2020.1.20

国際観光学部 塩路ゼミが「全国カレッジフットパスフォーラム」で発表

塩路ゼミ3年生が「全国カレッジフットパスフォーラム」で発表

国際観光学部 塩路研究室の3年生14人が、2019年11月16日に滋賀県愛東町で開催された「全国カレッジフットパスフォーラム」で発表しました。このフォーラムは、年に一度、地域創生や地域活性化などを目的としてフットパス活動に取り組んでいる全国の大学生が一同に会してその成果を発表し合う場です。塩路研究室3年生は、これまでゼミ活動で取り組んできた日本と海外でのフットパス調査や活動の内容を発表しました。今回は、3年生生が自分たちの発表と他大学の発表を聞いて考えたこと、学んだことを報告します。

様々なフットパス研究に触れて
3年生 山本 名桜

 2019年11月16日、滋賀県東近江市の愛東コミュニティーセンターにて行われた「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加しました。初めにマキノ自然観察倶楽部の谷口良一さんの講演を聞きました。その後、研究発表会にて、同年夏に我々が実施した海外フットパス調査についての発表を行いました。また、研究発表会ではフットパスを研究するほかの大学や団体の発表を聞くことができました。
 初めに聞いた谷口さんの講演は「エコツーリズムで地域を開く」というテーマのもと、エコツーリズムとフットパスを組み合わせた取り組みについてのお話を聞くことができました。マキノ自然観察倶楽部では、琵琶湖と共に生活してきた歴史から成り立つ滋賀ならではのエコツーリズムを構築していますが、地域住民を巻き込み、主体性や責任感を生むことはどの地域においても重要であるということを知りました。市民参加とプラットフォームづくり、地域住民自身の愛着を鍵とし活動するマキノの取り組みは、これからのフットパス研究にも活かすことができると感じました。
 研究発表会では、様々な視点からのフットパスの研究発表を聞くことができました。特に興味深かったのは単独でフットパス研究をされていた久留米大学の方の発表です。授業の一環としてのフットパス研究と単独活動においてのフットパス研究の違いを明示しており、地域やフットパスに向き合う姿勢は、これから自分がゼミ活動においてフットパス研究するにあたり、大変参考になる研究姿勢だと感じました。
 また、久留米大学の方は発表の中で「フットパスにおいて重視すべき点はスポットではなく、歩いていて楽しいかどうか」「スポットのバランスではなく、小道と大通りのバランスがいい道をフットパスとして選ぶとよい」とおっしゃっていました。これは夏の海外フィールドワークにおいてイギリスのコッツウォルズでフットパス調査を行った際、同様に感じました。コッツウォルズのパブリック・フットパスでは、車通りの多い大通りから牧場風景へと変化する道や、林の中の細い道から広大な草原へ抜ける道など、道幅や景色にメリハリを感じました。調査を終え、印象に残ったのは「コッツウォルズの表情豊かな景色」と「歩くことの楽しさ」でした。次から次へと変わる景色や道幅が、景色を見ることと歩くことを飽きさせず「歩くことが楽しい」と感じる要因であったと思います。
 フォーラムでのこの発表を聞いてより明確に理解することができたのは、フットパスとは「スポット間を移動すること」ではなく「歩くこと」に重点を置き、その地域の様々な景色を見ることで地域の雰囲気を知ることができるものであるということです。この視点は地域でのフットパス振興でも活かしたいと考えます。

