塩路ゼミ3年生が但東町でフットパス活動

国際観光学部 塩路研究室の2年生14人と3年生9人が、2019年9月25日から28日まで兵庫県豊岡市但東町の高橋地区で3泊4日のゼミ合宿を行い、同地区の栗尾と薬王寺でフットパス活動を実施しました。
この合宿は、本学のキャリアゼミ活動の一環で、塩路研究室がテーマとしている「フットパスをつかった豊かな地域づくり」において、但東シルクロード観光協会のご協力と同町の住民の方々のご厚意で同町で実施している活動で、今年が3年目になります。合宿内容としては、地域住民の方々と共に歩き、地域の歴史や暮らし、文化を理解した上で、自分たちで考えをまとめ、地域を活性化するための提案内容を住民の方々に向けて発表するというものです。ゼミに配属が決まったばかりの2年生にとっては、はじめての合宿で、住民の方々と直接交流でき、学び、観光と地域創生という視点で自分たちの考えを伝える機会となります。ここでは、2年生が合宿を通して学んだこと、考えたことをそれぞれが報告します。

但東町で得た感性
2年生 松井 春香

 塩路ゼミでは9月25日から28日の4日間、兵庫県豊岡市但東町でフィールドワークを行いました。主に26日のフットパスを通して地域の良い点や改善する余地がある点を探し、27日にゼミ生各自が出した意見をまとめ、地元住民の方の前で具体的な改善策を提案しました。
 もしかしたら一度も訪れたことのない地域にたかが大学生がたった4日間足を踏み入れたところで何が分かるのだろうと感じる方もいるかもしれません。実際に私もそう感じました。しかし4日間過ごした後、今振り返ると地元の人間でもなく、住んでいるわけでもない私たちだからこそ見える気付きがあったように感じます。
 実際に私が“五感”を研ぎ澄ませて感じた但東町の素敵なものや魅力を報告します。まず初めに視覚では、夜に見た空一面の星がとても綺麗でした。一つ一つが宝石のように輝き星座もはっきり見えました。何でも思い出を携帯のカメラに残そうとする現代で、自分の記憶にだけ残る星はまたこの地域を訪れたいと思わせる十分な魅力の一つだったように思います。
 次に聴覚です。これはフットパスの途中、道の脇を流れていた山水の音が印象的です。「音フェチ」という言葉もあるように、水の音は動画サイトでも人気で、検索すると癒しや睡眠音楽としてヒットします。その音が日常的に自然に流れているので心地よかったです。
 次に味覚では、栗尾地区を案内してくださった地元の方が木に生っていた柿を食べさせてくれました。人生初めて渋柿を食べ、人生初めて「渋い」という味を経験しました。地元の方からするとそんな事かと言われそうですが、私にとっては一生忘れられない程の大きな経験になりました。後からお話を聞くと私が食べたのは渋柿の中でも甘い柿だそうで、もっと渋い熊も食べないような渋柿も生るそうです。私のこの経験が、地元住民の方とのコミュニケーションの種となり、豆知識を教えていただいたのも良い思い出です。また、但東町の水はとてもきれいなので、その水で作られたお米は甘みがあり、今まで食べてきたお米の中で一番美味しかったです。
 次に嗅覚です。但東町は歩けば歩くほど発見のある地域で、少し坂道を上がった小高い丘にある神社に広がった空間を見つけました。そこはまさに俗世間を離れた様な場所で、冷たい空気の目が覚める様な香りや、露が引き立てる緑の葉の香りを胸いっぱいに吸い込む事が出来ました。
 最後に触覚です。但東町は自然が豊かなので、人間以外の生き物もたくさん生息しています。歩いていると幼い頃、私が憧れた羽ペンのような羽も落ちていました。住民の方いわくアオサギの羽らしく本当に羽ペンが作れるそうです。拾い上げてみると持ち手になる部分はとても固いストローのような感覚でした。都会で落ちている鳥の羽を拾い上げて触ることはなかなかいないと思いますが、田舎であるからこそ出来た経験なのではないでしょうか。
 ここまで多くの但東町の良かった点を挙げましたが、逆に改善する余地のある点とその対策案を報告します。それは地域を歩く上で水分補給をする場所が少ないという点です。やはり水分は人間とは切り離すことの出来ないものです。特に、夏場などは脱水症状の危険性が考えられます。自動販売機を設置する事が出来れば直ぐに解決しますが、人口の少ない但東町で利用回数とコストを考えると現実的ではないように感じました。そこで住民の方が道の脇を流れる山水は飲めるという話をしてくださったのを思い出し、山水が飲めるというのを看板でアピールした山水飲み場を作るのが有効だと考えました。
 このように但東町をフットパスとして歩く上で、良い点と改善する余地のある点、そして対策案をしっかり感じ、考える事が出来ました。4日間まだまだ未熟な私たちを案内し、様々な事を教え成長させて下さった但東町の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

