます。これは人力車に限ったことではありません。だから他地域の文化を勉強する際には、注意して確認していきたい点であると感じました。
 私が最も印象に残っているのが、最後に見た寺院のコーナーです。内装は寺院とは思えない煌びやかさでした。展示されているのは一部分だけだったのですが、それでも迫力を感じました。東南アジア大陸部の上座部仏教が盛んな国々では、たいていの村に寺院があります。僧が修行生活を送る場所であるとともに、一般人が儀礼に参加し、寄付や布施によって功徳を積む場所でもあるのです。現在でも学校、病院、集会所など様々な役割を果たしており、人々の生活と密接に関わっていることが分かりました。恐らく人々にとって、第二の家といっても過言ではない程、大切な場所なのではないでしょうか。
 「東南アジアの1日」というテーマのように、東南アジアの人々がどこで、どんな芸能や娯楽を楽しみに仕事をしていたのか、彼らの1日の生活について展示品を通して理解を深めました。また、実際に行ったことのある国や、日本と比較して違った視点から見ることが出来たのも、同じアジア圏内だからこその楽しみ方であったように感じます。
 東南アジアからは離れますが、言語の展示も面白かったです。ここでは、様々な国の言葉で「はらぺこあおむし」の本が置かれていました。もちろん本を開いても、外国語なので私にはなにも読めません。しかし本を開いたのが、その言語を母国語とする人だったとすれば、読んですぐに理解することが出来るでしょう。それはとても不思議で、考えれば考える程、言語の奥深さを感じました。それと同時に、使う言葉は違っても、同じ方法で世界中の人が文学を楽しんでいることを改めて実感し、感動しました。
 私は初めて国立民族学博物館を訪れましたが、見るべきものが沢山あり、体験が出来る展示もあるので飽きることがなかったです。1周回るだけで本当に世界を旅しているような気分でした。再度訪れる機会があれば、他の地域についてもより詳しく調べたいです。
 また国立民族学博物館の後に、万博記念公園内を散策しました。太陽の塔があること以外なにも知らなかったのですが、とても広く、自然を感じるのに最適な素晴らしい場所で驚きました。木々が出す空気がひんやりとしていて、秋を肌で感じることが出来ました。更に歩いていくと、花の丘というエリアでコスモスや薔薇がとても綺麗に咲いていました。花の名前も看板に書かれていたので、学びながら季節の花を楽しむことが出来ます。写真スポットもあり、ゼミの仲間と写真も撮りました。実際に歩いてみて、万博記念公園はゼミのテーマであるフットパスに最適だと感じました。今回は、少し天気が悪かったのと、時間の関係で足湯が出来なかったので、また絶対に訪れたいです。

古代から現代に受け継がれる中国文化
2年生 大江 望友

 今回私たちは、万博記念公園にある国立民族学博物館を訪れました。本報告では、実際に訪れて得た情報を参考に、私が担当した中国地域の文化を中心に紹介します。
 中国地域では、広大な面積と高低差のある地形が生み出す多様な自然環境のもと、様々な民族や文化が存在します。地域は、23省・5自治区・4直轄市・2特別行政区に分けられ、計34の一級行政区で成り立っています。55の少数民族と人口の90%以上を占める漢族が、平野部を中心に全国に移住しており、台湾には漢族のほか先住のオーストロネシア系民族が移住しています。また、世界各国にも中国を故郷と知る華僑・華人が暮らしており、その数は4000万人に上ります。
 博物館でまず私が興味を惹かれたのは、婚礼です。博物館には、婚礼衣装や小道具、花嫁の輿が展示されていました。全体的に赤で統一されており、赤は縁起の良い色を表しているようでした。被り物や小道具もとてもきらびやかでした。また輿は、12世紀の南宋時代より、花嫁を迎えるために欠かせない乗り物として使用され始め、笠谷岳田に先導されながら、嫁いる道具を入れた箱等が行列を連ねます。当時は、この行列の長さが花嫁の実家の富と地位の象徴でした。またこの伝統的な結婚式は、現在、北京・上海・武漢・南京・瀋陽・宿州などで復活してきているそうです。
 次に調味を惹かれたのは、人口1690万人と中国最大の人口を有する少数民族チワン族の伝統的な高床式住居です。家の内部は木材が使用されており、縦方向の柱を貫で結合した「穿闘式」構造で、安定的な耐震建築とされています。また最も注目すべきは、チワン族の資源の循環です。2階には人が住み、1階ではブタやニワトリなどの家畜を飼養していました。調理には、コンロや囲炉裏が使用され、人が食べ残したものやトウモロコシを煮たものは家畜の餌にします。また人や家畜の排出物からメタンガスを発生させて、そのカスでランプをつけたりコンロに人ともしたりするほか、家庭菜園の肥料にも使用します。無駄なものが無い為、環境にやさしい暮らしです。これは現代の私たちが最も見習うべき点だと思いました。実際に住居を再現した展示物は、2階建てではなかったものの、現物と同じ間取りで再現されており、中に入るとお茶の間や子供部屋があるほか、テレビやテーブル、子供服や穀物入れ、湯飲み等に至るまで冠山再現されており、本当に実際のチワン族の家にお邪魔した気分でした。
 世界中一つ一つの地域の内容が詳しく展示してあり、新しく学ぶ知識が多かったため、館内を回りきるのに3時間弱かかりましたが、あっという間の時間でした。国立民族学博物館へは初めて訪れましたが、歴史的内容から現在のことまで様々な時代の出来事が取り入れられていました。そのため、観光を学ぶものとして、その地域を語るうえで理解しておくべき内容や訪れる際に知っておくとよりその国を深く楽しむことができる内容を学ぶことができ、とても良い経験になりました。