フットパスにおいて最も大切なこと
3年生 横道 聖香

 11月16日に滋賀県で開催された「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加しました。フットパス活動やエコツーリズム活動を行っている学生が集まり、それぞれがこれまで行ってきた取り組みや活動を報告し合いました。
 初めの報告は、滋賀県高島郡マキノ町のエコツーリズム活動でした。エコツーリズムは自然保護に貢献する自然志向型の観光を指します。これまでフットパスを中心とした活動報告は聴講する機会が多かったですが、エコツーリズムを中心とした活動報告を聴講するのは初めてでした。過疎化対策を防ぐために始めたことや地域資源の活用による地域振興を目指すなど、フットパスと動機や目標は同じであると感じました。エコツアー参加者に各ポイントで写真を撮ってもらい、最も多い人が優勝するというイベントは、参加者に撮った写真をSNSにアップしてもらうことで宣伝にもなるので、よく考えられていて是非参考にしたいと思いました。地域活性化を目指すには、先ずは地域を知ってもらうという第一の関門があります。その対策としてイベントを開くことが挙げられ、地域を知ってもらい、新規客を獲得し、リピーターになってもらうことが理想です。リピーターになってもらくためにはどのようなグループが来ているのか、来た人のニーズを調べることで更にサービスや地域の魅力を向上していくことが欠かせません。また、イベントの時間を長くし滞在時間を伸ばすことで、地域に落とすお金や違う魅力を見つけるきっかけにもなります。
 次に、私たちは今年の夏に行った海外調査について発表をしました。ゼミ生以外の前で発表するのは約1年ぶりだったのでとても緊張しましたが、練習通りに落ち着いて話せました。講評では「物見遊山的に聞いていて楽しかった」と仰っていただけました。また、「自分達の報告の魅力を自覚すると、もっとポイントを絞れて魅力を伝えられる報告になったのではないか」「もう少し意味づけを考えて欲しい。私たちがフットパスに求めていることについて突っ込むといい」とアドバイスをいただきました。
 また、他大学の発表では、北海道科学大学は意識調査など歩くことへの視点、久留米大学はフットパス活動の参加者からの視点、北九州市立大学や中間高校はこれまでの取り組みというフットパスを作る側の視点と多種多様な視点からの発表を聞くことができ、良い刺激になりました。また、北海道科学大学の発表でナイトウォーク・イベントの存在を初めて知りました。フットパスは同じ場所でも時間によって魅力が変わるので、夜に一人で出歩くことは恐いという方でも、このようなイベントがあれば参加できます。
 今回フットパスやエコツーリズムのことを多角的に学ぶことができました。頂いたアドバイスを意識し、今後の自分達の活動で活かしていきます。

持続可能的なフットパス
3年生 日根 美咲

 11月16日に滋賀県東近江市で「全国カレッジフットパスフォーラム」が行われました。今回のテーマは、学生が考える持続可能な未来についてでした。日本の様々なところから学生が集まり、活動報告を行いました。
 最初に、北海道科学大学の発表を聞きました。ウォーキングに対する意識調査を報告していました。ウォーキング活動に参加しているからといって歩くのが好きとは限らず、歩く目的も観光以外に様々であることがわかりました。フットパスを広めてリピーターを増やしていくには、まず参加している人の意見を聞き、改善していく必要があるとわかりました。
 次に、北九州市立大学のフットパスを通じて地方創生を行っている活動報告を聞きました。フットパスコースづくりやイベントの開催などの取り組みを行いながら地域住民との交流を図っていました。住民との交流があるからよりその地域の魅力を引き出してくれるのだとわかりました。
 久留米大学と中間高校の活動報告は、フットパスをする上での活動方法を中心に発表していました。久留米大学のように1人だと活動にストップがかかり本格的な活動ができないという問題がありますが、1人だと身軽に動くことができ、得られるものも多くあるように思いました。中間高校のように、グループだと全員の士気を保ちながら行い協力性も必要となってきますが、団結すると大きな力となります。フットパスをするうえで、地域交流の大切さと、フットパスを促進する側も交流を大切にしなければ良いものはできないとわかりました。
 最後に、北海道科学大学の二つ目のチームの発表を聞きました。登山を中心に歩く活動を行っていて、ワインなどのその地域をPRできるような商品開発を行っていたり、ナイトウォークを実施していました。フットパスにも取り入れることができると考えました。登山とフットパスは歩くことを楽しむという部分が似ているとわかりました。
 すべての発表が終了した後、パネルディスカッションがありました。私は、阪南大学の代表として参加して自分の意見を伝えることの難しさと多くの人の前で話す勇気が必要だとわかりました。そして、他の大学の学生の意見を聞いて、フットパスについて深く考え自分の意見を持っていることに圧倒されました。
 私は、フットパスは自分が住んでいる町ではないところへ行き、初めて見る景色を歩きながら楽しむ観光の在り方の一種だと考えていました。しかし、普段生活の一部として何気なく利用している道も、見方を変えれば、新たな魅力を発見することができます。自分が住んでいる町を歩くこともフットパスだとわかりました。フットパスは一つの決まった形はなく、今後も持続可能的なものにするには、歩くことを自然に楽しんで地域と交流することだと考えました。今後も持続可能的なフットパスにしていくために様々な視点でフットパスを見て活動していきたいです。