人も自然も豊かな町・但東町
3年生 小野田 伊吹

 塩路ゼミでは、9月25日から28日までの4日間、兵庫県豊岡市但東町で合宿を行いました。この合宿の目的は、フットパスを利用し但東町の活性化と移住者の増加を目指すための調査を行い、住民の方々へ提案することです。
 26日のフットパス調査ではAとBの2班に分かれ、薬王寺地区と栗尾地区の2つの地域で調査を行いました。私は薬王寺地区を歩かせて頂いたのですが、まず感じたのは自然の豊かさです。森さんという方に薬王寺地区を案内して頂いたのですが、フットパスをしている最中にも私が住んでいる町では見ることのできない雄大な自然に何度も圧倒されました。少し高台になっている所から見る景色はまるで映画の中の世界のようで、人に見せてあげたいという気持ちから夢中で写真を撮りました。歩きながら薬王寺地区の歴史や現状を教えて頂き、どの話も興味深くとても魅力溢れる町だということが分かりました。
 但東町の魅力が分かったと同時に、こうすればもっと良くなるのではないかという改善点も見えてきました。フットパス調査を終えた後、地域の魅力や改善点について各班で話し合い、まとめたものを発表し合うことになりました。B班の発表を聞いているうちに同じ但東町の中でも地域によって異なっている点が多いことに気が付きました。かなり雑草の生えた田んぼ道を歩いた私たちに対し、栗尾地区はコンクリートの道を歩いていたり、薬王寺地区には自動販売機がひとつも見当たらなかったのですが、栗尾地区にはいくつかあったりと、歩いた環境が異なっていました。
 3日目は朝から夕方まで全員で改善策や新たな提案などをより深く話し合い、発表の準備を進めていきました。どうすれば移住者が増えるのか、その為にはまず人を呼び込むことが必要なのではないか、その為のコストや人材はどうするのか。但東町の魅力を知ってもらうため、住民の方々により良い提案をするためにみんなで真剣に話し合いを重ねました。住民の方々にとっては私たちの提案は二番煎じで、私たちが出した案の中には既に実践されていたものもありました。放棄田(放棄されてしまった田んぼ)を花畑として活用するという案を出しましたが、たくさん咲いていると綺麗だが、花が咲く時期も様々で一度に多くの花を育てるのは難しいとのことでした。ただ花を植えればいいと安易に考えるのではなく、その過程も今後はしっかり考え、但東町の方々の貴重なご意見を生かし、一歩先の提案ができるようにしていきたいと思いました。
 この合宿でまちづくりの難しさももちろん学んだのですが、私が最も感じたのは大人数でひとつのものを作るということの大変さです。一緒に合宿に参加してくださった3年生の先輩方や先生にも発表を褒めて頂きましたが、限られた時間の中で全員の意見をまとめることは本当に難しく、一人で考えた方が早く終わるのではないかと考えた瞬間もありました。しかし、終わった後の達成感やゼミのまとまり感を見てみんなでやって良かったと思えました。但東町の方々には本当にたくさんのご迷惑をおかけしましたが、最後には次に来た時も心から歓迎します、と言ってくださりました。自然だけでなく、住む人も魅力的な但東町で様々な成長ができた、とても貴重な合宿となりました。

東町フットパスの魅力 ~歩くことで見える景色~
2年生 小原 明日香

 私たちは、9月25日から28日にかけて兵庫県豊岡市但東町で3泊4日の合宿を行いました。薬王寺地区と栗尾地区の2つの地域をチームに分かれてフットパスしました。私は森さんに案内していただき、薬王寺地区を歩きました。実際にこのコースを歩いてみて感じた魅力を3つ紹介していきたいと思います。
 1つ目は自然が豊かなところです。私は普段、マンションや家が立ち並ぶところに住んでおり、自然を近くに感じる機会がほとんどありません。毎日人工的な音が聞こえ、人工的な明るさの下にいます。しかし、但東町は山や川、花や虫などが住民と近く、自然を五感で感じることができます。目を閉じれば、川の音や虫の鳴き声が聞こえることもありました。花は今の時期は彼岸花やコスモスなどが見ごろで畑や道のわきに咲いていました。個人的には彼岸花を近くで見たことがなかったので、今回は初めて見ることができて良かったです。また夏や春に来てみたいと思いました。さらに、余計な街灯がない分、星や月がきれいで、感動しました。月の自然の明るさがあんなに明るいものだと初めて知ることができました。
 2つ目は住民の皆さんの温かさです。フットパスをしている最中に、住民の方たちが初対面にも関わらず、私たちに気さくに話しかけてきてくださいました。他にも住民同士のかかわりが深く、「縁」があるように思えました。私の地元でもご近所さん同士で挨拶をしたり、世間話をしたりすることが多いですが、初対面の人に話しかけることはほとんどなく、ましてや自分から話しかけることもほとんどありません。しかし、但東町に住んでいる方たちは「よそ者」の私たちに、色々なことを説明してくださり、案内もしてくださいました。住民の方たちの優しさや温かさを感じることができました。
 3つ目は景色がきれいなところです。いろいろな角度や場所から写真を撮っても絵になり、写真だけでも楽しむことができると思いました。また、季節ごとに四季折々の違う景色を見られることも魅力の一つだと考えました。さらに、歩くことでしか見ることのできない景色も但東町の魅力であり、同時にフットパスの魅力でもあると思いました。
 今回のフットパスを通して感じたことは、フットパスはただ単に歩いて観光するだけではなく、人々とのふれあいや交流、自分で考える楽しさ、町の良いところを自分たちで見つけることが大切なのではないかと考えました。これからもフットパスを通して自分の知らない町や地域などに出向いて、新しいことを発見していきたいです。