アメリカの知識を得られる場所
2年生 小原 明日香

 私たちは11月3日に大阪府吹田市にある、「国立民族学博物館」に行ってきました。同博物館にはアジアやヨーロッパ、アフリカなどの国や地域の展示、さらに言語や音楽の展示など、合わせて14から16のエリアがありました。各エリアにはその国の歴史や文化を感じることができるものや、先住民の衣装、独自の食べ物の展示がありました。最初に私たちはすべてのエリアを世界一周と題してゼミ生みんなでまわり、レポートやパワーポイントなどでの発表の参考にしました。そして私たちは、あらかじめ誰がどのエリアを担当するか決めていたので、次にそのエリアを主に調査することとなりました。私たちはアメリカ大陸エリア担当でした。
 次に、アメリカ大陸エリアの展示について紹介していきたいと思います。最も印象に残っているのは食べ物の展示です。アメリカ大陸エリアでは、トウモロコシやカカオ、ジャガイモなどが展示されていました。今私たちの身近にある食べ物は元々アメリカ大陸から海を渡って来たものだと考えると世界は狭いと思いました。それと同時に世界はこんなにも広いのに食べ物が海を渡って日本に来ることは凄いことなのだと感じました。そのなかでトウモロコシは中米で栽培されており、食品だけではなく、酒の原料やバイオ燃料としても使われることから、二酸化炭素の減少や地球温暖化の抑制など今後の活用に期待したいです。次にカカオの展示を見ました。アメリカ大陸エリアにカカオがあることが不思議でした。カカオはアフリカ大陸のイメージが強かったのですが、アメリカ大陸にもあることから、プランテーションがアメリカ大陸にもあり、そこが昔、植民地だったことが分かりました。
 2つ目に紹介したいのは、民族衣装です。アメリカ大陸エリアの民族衣装の第一印象は暖色系の衣服が多いということでした。私は特にブラジルのカーニバルの衣装が印象に残っています。初めて近くでカーニバルの衣装を見ましたが、とても派手で重そうだと感じました。これを着て踊るのならばどれだけの体力と気力が必要なのかと考えました。他には、イヌイットや高地の人々の衣服などがありました。イヌイットは寒さをしのげるように毛皮の分厚い服だったり、高地の人々は赤を基調としたポップな服で村ごとに異なる服だったりと、同じアメリカ大陸でも地域や住むところによって服装が変わることは面白いと感じました。
 最後に、国立民族学博物館を訪れてみて、多くを学ぶことができ、様々な知識を蓄えられる場所だと思いました。知っていたようで知らなかった植民地のことや食文化などが細かく伝わってきました。国立民族学博物館は、新たに学べる場所であり、知識を改める場所でもあり、そのための多くの資料がある場所です。ここで学べたことを嬉しく思い、次回は今回行けなかった特別展やまだ詳しく見ていない展示エリアにも行ってみたいです。