他大学との交流で学んだこと
3年生 米田 数馬

 私は、11月16日に滋賀県東近江市で行われた「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加しました。今回は、私達ゼミ生が夏季休暇中にハワイ、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストリア、台湾に調査を行い、そこで学んだ海外フットパスの現状や海外のフットパスの利点を日本にどう活かせるか、ゼミ生同士で意見を出し合いまとめた内容を発表しました。発表を通じて感じたことや全国の他大学の発表内容を聞いてこれからゼミ活動をする上で参考になったことを報告します。
 まず、発表を通じて考えたことについてです。私達の会場での発表は前半であったので、発表をする際、全体で練習してきた発表がうまくいくかとても緊張しました。特に、私自身、発表をする際は、「読み原稿を見ずに発表しよう」と心の中で決意し、発表までに練習をしてきました。しかし、大勢の方々に発表する際に緊張してしまい、所々原稿を見ながら発表してしまいました。原稿を見てしまったのは私自身の練習不足であると反省しました。これからゼミ活動で大勢の場で発表する機会があれば、今回の発表よりも上手く出来るように日々の活動を大切にしていきたいと感じました。
 次に、全国の他大学の発表で参考になったことについてです。私がフォーラムに参加している学生団体の中で印象に残ったものを挙げます。数多くある団体の中で私が印象に残ったのが、北九州市立大学の廣川ゼミの筑豊フットパスと活動報告です。私が話を聞いていて参考になったことは、同じ地域に数年密着して、年度毎に取り組んでいる内容に変化を持たせていることです。廣川ゼミは熊本県の植木地区と密接に関わっており、2017年には、フットパスコースの枠組みを作り、2018年には地域と連携して本格的にフットパスコースの取り組みを行い、それと同時にガイド養成講座の実施、2019年には定期的に地域活動に参加するなど、同じ地域でも毎年違う提案を行う取り組み内容は、私達が今後ゼミ活動でどのように地域と関わりをもっていくか考えるよいきっかけとなりました。今回聞いて学んだことをゼミ活動で活かしていきたいと考えました。
 今回の活動を通じて、全国から集まった他大学生の意識の高さに驚き、私達の活動に対する考えが甘く、力不足であると感じました。すべての発表を終えて行われたパネルディスカッションでは、司会者から質問が発表者に行われ、他大学の方々は主体的に的確に質問に答えていたので、ゼミ活動で自分達がどのような思いで行っているのかとても伝わってきました。今回、他大学との交流で学んだこの「主体的に物事を取り組むこと」を意識しながら今後の活動に取り組んできたいと思います。