但東町をフットパス ~出会いと交流を通して得たもの~
2年生 大江 望友

 塩路ゼミではここ3年、毎年兵庫県豊岡市但東町での調査合宿を行っています。今年も私たち2年生が、町の方のご協力のもと調査を行って参りましたので、ご紹介します。今年は、栗尾と薬師寺という地域にお邪魔させていただきました。調査はこれらの地域を二手に分かれて行い、私は栗尾を中心にフットパスをしました。
 まずは、町の方の案内のもとで歩いたコースを辿りながら、その各ポイントで感じたことや問題点をまとめていきます。私たちはまず、栗尾公民館を出発し、清滝地区へと歩きました。道中では、のどかな大自然を肌で感じることができた一方で、空き家や放棄田が数多く存在することを教わりました。また蛇紋岩を見ることができました。これは、地球を形成する際に起点となるとても重要な岩であり、4億5千万年ほど前に誕生しました。その為、地盤が安定しており、地震にも強い土地ができるのだそうです。石に蛇のような模様が入っていることから、この名がつけられました。ただ知らずに通り過ぎしまう恐れがあるので、看板があるとよさそうです。その後、清滝地区を折り返し、松禅寺に行きました。ここの薬師如来像は、温泉の守護神としてまつられています。この地域は昔、温泉が多いことから湯治に訪れる人々がいて必ずここでお参りをして帰ったそうです。最後に私たちは、日足神社へと歩いていきました。その途中、私たちは甘柿と冬柿をとって食べさせていただくことができました。みんな初めて柿の渋みを経験しました。他にも、山水が飲めることや、都会ではなかなか目にすることのない花々を一度に見ながら、常に目に見るものが新鮮で、楽しく歩くことができました。日足神社につくと但馬巨木保存協会の方々との出会いがありました。私たちは、その方たちから神社にそびえたつケヤキの巨木が樹齢800年であることを伺い、但馬地方の巨木の成長過程を見守り保存に努めているという話を聞くことができ、とても有意義な時間となりました。このようにフットパスを通して出会いと交流があることも、魅力的だと思いました。
 私が今住んでいるマンションは、最寄り駅から徒歩5分程のところにあります。それなのに普段は、その距離ですら歩くことを億劫に感じます。しかし、ここ但東町でフットパスをした時間は、自分自身が歩くことによって、よそから来た私たちだからこそ気づける何かを発見したいと思ったり、少し足場の悪い道でも、なぜか進んでその先の景色を見たいと思わせたりする魅力がありました。そして、実際に小道を進んだ先にあった丘の上の愛宕神社からは、下からはわからない神秘的な空間と、丘の上からの素晴らしい見晴らしを発見することができました。案内してくださった、但東町シルクロード観光協会会長さんが、「ここには何もないけど、何かがある」とおっしゃっていた理由が少し分かった気がします。私はこの4日間で、但東町、そしてフットパスの魅力に気づくことができました。ご協力してくださった町の皆さん、ありがとうございました。