みんぱくを楽しむ
2年生 小野田 伊吹

 11月3日(日)、塩路ゼミの2年生で吹田市にある国立民族学博物館を訪れました。国立民族学博物館は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設されました。「みんぱく」の愛称で親しまれ、約345,000点もの資料を保有する世界最大の民族学博物館です。私は博物館の授業で、国立民族学博物館はとてもおもしろい博物館だと聞いていて、興味があったのでとても楽しみにしていました。国立民族学博物館の常設展示はヨーロッパやアフリカなど地域ごとで分けられており、ゼミでは地域ごとに分かれて研究・発表を行うことになっていました。私はアメリカ地域を担当することになり、アメリカ展示を中心に博物館見学を行うことにしました。
 博物館の外観は普通の博物館という感じでしたが、中に入ると天井からこの博物館に所蔵されている展示物の写真の垂れ幕がかかっていました。膝をつき、手を合わせて謝っているように見える鳥の写真などユニークなものがいくつかあり、これはなんだろう?という疑問がわいてきて、早く展示室に入って真相を知りたいという気持ちにさせられました。世界最大の博物館というだけあって展示室はとても広く、すべて周った後はかなり疲れていましたが、展示物が本当にユニークでおもしろいので見学している間は疲れを感じないほど楽しかったです。しかし、1つ1つじっくり見ているとかなりの時間がかかってしまうので、事前にホームページや過去に訪れた人がブログやSNSで公開している写真などを見て、おもしろいと思った作品を目当てに見に行くというスタイルもいいと思います。私も事前に調べていく中で実際に見てみたいと思う作品があったのですが、残念ながら特別展示室に移動してしまっていたらしく、見ることができませんでした。
 資料自体も独特なものが多いのですが、展示方法も見る人をワクワクさせるような仕掛けがありました。例えば、オセアニアの『パータカ』という家の形をした倉庫の展示があったのですが、中を覗くと写真や道具が展示されていました。外からでは中から微かに漏れる光しか見えず、何が入っているのだろうと見る人の好奇心を煽る仕組みになっています。またラクダの模型の前を通ると鳴き声が流れたり、窓の外に巨像が展示されていたりと長時間見学しても飽きさせない工夫が施されていました。私が最も面白いと思ったのは、アジア地域の展示室にあった、家屋が再現されたジオラマです。洗濯物などが細かく再現されており十分素晴らしい展示だったのですが、照らして見てみようという文字と共に小さな懐中電灯が添えられており、家の中までライトで照らして見ることができるという展示だったのです。たしかにライトを使うことでより細かいところまではっきり見ることができました。足を運んでくれた人に細部まで伝えたいという博物館の思いが感じられました。
 博物館は資料を劣化から守るためにあえて館内を薄暗くしています。特に民族学の資料は仮面など変わったものが多いので、照明も相まってより不気味に感じてしまうかもしれません。しかし、どの資料も興味深く、不思議な意味や歴史を持っています。博物館はそれをどのように訪れた人に伝えるのか、また私たちも博物館がなぜこの資料をこのように展示しているのか、ということを考えながら見学すると博物館という場所をより楽しむことができるのではないでしょうか。

1日で世界旅行ができる「みんぱく」
2年生 土居 奈菜乃

 吹田にある国立民族学博物館にフィールドワークに行きました。国立民族学博物館に行くのは小学生ぶりでしたが、現地に到着するまで小学生の頃に訪れた記憶を忘れていました。今回は、国立民族学博物館で見て感じたことを報告します。
 まず、Aブロックに入ってすぐのオセアニアエリアでとても印象に残ったことがあります。それは、伝統的航海術です。パネルだけでなく映像でも解説されていました。映像では、サタワル島からラモトレク島へ移動する家族の話が例として紹介されていました。昔は現在みたいなレーダーが船に付いている訳ではありません。北極星と南十字座を中心としたスターコンパスと目に見えないエタック島を想像し、星とエタック島の位置関係によってどこに船があるかを判断します。また目的の島に近づいたと判断できるのは、島にうねりがぶつかってできる反射波や鳥がどこから飛んでくるかなど数少ない情報源です。無事に目的地へ到着するために、船を直線で進めるのではなく、風向きによって進む方向を変更しジグザグに進みます。私はこの映像やパネルを見て、よく言われる「昔の人は凄い」ということを改めて実感しました。スターコンパスや反射波、ジグザグに航路を変更することができる「真の航海士」になるには20歳ぐらいに知識を伝承してもらってから30年以上かかるそうです。30年以上の経験を積み上げてもプロにはなれない事実に大変驚きました。
 オセアニアエリアの後、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアへと進みました。ヨーロッパエリアには美味しそうなパンの複製が展示されていたり、カラフルで可愛いイースターエッグが展示されていました。イースターはキリスト教の祝日であり、春の祭りでもあります。国によって描かれている模様が花やドット絵のような絵柄で、同じイースターエッグでも国の違いがわかりました。また、アフリカエリアの中に展示されていたカフェテリアで写真を撮ったり、その他のエリアでも詳しく展示品を見ていたので、すべてを回りきるのに閉館ぎりぎりまでかかってしまいました。
 私が主に調べた中国エリアは見学する順番が最後の方でしたが、各民族の衣装、チワン族の高床式住居の再現、農具などその地域に住んでいる人々の生活が想像できて楽しく見学し、調べることができました。漢民族の花嫁行列で使用される輿は、華やかな輿を意味する「花轎」と言われ、花婿が花嫁を迎えに行く際に使用されます。輿の上には、いろいろな人形が飾ってあり、とても作り込まれていて見応えがありました。
 今回のフィールドワークでは小学生の時にはわからなかった異国の文化を楽しく、かつ詳しく学ぶことができました。博物館はハードルが高くて、あまり訪れる機会がありませんでしたが、これからは気軽に訪れてみようと思いました。