「全国カレッジフットパスフォーラム」で学んだこと
3年生 宮村 里沙

 私達は、11月16日滋賀県東近江市で開催された「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加しました。東近江市は初めて訪れましたが、景色が綺麗で、近くの道の駅では今の時期には珍しい、ひまわりが咲いていて驚きました。
 今回、このフォーラムで海外でのフットパス調査報告を行うことと、北海道から九州まで様々な大学から来た方々の発表を聞くことを目的に参加しました。私自身は、人前で発表することも少なく、他大学の人の前で発表するのは初めてでとても緊張しました。発表では、オーストリアで行った調査として、ベートーヴェンの散歩道を含めて自分達で設定したルートを、フットパスのコースとして発表しました。発表後の講評では、個人でフットパスとして歩く内容がフットパスであるのならフットパスにはどのような要素が含まれるのか、などの意見を頂けて勉強になりました。
 また、他大学の発表も聞かせてもらい、ウォーキングに対する意識調査やそれぞれの地域でのフットパス活動の内容など様々な発表がありました。幾つかの学校の共通点でとして、フットパスを行う地域住民との関わり方が多かったと感じました。ある大学の発表では、フットパスのコースを作る上で地域のフットパスに関係ないイベントに参加し、地元住民の方々と交流し、フットパスの周知や啓発を行うことで、仲間意識が芽生え、地元の人々が自発的にフットパスのコース作りを行ったそうです。他の大学でも、地元の人々と交流をすることで、地域の人々が学生のフットパス活動を知って地元の良い所を教えてくれるなどの効果があったそうです。しかし、フットパスを行う上で地域との関わりは、あまり深くない方が良く、つかずはなれずの関係が良いのではないかという意見もありました。私は、地元の方々との交流は、たまに会う程度で交流するぐらいが丁度良いのではないかと感じました。フォーラムの中でも聞きましたが、地元の方々からしたら「よそ者」の学生が、自分達の町で歩くことは、地元の人からすれば、よそ者感があるという話がありました。地域でフットパス活動をする上で、学生側の感じる「よそ者」または地元の人が学生を「よそ者」と感じる意識を無くし、地元の人々に仲間と感じてもらうことが必要であると分かりました。
 私自身も3日間と短い期間でしたが、兵庫県の但東町で活動したことがあります。ここでも「よそ者」であるのにも関わらず、地元の人々と関わることで、但東町の魅力を知る事ができました。またこの経験は、但東町だけでなく他の地域でも体験したことがあります。
 今回フットパスフォーラムに参加して改めて人との関わり方や、大切さ、難しさを知り、地元の方々の協力があってこそ活動ができることを再確認することが出来ました。人との関わりは、社会人になっても必要不可欠だと思うので、これからも大切にしなければならないことだと感じました。

歩くことの多様な楽しみ方
3年生 沖村 ほのか

 私たち塩路ゼミは今回、滋賀県で行われた「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加させていただきました。日々の日常では経験することのできない他大学の活動報告を聞くことや、自分たちの発表に指摘をいただきことができ、沢山学ぶことができました。その中で、興味をもった3つの点について報告します。
 まず1つ目は、地域の方々との信頼性についてです。フットパスを行う際、実際に地域へ足を運び、マップやマークの作成を地域の方々と一緒に行い、フットパスの毎年度のイベント開催などを行うことにより、初めは、受け身だった地域の方々の意欲を取り戻すことができたり、フットパスを多くの方々に理解してもらうことができるという点です。
 2つ目は、地域再発見についてです。再発見するには、まず地域の方々との交流や地域に関する知識を得ることが大切だと感じました。その中で魅力を知ってもらう手段として、サブルート表記であったり、広報、SNSの活用が必要になっていきます。今までフットパスの活動をしてきた中で、SNSといってもFacebookが中心になっているものがほとんどでした。1つにしぼるのではなく、時代の変化にあわせて様々な方法で魅力を広げて行くことが地域再発見に繋がるのではないかと感じました。
 3つ目は、歩く事の多様な楽しみ方についてです。北海道科学大学の発表では、山登りを中心にしていましたが、夜ならではのナイト・ウォークとしてのフットパスの楽しみ方があることを知りました。また、ただ山を登るだけではなく、子供達も楽しめるような絵と同じものを写真でとってもらうビンゴシートの作成や、ワインのパッケージから作成し、頂上で楽しめるような歩くことに絡んだ様々な展開がされており、その他にも、夜ならではのライトアップや自然とのプロジェクトマッピングなど、多様なアイディアを知ることが出来ました。
 今回、フォーラムに参加してみて様々な角度から歩くことについての視野を広げることができました。私も自ら積極的に交流を行い、SNSなどを活用し、より多くの人々にフットパスを知ってもらいたいと感じました。ただ街を歩くだけではなく、フットパスを素材にしながらもっとその地域に踏み込み魅力を知っていくことです。それは、他大学の報告でもあったように、地域の為にすると考えるだけではなく、自分が面白いと思うからするというような余裕をもちたいです。「阪南大学生がもっとも楽しんでフットパスをしている」と言われるような活動にしていきたいと感じました。また、フットパスをする上で何を求めているのかを明確にできるよう今後の活動の中で発見していきたいです。