但東町フットパス-但東町でしか体験できないこと-
2年生 土居 奈菜乃

 私たち、塩路ゼミは9月の最終週に3泊4日で兵庫県豊岡市但東町を訪れ、フットパスをし、地域の方々に向けて発表をしました。但東町を訪れ、実際に歩いて感じたことを紹介します。
 初日は現地に到着し、2日目に実際に歩きました。栗尾地区と薬王寺地区の2つのチームに分かれて、地域の方に案内していただき、それぞれフットパスを行いました。私は栗尾地区を歩くチームだったので、栗尾地区の紹介をします。栗尾地区は自然がとても豊かでしたが、道路は広く、舗装されていて、坂がきついということを除くと比較的歩きやすい地域でした。歩いていると、お地蔵さんによく出会いました。少しの距離の間にお地蔵さんがたくさんいることに驚きました。地域の方々は、どこか旅に出るときに無事に帰還できるよう、お地蔵さんにお参りをするそうです。また歩いている途中、とても大きい岩が転がっていました。これは「蛇紋岩」と言って、4億年以上も前からその場所にあったとされています。その上、この岩は地震を抑制すると言われています。私は4億という桁違いの数字に、声を失いました。清滝地区周辺まで歩くと放棄田や、空き家が目立ってきました。放棄田とは、その名の通り、手入れがされていない田んぼです。これらが増える理由としては「田んぼの所有者がすでに亡くなっていて誰のものかわからない」「所有者がいても高齢で体が自由に動かず手入れができない」とのことでした。今支払っている田畑税に追加して、政府は更に放棄田を管理する税を検討しているそうです。この地域は栗尾の中でも特に過疎化が進んでいて、私たちはこの問題をどうにかしないといけないと感じました。
 3日目は、夜の発表に向けて各チームで意見を交換し合い、改善点などをまとめ、パワーポイントを作成しました。意見交換したことで、自分たちのチームだけでは発見できなかったところがありました。例えば、先ほども紹介した通り栗尾地区は舗装されている道路で歩きやすくなっていましたが、薬王寺地区では草が生い茂ったところをかき分けて歩いていたということです。同じ町の中でも違うところがあります。そして今回の発表で提案させていただいた改善策としては、フットパスを発展させるために「休憩所を設置する」フットパスでは舗装路が必ずしも良いとは限りませんが「道の舗装・手入れをする」「放棄田・空き家を利用した花畑やイベントの開催」です。
 発表ではいろいろな具体案を出させていただきましたが、現実は厳しく、花畑の案はすでに試みられていたようで、見栄えの点や管理の点で難しいと住民の方から意見をいただきました。しかし、こうして地域の方々の経験などを実際に教えていただくことで気付くこともあるので、貴重なことだと思いました。また、地域の方々の意見から自分たちの思い描くものと、地域の方々が思い描いているものの違いが浮き彫りになり、考えの相違が面白いと感じました。
 この但東町でのフットパスを通して、フットパスの良さを知ることができました。フットパスをしなければ出会えなかった方や、案内してくれた方がいてくれたからこそ知ることができたものなど、たくさんありました。また大阪ではなかなか味わえない自然の力、夜はとても綺麗な星空など但東町でした味わえないものを五感を最大限に使って楽しみました。今回の発表や経験で得たものは大きく、これからの活動に役立てていけたらいいと思います。

但東町でしか感じることができない自然
2年生 大谷 純香

 私たちは、9月25日(水)から28(土)の3泊4日で兵庫県の豊岡市但東町に行き、フットパスの調査を行いました。私にとって初めてのフットパスの調査だったので、とてもわくわくしていました。私は、兵庫県に住んでいるのですが、但東町に行ったことがなく初めて行きました。私の当初の但東町のイメージは、自然が豊かでコンビニやスーパーなどが近くにあるイメージでした。しかし、現地は私が思っていたことと真逆でした。私たちが、泊まるログハウスの周りには、コンビニやスーパーなどがなく車で行くしかありませんでした。でも、但東町にはとても良い所もありました。普段感じられない自然の匂いや自然の豊かさなどといった地域全体を五感で楽しむことができる点です。
 初日は、主に移動が中心でした。現地に到着した後、全員でスーパーに行きログハウスのメンバーごとに分かれ買い物をしました。私たちのグループは、焼き肉を作って食べました。普段、私は家で作らないので自炊の大変さを知ることができました。
 2日目は、フットパスを行いました。栗尾と薬王寺の2つの班に分かれて違う場所を歩きました。私は、薬王寺コースでフットパスを行いました。最初は、薬王寺公民館に集合し案内してくれる方や地域の方々と顔合わせをしました。地域の方々は、みんな優しい方ばかりでした。説明を聞くと往復4キロ歩くと聞きました。その日は、天気が良く暑い日で歩いていると汗をかきました。歩いていると、周りの自然がとても綺麗で日光が山を照らしていて美しい自然を見ることができました。また、蕎麦や彼岸花が沢山咲いていて、いい時期に来られて良かったなと思いました。フットパスは、昼頃に終わりました。昼ご飯は卵かけご飯を食べに行きました。それは、とても濃厚で但東町でしか味わえない食だと私は思いました。食べ終わった後、公民館に行き3日目の夜に発表する準備を始めました。2つのコースの班ごとに分かれて、良い点や改善点などを一人ずつ考えてまとめていきました。それを16時頃までに完成させ、その後、栗尾班と薬王寺班で簡単な発表を行い意見交換をしました。
 3日目は、朝から発表の準備で精一杯でした。2日目にお互いに発表した事も踏まえながら取り組みました。どうしたら地域の方々にわかってもらえるのかを考えて文章を作りました。16時半頃に発表する内容が完成しました。そして一度ログハウスに戻り夜ご飯を食べ19時頃に公民館に戻り19時半から発表が始まりました。地域の方々の前で発表するのは初めてでしたが、地域の方々が真剣に私たちの発表を聞いて下さる姿を見てとても嬉しくなりました。とてもいい発表ができて良かったです。  