様々な国の様々な文化
2年性 松川 拓真

 私たち塩路ゼミ2年生は、11月3日に吹田市の万博記念公園内にある国立民族学博物館に行きました。万博記念公園の中は休日だったこともあり、バザーなどのイベントもあったため、ファミリー層を中心にたくさんの人で賑わっていました。
 国立民族学博物館は、世界各国の民族文化を学ぶことができる施設です。そこでは、今まで見たことのなかった世界観を感じることができました。国立民族学博物館内の展示物の中で、その当時の生活感が感じられる住居の構造や内装がとても印象に残っています。東アジア・朝鮮半島の文化展示コーナーで展示されていたチワン族の高床式住居や中央・北アジア展示コーナーに展示されている「ゲル」、東アジア・アイヌの文化展示コーナーに展示されている当時のアイヌ民族の住居、東アジア・日本の文化展示コーナーに展示されている秋山郷の民家など、建物に使われている素材や家具・道具のデザイン、人が着ていた衣服などから、その当時の生活を感じることができました。そして、それらの住居には実際に中に入ることもでき、住居の細かいところまでしっかりと見ることができました。これらの住居の中で最も印象に残っているのは、中央・北アジア展示の展示物である「ゲル」です。「ゲル」は円柱の形の天井が低い建物で、中の家具やベッドの置き方が回りを囲うように配置されていました。家具は鮮やかな柄の布を被せていたりして、まるでサーカスの会場を小さくしたような印象を持ち、興味を惹かれました。他にも、東アジア・朝鮮半島の文化展示のコーナーでは酒幕という旅人が飲食や宿泊する施設の展示物がありましたが、今回は実際に入って見ることができず、離れて見ることしかできなかったのが少し残念でした。また機会があれば行きたいと思います。
 展示を見て回った後、ビデオで世界各国の民族文化を学ぶことができる場所があり、そこでヨーロッパに関するビデオを見ました。そのビデオで出てくる食事のシーンや人が着ている服、建物など、時間の関係で全てのビデオを見ることはできませんでしたが、興味深いものばかりでした。視聴できるビデオの種類も多く、展示物を見て回った後、疲れて休憩する場所としても最適なところでした。
 今回、国立民族学博物館で世界各国の民族文化を学ぶことができました。世界の異なる文化の住居、衣服、食事などはその場所の大きな魅力であり、これらは観光の資源としての可能性を秘めていると改めて思いました。