歩くことへのモチベーション
3年生 本城 優喜

 私たち塩路ゼミ3回生は11月16日に滋賀県東近江市で開催された全国カレッジフットパスフォーラム2019に参加しました。各ゼミ生は海外でフットパスの調査を行い、その調査結果を基にPowerPointでまとめたものを発表しました。私はカナダのケベック州の州都であるケベック・シティーで調査を行いました。私たちの他にもあらゆる大学生や高校生が参加しており、自らが行った調査結果やこれからの課題について発表していました。
 私が興味を持った内容は、北海道科学大学の発表です。彼らが活動している手稲地域では高齢化や歩くことの若者離れに悩まされています。若者を勧誘しても参加者は増えず、若者が関心を持つ企画を考えていました。若者が参加すると雰囲気の変化と話題の拡大などに影響を及ぼすと話していました。また、若者が参加することによって広がる可能性を考えていました。
 彼らはウォーキングに対する意識調査を実施しており、「歩きたい、歩くことを自分なりのテーマにしたい」と思う若者は少ないという結果でした。また、健康意識を持っている若者は半数ぐらいだそうです。歩く人にはそれぞれモチベーションがあり、ウォーキングは楽しむための手段として用いられているという印象が強かったです。歩くことへの疲れよりも、楽しさを感じられる歩くコミュニティを築くことができれば、若者は集まるのではないかという結論でした。
 彼らが実施したアンケート調査の中に「歩くことに関係するアプリを使用していますか?」という質問がありました。実は、私はポケモンGOをリリース当初からプレイしています。このゲームはさまざまなイベントを実施しており、公園のようなイベントをしやすい環境がある場所はプレイヤーで賑わっています。また、SNSなどを通してゲームのコミュニティを形成したり、共にプレイしたりすることも可能です。それらのプレイヤーにとって、このゲームは歩くことに対してのモチベーションであると私は考えます。
 このようなポケモンGOをはじめとしたAR(拡張現実)技術は比較的簡単に開発できるようです。ARとは実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、スマートフォンのようなデバイスで利用可能です。この技術は若者のみならず、多くの人が新しい楽しみを見出すことができると考えます。さらにウォーキングやフットパスに活用できる機会が増え、歩くことにモチベーションを持った人が増えれば良いと感じます。

カレッジフットパスフォーラムに参加して
3年生 大林 一貴

 私たち塩路ゼミは、11月16日に滋賀県の愛東コミュニティーセンターで行われた「全国カレッジフットパスフォーラム」に参加しました。今回のフォーラムのテーマは「学生が考える持続可能な未来」で、このテーマに沿って9つの大学と高校で自分たちの行っているフットパスの活動内容や課題についての発表が行われました。
 私たちが参加した第2会場で私が最も印象に残った大学は、北海道科学大学と久留米大学の発表でした。その理由は、北海道科学大学が他大学に比べてアンケート調査を主にしたパワーポイントが作られていたからです。ウォーキングに対する意識調査と題して歩くことが好きか、何のために歩いているのかといった質問が10個ありました。対象年齢や回答により色が変えられていたり、実際の生の声が反映されてたため、とても見やすくわかりやすかったです。
 久留米大学は、他大学はゼミやクラブ活動で今回のフォーラムに参加しているため数名のメンバーでしたが、1人で全て作って発表していたからです。また発表を聞いていると、自分1人で高校生の時から課外活動に積極的に参加していたため、聞いていてフットパスの課題や良いところが最もよく理解できたました。パワーポイントも今後の目標やターゲット層、活動の宣伝方法や課題が明確に描かれていて感心しました。
 活動報告の発表が終わり、その後に行われたパネルディスカッションでは、参加していた大学の代表が壇上に上がり、質疑応答が行われました。この質疑応答では、全体の大学の発表を踏まえて、会場にいる大学生同士の意見交換や課題の共有といったことが目的です。今までは、ゼミ活動の中では地元の年配の方が私たちが作ったものに質問するといった形でした。しかし、今回は同じ年齢の人たちから互いの活動内容や質問を聞くことができたため、とても新鮮な気持ちになりました。そして、他大学のゼミ活動での失敗談を聞いて、私たちも同じ間違いをしないように、これからのゼミ活動では気を付けていきたいと感じました。
 私たちの発表に対しては、龍谷大学の鈴木教授から、自分たちの行っている活動に魅力を感じ、その感じたことまでパワーポイントに表現したほうが良いといった意見を頂戴しました。そのため、次回の吹田での発表会やアッセンブリーでのゼミ報告会に向けて発表内容の中で作り直さなければならない部分が見えてきました。