 最終日は、但東町周辺の観光地巡りとしてコウノトリ郷公園と玄武洞に行きました。コウノトリが豊岡市に沢山いることは知っていましたが、間近で見たことがなかったのでとても大きくて迫力がありました。玄武洞は、写真しか見たことがなくて現地に行って見てみると立派な石ばかりでとても驚きました。例えば、蛇のような長い筋理や甲羅模様の断面などを見つけました。そして、最後にミュージアムショップでお土産を買って解散しました。
 長かったようで短かった3泊4日のゼミ合宿が終わりました。今回初めてのゼミ活動だったので、沢山不安なことがありましたが、地域の方々の協力や2回生全員で団結したからこそ、合宿が成功したと思います。そして地域の方々にはとても感謝しています。こういう経験ができたのも地域の支えがあったからだと思います。この合宿で但東町のフットパスの良さや地域の魅力などを知ることができました。また、機会があれば但東町を訪れてフットパスや地域の魅力など調査をして沢山の人たちに伝えていきたいです。

自然豊かな但東町で得た経験
2年生 松川 拓真

 私たち塩路ゼミは9月26日から29日の3泊4日で、兵庫県豊岡市にある但東町でフィールドワークを行いました。初日は、宿泊するログハウスに行き、夕食の買い出しや準備、夕食後はシルク温泉に行きました。ログハウスは木で建てられ、周りの自然に馴染み、とても居心地が良かったです。晴れていたこともあり、夜にはたくさんの星を見ることができました。空気も澄んでいて、初日からこの町に好印象を持つことができました。
 27日には、現地のことを知るために、私たちの班は地元の方のご案内のもと、薬王寺公民館から大生部兵主神社のルートをフットパスしました。フットパスをしていて、この町の良い点と改善できそうな点がいくつか見えてきました。
 良い点としては、自然の素晴らしさが最も印象的で、迫力のある森や丘、花や植物などは、とても魅力的でした。案内してくださった地元の方は、そこに流れている水は綺麗で飲むことができることも教えてくれました。実際に水は透き通っていて地面の底まではっきりと見えました。
 改善できそうな点としては、フットパスをする道が手入れされておらず、雑草が生い茂っていたことや、休憩所や自販機の無いことが、フットパスをしていて必要になるものだと思いました。他にも改善できそうな点はありましたが、それでも但東町は魅力がたくさんある場所だと今回の活動を通して感じました。

 28日には、2日間過ごしてみた町の印象と、27日のフットパスをもとに観光客を呼ぶための提案を作り、それを地元の方々に発表させていただきました。初めてのゼミでの活動だったこともあり、最初は戸惑いもありましたが、全員で意見を出し合い、みんなと協力出来たことは、とても良い経験になり、楽しかったです。しかし、発表する相手が地元の方々ということもあり、私たちの地域に関する知識の浅さから、焦りや緊張の気持ちを常に持っていました。発表内容も具体案ができ、完成度は高いと思っていたのですが、空いた土地に花を植える案に対して、地元の方々が実際に花を植えたが動物に荒らされた実体験を聞いていると、改善策を実際に行動に起こすことは難しいことなのだと感じました。そのことから、但東町のことをもっと深く知りたいと思いました。
 今回のフィールドワークでたくさんのことを知りました。地元の方々の考え方と自分の考え方が違っていることや、地方に人を呼び込むことの難しさなど、実際に現地に行ってみないとわからなかったことがたくさんありました。このフィールドワークで得た経験を次の活動に生かしていきたいと思います。

僕の夏休みin但東町
2年生 小林 瑞祈

 私は但東町での活動はもちろん楽しみにしていましたが、それ以前に無事に同期の他の三人を車で送り届けることができるか最も不安でした。最初私が車を出す係に決まった時は運転をほとんどしていなくて但東町は距離も遠いので正直にいうと、車を出すことは気がすすみませんでした。しかし、このような機会がなければ運転は上達しないだろうと思い、運転役を引き受けて夏休みに練習をしました。そして但東町へ無事につき無事に家に帰ることができました。これも但東町での活動ではないですが、自分自身を成長させた一つです。
 1日目は、みんなでスーパーに買い出しに行き各班で自炊をしました。私の班は味噌鍋を作り、その過程で先輩や同学年の人ともコミュニケーションをとるので自然と会話が弾みました。近くのシルク温泉へほぼ全員で入りにいって男の先輩全員とゆっくり話す機会がありました。そこでしか話せない男同士の話や学校の話などたくさん聞けたので裸の付き合いというのはとても大切だなと思いました。
 2日目は、但東町の地元の方とフットパスをする予定でしたが、予定より30分ほど遅刻してしまい案内してくれる方の一人が帰ってしまいました。集合時間ぎりぎりに出るのではなく、知らない土地は1時間前行動を心掛けようと地元の方に言われて全くその通りだと思いました。栗尾地区を歩いてまず感じたことは空き家や雑草が伸びきっている畑がたくさんあったことです。警察が全くいないこの平和な町でも犯罪者が隠れるにはぴったりな空き家ばかりでした。しかし、野生のアオサギを見ることができたり自然の柿を食べたりしました。そして、栗尾地区の中心にそびえたつ丘の上の愛宕神社からの景色は絶景でした。フットパス後半に松禅寺という寺に行き、そこで見た薬師如来像の歴史を感じさせる肌と迫力のある大きさに驚きました。そこの住職さんの奥さんは私たちよそ者を快く受け入れてくれ、自販機が全くなく喉が渇いた私たちに飲み物をふるまってくださり、田舎の人の心の優しさを感じました。
 3日目は、栗尾班と薬王寺班それぞれのルートをまとめて夜に地元の方々に発表するという一大イベントのため私たちは朝から作業を進めました。前日は夜遅くまで起きていたということもあり時間と眠気との戦いでしたが、何とか時間内に発表準備を終わらせることができ、夕方からの発表に臨むことができました。私は大まかなルートの説明担当でしたが、但東町の方々にはたくさん迷惑をかけてしまったので、少しでも但東町の活性化に力添えできたらいいなと思い発表しました。昨年よりは発表に来られた人数が少なかったそうですが、いい発表ができました。しかし、地元の方々は、放棄田を花畑に変えたり空き家をカフェにしようにも人手が足りないとおっしゃっていて、若い人がたくさんいる町に住んでいる私たちはとてもありがたいことだと実感しました。 
 発表が終わり一段落つき、最後にみんなで過ごす夜なので夜遅くまで楽しく過ごしました。最終日には、のコウノトリ公園と玄武洞を見て回りました。印象深かったのは玄武洞で、あの形や模様が自然にできたと思うと地球の力強さを感じました。
 私はこの今回の活動で但東町のような町にも観光地としての無限の可能性はあると思い、地域活性化の活動に興味が湧きました。地元の方々にはたくさん迷惑をかけましたが、また但東町に来てくださいと言われて、少しでも但東町の活性化の役に立てたのかなと思い嬉しかったです。