ヨーロッパ地域の魅力
2年生 大谷 純香

 私たちは、11月3日(日曜日)吹田市の万博公園内にある国立民族学博物館の展示を見学してきました。まず、みんなで展示の世界一周をして、その後に事前に決めた地域ごとのグループに分かれました。私は、ヨーロッパ地域について調べました。ヨーロッパと言えば、パンのイメージしかなく、どんな種類があるのか全然知りませんでした。見学していると、沢山のパンの種類を見つけました。例えば、フィンランド産であるレイカレイバ(穴あきパン)やカルヤランピーラッカ(小麦パン)などが展示されていました。レイカレイバは、ライ麦パンで酸味が強く乾燥して固いため保存にきくパンでかつては家にわたした横棒に通して何週間も保存し一般のイーストではなく家庭に伝わる特別のパン機で乳酸発酵させるパンです。一方、カルヤランピーラッカは主にフィンランドで作られており薄いライ麦粉の生地で、米かオート麦またはマッシュポテトをくるみ、オープンで焼いて作られています。この地域では、ゆで卵を混ぜたバターをぬって食べる人が多いようです。これらの展示からヨーロッパ地域の知らない食文化を学ぶことができました。
 そしてその先を歩いてみると、ヨーロッパの宗教や信仰の展示がされていました。そこで、私は初めて知ったことがありました。それは、村で暮らす人々の服装についてです。村人の生活は、村の教会と深く結びついていて、日曜日は救世主イエスを思い起こし、その聖体を拝領する聖なる日です。そのため、伝統的な衣装でも晴れ着で身を飾るという伝統やその衣装にも驚きました。日本と違って、ヨーロッパ地域は、宗教的伝統を大事にし、衣装にもこだわっているところが素晴らしいと思いました。
 ヨーロッパ地域の展示を見学していて最も興味をもったのが、「陽気な墓」です。亡き村人の生前の姿をユーモアとともに絵と物語で描き出した陽気な墓に興味を持ちました。一人ひとりの個性に応じた内容となっていて、ルーマニアのサブンツァ村の墓地では、この陽気な墓が林立しているようです。私は、それを見た瞬間驚きました。日本は、カラフルな墓ではなく暗い感じの墓が多いですが、そのルーマニアの墓は、暗いイメージが吹き飛ぶぐらい青が基調に多くの彩りがありました。また、花模様が入っていたので故人の人柄をすぐに理解することができ、それを考えた人は素晴らしいと思いました。 
 私は、万博公園に何回も行ったことがあるのですが、国立民族学博物館には行ったことがなく今回初めて行きました。最初の印象は、小さな博物館ですぐに見学が終わると思っていました。しかし、そんなこともなくて入ってみると地域エリアが多くあり、知らない国の文化や歴史を学ぶことができ長時間見学することができました。これをきっかけにヨーロッパ地域にとても興味を持ちました。まだ、ヨーロッパの文化学や社会学など知らないことがあると思うのでそれについて学べようと思いました。

民族とは一体何なのか
2年生 藤井 亮輔

 今回のゼミ活動では、吹田市にある国立民族学博物館へ行ってきました。初めて訪れましたが、あらゆる地域の民族がどのようにして暮らしてきたかなど事細かく展示してあり、とても面白かったです。民族と聞くと、独自の文化、芸術、宗教をもっており独特な進化を遂げているイメージでしたが、まさに思ったとおりで国によって違い、さらに国の内部でもそれぞれ特有の民族があるとわかりました。その一つ一つの民族がどのようにして、今まで暮らしてきたのか、どのようにして独自の文化を築いてきたのか、今回私は特に興味をもった、東南アジアについて調べてきました。
 東南アジアは、海に浮かぶ島国が多いため、昔から漁業が盛んでした。その方法は、現代のような釣りのスタイルではなく、網を利用した方法が多かったようです。その理由として、東南アジアは水田や河川が多く、淡水魚がたくさんいるからです。淡水魚は比較的小さいので、魚伏せ籠や四つ手籠などを用いて、ナマズ、ドジョウ、鯉などを捕獲していました。また、魚を発酵させてつくる魚醤は、東南アジアの人々の重要な蛋白源だそうです。  
 次に、東南アジアの伝統芸能を見ていくと、東南アジアでは、仮面や人形を用いた芸能が盛んで、さまざまな行事や儀礼にともない使用されます。そのときには、仏教説話やかつて栄えた王国を舞台にした物語、インドから伝わった叙事詩ラーマーヤナをはじめ、多様な物語が演じられます。実際にその仮面や人形を見てみましたが、少し不気味で決してかわいいやかっこいいとは思えないものでした。特に興味をもった面はインドネシアのバリ島の民族が仮面舞踏劇トペン・パジェガンで使用している面です。これはガムラン音楽を伴奏に、ジャワ島やバリ島を舞台にした歴史物語です。一人あるいは複数の役者が、順番に仮面を付け替え、それぞれの役柄を演じてくという演技で、面がどれも特徴的なのが印象的でした。
 今回国立民族学博物館に行って、国や地域でそれぞれ違う民族が現在も存在しているというのは、先祖から伝わる宗教や神が今を生きている僕たちにしっかりと受け継がれている証だということを感じました。また、個人的な考察として、日本という国は島国で、遣唐使を用いて仏教が伝わりましたが、もし遣唐使などの海外との交流を一切しなかったら、日本独自の神道が誕生していたのではないかとも思いました。しかし、現代の日本でも着物や浴衣、下駄など独自の文化があるので、外国から見たら日本は異なる1つの民族なのではないかと思いました。