フットパスの考え方が広がった報告会
3年生 武田 侑大

 2019年11月16日に滋賀県東近江市にある愛東コミュニティセンターで行われたカレッジフットパスフォーラムに参加しました。この報告会には全国からフットパスについて調査・研究している学生が集まり、これまでの活動内容や調査して分かったことを報告し、意見交換する会でした。この報告会で私たち塩路ゼミは夏にグループで行った海外調査旅行について報告しました。
 初めに発表を行った北海道科学大学はウォーキングに対する意識調査がテーマの発表でした。若者を対象にアンケート調査を行っており、歩くことは好きだが、歩数など健康を意識して歩いている人は過半数を下回っていました。ほかにも、「何のためであれば、歩きたいと思うか?」という調査で、観光・グルメ・買い物が上位で、次に散歩でした。これらのことから若者は健康よりも楽しみが重視で「楽しく歩く」がモットーという調査結果でした。
 2組目は私たち塩路ゼミで、私たちは海外のフットパスの現状について報告を行いました。発祥地であるイギリスではフットパスルートが確立されているのに対して近くのドイツほかにもカナダ、ハワイには確立されたルートがありません。しかし、ハワイにはフットパスとよく似たトレイルを行うためのトレッキングコースが多数存在するなど世界中で歩く観光が浸透されていくと感じました。またイギリスのコースは景色にメリハリがあります。車通りが多い道から牧場風景に変わったり、林の細い道から広大な草原が広がっているなど、飽きないコースになっています。
 3組目の北九州市立大学は、以前に中間市と共同で作った「なかまフットパス」がフットパスネットワーク九州(FNQ)にコース認定を受けていて、その際に培ったノウハウを生かし植木地区でコースを作成しました。その時の取り組み方についての報告でした。初めからフットパスの活動だけ行うのではなく、その地域で行われるフットパスに直接関係のないイベントにも定期的に参加することで地元住民に受け入れてもらうことが必要だと言い、その結果、仲間意識が芽生え、学生のフットパス活動にも住民の方々に積極的に取り組んでもらえたそうです。
 この報告会を通して、フットパスに限らずイベントをする際にはそのイベントにあった年齢層に調査を行い、何を求めているのかを明確にして実施することが必要だと感じました。また自分たちがやりたいことだけを無理やり押し付けても地元住民の方にはわかってもらうことは難しいので、定期的にイベントに参加した、相手側の意見を尊重するなど、協力してもらえるような行動をとることが大切だと感じました。