大自然が堪能できる但東町
2年生 武本 咲

 私たちは、9月25日から9月28日の3泊4日で兵庫県豊岡市但東町に行き、フットパスによるフィールドワークを行いました。そして地元の方たちに歩いていて良かったこと、改善点を発表しました。
 私たちの班は但東町の栗尾地区のフットパスを行いました。地元の人も自分の仕事がある中で、私たちにわかりやすく栗尾地区のことを教えて下さいました。フットパス当日は雲一つない快晴で飲み物が足りなくなるぐらいの暑さでした。
 私が、但東町にしかないと思ったことが3つあります。1つ目は自然、空気が綺麗で体も心もリフレッシュすることができることが魅力でした。2つ目は松禅寺という寺があり、そこには兵庫県の重要文化財に指定されている薬師如来があります。薬師如来は一本杉を掘って作られていることを聞いて、私は平安時代にこれを作ったということに驚きました。最後は道路の横のみぞのところに流れている水が飲めるということです。その水は山から流れてきていて、そのまま飲むことができるということです。その水はとても冷たくて気持ち良かったです。
 フットパスとして地域を歩かなければ、気づかないこともあると分かりました。但東町は蛇紋岩で地面が守られており、地震が来ても、あまり揺れない耐震効果になっていることも教わりました。その岩が歩いている所々にあり、触ってみると地球を感じることができました。放棄田にカキの木が生えていてそのカキを食べることも出来ました。
 私たち「外の者の目」で見た但東町には3つの改善点があると考えました。1つ目はスーパー、コンビニが1、2軒あったほうが便利ということです。車を使うことが前提ですが、今のままだとコンビニまで15分かかるのが現状です。2つ目は自販機が少ないということです。私たちがフットパスを行った日はとても暑く水が足りなくなり、自販機を探していましたが、ありませんでした。そこで自販機を作ることはとてもコストがかかるため、山の水を飲めることを聞いたことから、その水を飲めるところを作ることを私たちは考えました。3つ目は、栗尾地区は過疎化が進んでいて田畑(放棄田)が多く、荒れていました。今、政府は放棄田に税金をかける法律を作る計画を立てようとしています。私たちが考えたのは、政府に税金を払うのなら、但東町の為にお金を使おうということです。放棄田を使い花畑を作り、観光客に来てもらう観光スポットを作ることを提案しました。
 但東町にお世話になった3泊4日は地域の方にご迷惑をかけましたが、次のフットパス活動やゼミにつなげることができるいい経験になりました。大自然が堪能できる但東町にまた行きたいです。