南アジアから日本について感じたこと
2年生 立野 愛

 今回、私は、みんぱくの展示で南アジアについて調べることになりました。南アジアは日本からとても近いイメージがありましたが、調べると意外と遠かったので驚きました。南アジアは、アジア南部の地域でインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラディッシュ、ブータン、モルディブの各国を含む地域が対象でした。私にとってインドはとても人口が多い印象をもっていました。また、バングラデシュは内戦が多いなど、あまり良い印象ではなかったです。スリランカやネパールは日本とは異なる地で、国旗が華やかなので華やかなイメージが強かったです。自分の中でそのような各地の印象を持ちつつ南アジアのエリアを観察しました。
 南アジアの展示エリアに入った時、最初に受けた印象は「華やかさ」でした。目に留まったものは祭礼用人形飾り、鮮やかな色をした織物など何から何までとても多色でした。また、南アジアは宗教文化がとても強い地域だなと感じました。バラモン教からヒンドゥー教へと移り変わる地域、仏教発祥の地インド、ネパールの大乗仏教、ブータンのチベット仏教など信仰する宗教がとても多かったのが印象的でした。
 また、宗教を重んじる南アジアでは「食」がつなぐものを大事にしていました。食は人と人をつなぐと同時に、人と神をもつなぐ役目を果たしていることを知りました。人々は神にささげた食べ物を「お下がり」として分かち合い、カーストなど集団のまとまりを大切に維持してきたそうです。しかし、その反面、そこでは共に食べることが出来ない人が生み出され、よそ者として排除され、食が人と人を分離させる側面もあることを知りました。食は人と人、人と神をつなぐことは、昔から宗教が大事され、現代でも宗教を大事にしていることを示していると思いました。また、宗教を大事にしている点は日本と似ているなと感じました。日本でも仏壇に何かお供えものをする習慣があることは、仏教を大切にしているからなのだと思います。
 商業の面では、南アジアでは人や自動車がとても多く混雑しているイメージでしたが、人や自動車だけでなく、いろいろな家畜や動物であふれかえっていることを知りました。それに加え、ストリートでは屋台や荷物を引く商人や職人の生業の場であり、大小さまざまな祭りの舞台ともなることを知りました。数多くの村や街,街と街とをつなぎ、多様な人種、生き物、モノが行きかうストリートは、様々な価値観がぶつかり合って、互いに共存し合いながら発展していることを知りました。
 今回、南アジア地域の展示を観察してみて、まず感じたことは、私が抱いていた南アジアの印象とは異なっていたという事です。信仰する宗教を重んじ過去も現在も大切にして神と共存し合っていること、商業や産業が発展していく中でも多種多様な人種、家畜、動物とも共存し、互いを尊重して生きていること、これらの点は、どこの国でも大切なことだと学ぶことが出来ました。

南アジアの染織文化と婚礼行事
2年生 武本 咲

 11月3日に万博記念公園にある国立民族学博物館に行きました。3連休の真ん中ということもあり、小さい子供たちが親と一緒に公園内で遊んでいました。天気がとても良くいい気温だったので、とても気持ちよかったです。民族学博物館は文化の違う地域ごとに分かれていて、アフリカやヨーロッパなどの展示がありました。私はインドやネパールなどの赤道に近いアジアの国々ではどのような生活をしているのかに興味を持ったので、南アジアを調べることにしました。
 南アジア地域は、北部の山岳地域から西はアラビア海岸に至る様々な自然環境のもと、様々な宗教や文化、生活様式をもつ人々が共存しあう知恵を育んできました。経済発展が著しい時代においても、その知恵は保たれています。南アジアは宗教文化や工業の多様性、都市を中心とした活気あふれる文化やグローバル化の中で 花開いた染織文化が展示されていました。その中で私が興味を持ったものを紹介します。
 初めに興味を持ったものは染織の伝統文化です。南アジアの刺繍、染め、織り、などの染織文化は多様な自然環境から生まれる繊維素材や染材などに支えられてきました。染物は宮廷や貴族の為に作っていた職人によって洗練されてきた緻密な染織技術手作業で行われていました。手作業の刺繍や染織は村集落の女性によって継承されていき、衣装の再利用や昔では貴重だった布や糸を無駄なく活用するための知恵や工夫がありました。儀式の為に女性用のスカートなどが作られました。
 次に興味を持ったものは、結婚のための行事です。南アジアの婚礼は様々な社会関係を生み出し、また確かめる機会でもあり盛大に祝われます。そのため消費文化などその時代の流行も敏感に取り入れられます。食事もまた人と人、人と神とをつなぐ大切な機会とされ、社会の変化を映しだすことで、時代の変化とともに変わっていくのが南アジアの婚礼行事だと分かりました。
 私は、南アジアは染織文化で成り立った地域だと思いました。いろいろな柄の布や糸での縫い方があり、用途に分け使われていました。もっと南アジアの生活の事を調べてみたいと展示を見て思いました。国立民族学博物館に一歩入ってみると、自分の世界観が変わっていました。それぞれの地域ごとの生活用品や伝統衣装がたくさん展示されていました。自分で勉強するための本を読むことができるスペースやビデオ学習などができる場所もあって、世界各地の歴史や文化について多くを学ぶことができました。