全国カレッジフットパスフォーラムの学び
3年生 市川 達哉

 私たち塩路ゼミ3回生は、11月16日に滋賀県の愛東コミュニティーセンターで、「全国カレッジフットパスフォーラム2019」に参加しました。今回のフォーラムの大きなテーマは「学生が考える持続可能な未来」です。このテーマに沿って大学生と高校生で自分たちが行ってきたフットパスの活動や課題について発表が行われました。
 初めに、私はカナダのケベックシティのフットパスの調査について発表しました。ケベックの隠れスポットや日本にはない自然の魅力を報告しました。この日の発表の為に準備してきましたが、いざ本番になると緊張で声が出なくなってしまい、説明が抜けてしまうアクシデントもありました。塩路ゼミの発表全体としては、それぞれの研究発表を伝えられていて上手くいきました。
 次に、全国の他大学の発表を聞いて参考になったことを紹介します。最も印象に残っているのは、北海道科学大学の発表です。パワーポイントの構造では、スライドのストーリー展開のようなレイアウトになっており見やすく、会話のテンポなど無駄のない内容だったので聞き取りやすかったです。人を惹き付ける会話の能力は今後のゼミ活動で、活かせると思うので参考にしていきたいと思いました。研究テーマについては、フットパスを通じて、ウォーキングに対する意識や魅力をどのように若い世代に伝えていくのかでした。現代人は自らが歩くということに関してかなり興味が薄いという傾向があることを知りました。その理由として、交通機関の発展が大きな影響を与えています。改善案として、まず、自らが歩くという目的を持つことで意識が変わっていくということでした。実際に、フットパスを行うことで、車では絶対に通らない道を発見でき、自らが地域の歴史や文化、自然を五感で感じることができます。そして、歩くことで心が豊かになることがわかりました。
 最後に同年代の人たちの発表を聞いて、それぞれのグループによって、フットパスの研究テーマが違い、互いが別の方向からフットパスの魅力を伝え合うことで、その地域の課題や新たに発見できた知識を得ることができることに気づきました。聞いていてとても参考になり負けてられないという気持ちになりました。そしてこのフォーラムで他大学と交流することで、親睦やフットパスの知識も深められたと思います。このフットパスの楽しさを色々な人に知ってもらえるように、今後のゼミ活動にも、積極的に取り組んでいきたいと思います。

フットパスが繋ぐ地域との絆
3年生 中島 和香

 私たち塩路ゼミでは、夏休みに各自で海外・国内を選びフットパス調査に行きました。私は、台湾でフットパスを行いました。全国カレッジフットパスフォーラムでは、ゼミのメンバーの報告をパワーポイントにまとめ発表しました。このフォーラムは、滋賀県の愛東町で行われました。北海道から九州まで全国様々な県の大学が集まり、高校生も参加していました。同じフットパスについての発表でも、地域や行う立場が違うということで、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、関心を持った発表について紹介します。
 北九州市立大学では、ただフットパスのコースを歩くだけではなく、自分たちで考えたフットパスのコースを地域の方に提案し、地域一体となってフットパスに取り組んでいました。その中で、地域の方たちとの信頼関係を築くことがとても大切だと言っていました。フットパスをその地域で行うためには、そこに住んでいる人たちと信頼関係を築くことは、よりよい環境でフットパスを行うことに繋がるということがわかりました。さらに、コースだけでなく、フットパスのマークを作成することで多くの人にフットパスを知ってもらうことができているのだと考えました。
 次に、久留米大学では、フットパスを始めた理由としていろいろな人と話がしたいという理由が一つだということを聞きました。フットパスは歩くだけでなく、歩くことを通して様々な年齢の人と関わることができるものだと改めて感じました。フットパスの改善点として、雨天時に回れなくなったところのサブルートを考えるという意見を言っていました。私も川湊を回ったときに大雨が降ってきて、森を歩くときに少し危険だなと感じたことがありました。そういうときにサブルートがあれば、安全にフットパスを行うことができ、違うルートがあれば同じ場所でも、もう一度を訪れたいと思ってやって来る観光客が増えるのではないかと思いました。
 全国カレッジフットパスフォーラムでは、海外のフットパスの事例を発表していたのは私たち阪南大学塩路ゼミだけでした。台湾では、私たちは土地勘が全くなく何も知らない外国人としてフットパスを行いました。そのため、よく知る兵庫県但東町でのフットパスとは違った視点で調査をすることができ、不便な点や改善点に気が付きやすかったと思います。これらの経験を国内でのフットパスで活かし、各大学の発表を見て気がついたことを自分たちのフットパスにも取り入れていきたいと思います。