フットパスを通して考えさせられたこと
2年生 立野 愛

 私たち塩路ゼミ2回生は9月25日から28日にかけて、兵庫県豊岡市にある但東町に行ってきました。3泊4日の合宿では、私たちが実際にその土地を歩きフットパスを行いました。フットパスを通して感じたこと、改善点、良かった点などをみんなで出し合って、どのようにしたらその土地が活性化するのかを考え、地域の人に発表してきました。
 私たち2回生はAチームとBチームの2チームに分かれて但東町の中でも異なったルートを歩きました。私のAチームは薬王寺地区を歩いてフットパスを行いました。薬王寺地区は横一列に家が並んでいて道に沿って家が建っていたことが印象的でした。また、私たちがフットパスをした道は田畑がたくさんある中で、道は人が歩くために整備されているわけではありませんでした。そのため、草や雑草がたくさん生えており、それらを踏んで砂利道を歩きました。道に入る前には頑丈な柵があり案内人の地元の人でも開けづらそうにしていました。私たちの発表の中ではその頑丈な柵をもっと簡単なものにすることで、フットパスをしに来た人や観光客がその道に入りやすくなるのではと提案しました。しかし、現地の人はそれでは動物が侵入してきて田畑を荒らしてしまうため、今度は自分たちが食べていくことが出来なくなると話してくださいました。現地の人からその話を聞いて、動物と共存して生きていくこともまた大切なことであり、その中でも自分たちの生活を作り、守っていく事の大変さを知ることが出来ました。
 AチームとBチームで共通していた点は、空き家が多く放置されたままであることでした。この問題は私にとってもとても深く考えさせられました。なぜなら、私の地元は石川県であり、私の家の近くも田や畑ばかりで、また空き家も多く、置かれている環境が似ていたからです。しかし、私の地元にある空き家も、薬王寺地区にある空き家と同様、住んでいた人が亡くなってしまった後、存続者がおらず、また管理する人も誰もいないため放置したままの状態です。しかし、それらの空き家を町内の人がどうにかできるわけでもない現状を知っていたため、どうすれば本当に空き家を何かに活用することが出来るのかと考えました。私たちは、空き家を観光客やフットパスをしに来た人の休憩所にできるのではないのかと考えました。しかし、空き家を休憩所にするにもコストがかかり、コストがかかった分、フットパスをしに来た人が休憩所でお金を落としてくれ、但東町の利益につながるのかと考えたとき、難しい問題だと考えました。
 私自身、薬王寺地区が抱える問題の多くは、自分の地元が抱える問題点とも共通していて、たくさん共感できる部分がありました。だからこそ、私たちが発表した後に地域の人々が下さったコメントやお話を聞いて、確かにそうだなと感じる部分も多々ありました。私たちゼミ生が地域の人に提案したいくつかの案も私たち目線の解決策であり、それらの解決策を本当に実行に移し、実行に移した結果、本当に但東町が活性化するのかどうか考えたとき私たちだけの案では力不足だと感じました。しかし、そんな中でも私の気持ちと同様、但東町に住む人々にも自分の地元の素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたい、訪れてほしいという気持ちがあることを知る事が出来ました。そのため、まずは自分自身いろんな人に但東町で行ったフットパスの内容や、但東町が抱える問題点、魅力について広めていきたいと思います。

地域の資源を観光に活かすには
2年生 藤井 亮輔

 塩路ゼミ2回生は9月25日から28日まで兵庫県の豊岡市の但東町でフットパスを行いました。目的は過疎化が進む但東町でいかにして観光客を呼び込み、地域活性化していくかというものです。活性化をする上で大切なことは、フットパスを利用し、そこでしか味わえない伝統文化や自然豊かな町並みをどのようにして上手く活用するかです。
 今回の但東町では、フットパスを行うには最適なルートがあるのにも関わらず、いくつかの問題点がありました。1つ目は、農道が荒地化していたことです。フットパスは自分の足で歩いて自分の目で見て楽しむものだと思います。その歩く際に、スカートや半ズボンでは行けないような長く伸びた草があっては歩く人はフットパスを止めると思います。だから、まずは農道に生えている草を刈り取ることが大事だと思います。2つ目は休憩所や自動販売機、簡易トイレが一つもないことです。今回のフットパスのルートは約4キロの距離があり、だいたい1時間かけて歩きます。歩く途中に休憩所や自動販売機がないと熱中症になる危険性や、後半には疲れてフットパスを楽しむことが出来ないなどの可能性がでてきます。この問題は、但東町を走っている「enacar」という路線バスのバス停に休憩所や自動販売機、簡易トイレを設置したり、丸山川の源流が流れているので、そこで飲み水を汲んだりすることで解決できると思います。

 しかしながら、但東町には菊の花や彼岸花、蕎麦の花など都会の日常生活では見ることの出来ない、珍しい花が当たり前のように咲いていたり、また、素戔嗚尊が祀られているとされる大生部兵主神社や、夜にはプラネタリウムかのような満天の星空、えがさ山を目の前にして眺める笛岡山の絶景がありました。地元の人からしたら普通のことでも観光客からしたら、こういった珍しいものに感動や興奮を覚えます。このような身近にある小さな資源を活かしていくことで地域は活性化していくと思います。
 今回、初めて但東町を訪れましたが、自然豊かな町並みや、鹿や猪の対策として設置されている柵が都会にはない生活の大変さを感じることができ、また田舎独特の特徴はとても魅力的でした。また、地域住民同士が仲良くて、フットパスをしていて心地よい町だと思いました。日本にはまだまだ知られていない隠れた美しい土地がたくさんあると思います。フットパスを利用することで、その土地ならではの特産品や観光資源を見つけることが出来ます。それを活かし、国内の観光客だけでなく国外の観光客を招き入れ、地域の活性化を進めていきたいです。