万博記念公園 ~アフリカと公園の旅~
2年生 小林 瑞祈

 11月3日に塩路ゼミの2回生によるフィールドワークを行いました。日曜日だけあって万博記念公園の駅から人であふれかえっていました。私は自転車で来る事ができる距離に住んでいるのでエキスポシティにはよく映画を見たり買い物に来たりするのですが、あの人の多さは見たことが無く、幸先の悪いスタートだと感じました。その予想も的中して公園の入り口はまるでディズニーランドやUSJにも劣らない並び具合で人混みが苦手な私には地獄のような時間でした。しかし、塩路先生が事前にチケットを持ってくださっており、スムーズに入れた時はまるでディズニーランドのアトラクションのファストパスを使ったかのような優越感に浸ることができました。
 エキスポシティにはよく行くのですが、公園内に入るのは小学校以来でほとんど覚えていなかったので、まるで初めて来たかのようにわくわくしていました。その日は公園内でフリーマーケットのイベントをやっていたので、いつもより格段に人が多い理由がわかりました。昼の時間はみんなで芝生の上で食べました。
 国立民族学博物館では、私はアフリカ展示を担当しました。国立民族学博物館は世界各地の民族や文化や生活の展示を行っており、海外に行かなくても行った気持ちになることが出来ます。アフリカコーナーでは主に民族衣装の展示やアフリカの暮らしについての展示が多かったです。私は、アフリカの展示を周ってみてアフリカは日本に比べてあまり裕福ではないけれど、ニャウと呼ばれる死者に扮して踊り死者を弔う伝統に興味を惹かれました。その他にも、アフリカの人々の生活や、アフリカ大陸にどのように国家が形成されていたか、ザンビアの人々の仕事事情など展示されていて、アフリカのことをもっと知りたくなりました。
 国立民族学博物館の後は、みんなで万博公園内を散策しました。園内はとても広くて目的地まで行くのにも一苦労でした。でもコスモス畑に行く途中で冒険心をくすぐられるような自然が広がる森の空中観察路や公園内を見渡せる展望タワーなど、大人でも楽しめるポイントがたくさんあったので歩いていても苦にならなかったです。コスモス畑はとても綺麗だと思いましたが、私はあまり花には興味がないので長時間いるのは難しかったです。
 国立民族学博物館でのフィールドワークを行い、私の全く知らなかったアフリカの文化や歴史を知ることができました。アフリカは貧困問題や内戦が続いている国もあり、あまり治安の良くないイメージがありました。私はそのような悪いイメージにとらわれすぎていたのですが、アフリカ展示を調査することでアフリカにはンゴロンゴロ自然保護区のような大自然と動物が共存する場所や、日本とさほど変わらない大都市など様々な世界遺産や発展都市があり観光地としてこれからの可能性が大きいと思いました。

「みんぱく」で世界の文化を知って
2年生 佐藤 いつき

 私たちは、11月3日に大阪の万博記念公園の中にある国立民族学博物館(みんぱく)にフィールドワークに行きました。11時に万博記念公園駅に集合しました。3連休の中日でフリーマーケットのようなイベントが開催されていて、とても混雑していました。万博記念公園に着いて、まず芝生のあるところでピクニックをしました。天気も気候も良かったので気持ちよく昼ご飯を食べることができました。
 その後に「みんぱく」に行きました。みんぱくHPによると、「みんぱく」は文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1947年に建設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館し2017年に開館40年を迎え、2024年には開館50年を迎える施設です。みんぱくの研究者たちは、それぞれ世界各地でフィールドワークに従事し、人類文化の多様性、そして地球規模での社会の動態について調査研究を続けています。
 「みんぱく」がこれまでに収集してきた標本資料、モノの資料は、現在、約34万5千点を数えます。「みんぱく」にはたくさんの地域のものが展示されており、地域展示では、世界をオセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、それに日本を含むアジア各地方に分け、オセアニアを出発して東回りに世界を1周し、最後に日本にたどりつく構成をとっています。世界の地域は12つに分れています。
 私たちは今回各自が興味のある地域を事前に決めてその地域を詳しく見てきました。私はヨーロッパの展示を見に行きました。たくさんの展示を見ましたが、私は特に、食文化、陽気な墓、EUのユーロに興味を持ちました。ヨーロッパの食文化は日本とは違い、パンが主食です。そのため、ヨーロッパの農業は麦作が軸です。麦作の他にも放畜も行われています。パンの形状や食べ方の違いからヨーロッパの多様性がわかります。陽気な墓は、亡き村人の生前の姿をユーモアとともに絵と物語で描き出した墓です。日本にはこのような墓はないのでとても興味を持ちました。EUの貨幣であるユーロはすべて同じ硬貨だと思っていたのですが、裏面は各国共通の柄で、表面は国ごとに少しずつ柄が違うことを初めて知ってとても興味を持ちました。
 みんぱくを見学したあとは、公園内のバラ園とコスモスの丘に行きました。私は花が大好きなのでとても楽しかったです。今回のフィールドワークでたくさんの世界の歴史と文化を学ぶことが出来ました。私たちは国際観光学部なのでこれから観光を学ぶ上で、世界のことを学ぶことはとても大切なことなので、この機会にみんぱくに行くことができてとても勉強になりました。

民族の歴史と文化 2年生 森田 竜也

 私たち塩路ゼミは、今回万博記念公園にある国立民族学博物館という場所でフィールドワークを行いました。
 まず私たちは民族学博物館へ行く前に万博公園の芝生で昼食を食べました。公園でみんなと食べるご飯は遠足をしている気分でとても懐かしい気持ちになりました。昼食を食べ終え、私たちは国立民族学博物館へ向かいました。同館の1階にはみんなが目を引くような大きなオルゴールがあり楽譜も置いてあって実際に演奏もでき、ハンドルを回すと音楽が流れます。
 次に2階に上がると探求広場やビデオテークなどの展示に関連した資料や映像を見ることができます。展示は地域展示と通文化展示に分かれていて、地域文化はオセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、日本を含むアジアの各地域があり、オセアニアから東回りに世界を一周できるようになっています。通文化展示は地域、民族に分けての紹介ではなく、音楽や言語などの世界の文化を通して見ることができます。
 私は、アイヌの文化について調べてきました。最初に目に入るのがアイヌの伝統的家屋を再現した「チセ」と呼ばれるものでした。本物のチセを見たことはないのですが、細かい部分まで再現されているものでした。これはアイヌの文化公開に合わせて萱野茂さんを中心に北海道の二風谷の人たちで作られました。次に衣服の文化が展示されていました。基本的に衣類は動物の皮や植物繊維で作られていて、季節や目的に応じて様々なものがありました。他にも当時、交易などで手に入れた布や糸を用いた華やかな晴れ着やガラスや金属製の装飾品もありました。中でも目を引かれたのがアイヌ刺繍でした。このアイヌ刺繍の文様には魔除けの呪力があると信じられているそうで、確かに独特な文様をしていいます。そして最後に食文化の展示がありました。アイヌの人々は身近な山野や海川から食物を得るほか、農耕も行われ、山菜やヒエなどの雑穀、サケをはじめとする魚、鹿肉を食べていたそうで、いかにも自給自足という感じの食文化だなと思いました。この衣食住以外の文化もあり、アイヌの人々はすべてのものに魂が宿ると信じており、動物、山、川、海、太陽、天候や病気、さらには人の手で作られたものにまで魂が宿ると信じられています。アイヌの人々は何に対しても敬意を込めて生活をしているのだと感銘を受けました。
 今回の民族学博物館でのフィールドワークを通して、世界には多種多様な文化があってそれぞれの地域でここまで色濃く違いが出るのかと感嘆しました。しかし昔の文化はほとんど現代に受け継がれていない、文化は常に変化していくものだと思います。でもいつか今ある自分たちの文化も変化していってしまうのかと考えると少し寂しい気持ちにもなります。