自然豊かな町「但東町」
2年生 森田 竜也

 私たちは今回9月25日から28日にかけて兵庫県豊岡市にある但東町でフットパスを行い、その調査結果を地元の方々に発表してきました。フットパスを行う際にA班、B班に分かれて調査をしました。A班は薬王寺地区、B班は栗尾地区でフットパスを行い、私たちB班は栗尾の魅力、現状や歴史について学びました。
 実際に歩いてみて感じたことは、生物、植物が豊かで生命にあふれており、普段コンクリートやアスファルトに囲まれながら暮らしている私にとっては驚きの連続でした。アオサギ、カエル、蛇そして自然に生えていた柿、何もかもが新鮮で新しいものばかりでした。特に印象に残っているのが放棄田と空き家です。放棄田というのは土地の所有者が不明または所有者がいても働けずそのまま放置された田畑のことで、歩いていたところの周りは広大な放棄田が広がっていました。この田畑が放置され続ければ近いうちに税金がかけられてしまうと地元の方は話していました。それから空き家に関しては、栗尾の清滝地区の家の半分の家が空き家らしく一見人が住んでいそうな家も空き家であることが多かったです。このように放棄田や空き家があり、整備されていない状態を見ました。
 そこで私はこの放棄田や空き家をどうにかして観光資源にできないかと方法をいくつか考えました。まず1つ目は、空き家をウォールアートにすることです。私はフットパスをしているときに、この空き家がアートになれば観光スポットになり若い世代の観光客を取り込めるのではないかと考えました。2つ目は、放棄田を一面の花畑にすることです。他の意見で米や野菜を耕作して稲作体験などをしてもらうという意見があったのですが、あれだけ広大な田畑を農業に使うのは大変だと感じ、この考えになりました。あの田畑を花畑にできればフットパスはより楽しくなると私は思います。これらの案はあくまで若者向けの案で、やはりまずより多くの人を呼び寄せないことには但東町の魅力は絶対に伝わらないなと思いました。
 今回の活動は集合時間に遅刻するなど地元の方に失礼なことをしたにも関わらず、親切に案内をしていただき、そして発表の場を設けさせてもらい地元の方の寛大さに感銘を受けました。また、但東町とは少し離れるのですが、3日目に玄武岩に行った際に寄ったミュージアムショップの豊岡桐生細工がとても美しく、豊岡市にこんな工芸品があることを来るまでは知りませんでした。このように、人々の温かさや寛大さ、美しい工芸品など、来てみなければわからないことがあると今回の活動で分かりました。

但東町フィールドワーク
佐藤 いつき

 私たちは9月25日から28日まで、兵庫県豊岡市但東町にて、フィールドワークを行いました。今回のフィールドワークの目的は、但東町をフットパスして但東町の良いところ、人を呼ぶために改善すべきところを発見することでした。
 1日目、私たちは11時頃に大阪を出発して、但東町に向かいました。大阪からは車で約3時間かかりました。2日目は但東町を実際に歩きました。私たちは、栗尾地区と薬王寺地区の2班に分け、私は栗尾地区を歩きました。栗尾地区には、日本にも東北や、九州、但東町と数カ所にしかない4億5000万年前にできた、地震を抑制してくれる蛇紋岩や、平安時代後期に作られた、薬師如来の像が祀ってある松禅寺など、歴史の長いものがありました。 
 またフットパスしている途中で、誰も住んでいない空き家、持ち主がいなくなったり、高齢者で作れなくなってしまった放棄田の説明を聞きました。歩いている途中に、道路をそれて神社がある丘の小道を登りました。登った先には道路からは想像出来ない広いスペースがあり、栗尾地区を一望できる絶景がありました。他にも歩いているとたくさんの発見がありました。但馬巨木保存会の方々との出会いもあり、日足神社に樹齢800年の巨木があることを教わりました。このことは巨木保存会の方々と出会わなければ知ることの出来なかったことなので、勉強になりました。昼ご飯には但東町の有名な但熊さんで卵かけご飯を食べました。とてもおいしかったです。ご飯を食べた後は、公民館に行って、良かった点、改善すべき点を班ごとに話し合いまとめ、お互いの班で発表しました。2日目は但東町のたくさんの自然を感じることができました。

 3日目は2日目に班別で発表した内容を1つにまとめて、パワーポイントを作成し、地元の方々の前で発表しました。発表の内容をまとめると、但東町は自然が豊かで、景色もよく、たくさんの魅力があることがわかりました。その反面、フットパスをするにあたって、道の手入れが行き届いていなかったり、看板が設置されていないため、観光地に気づかなかったり、人を呼ぶためにできることがたくさんあることがわかりました。また、人を呼ぶために出来ることの1つとして、キャンドルアートなどのイベントの提案をしました。発表をした後、地域の方が「実際やってみても、人手が足りなかった」などの意見をきいて、1日ではわからないことがまだまだたくさんあることがわかりました。
 私たちはこの4日間を通して、もっと但東町を知りたいと思いました。これからいろいろなところでフットパスをすると思いますが、その土地のいいところ、改善すべきところを考えて、積極的に意見を出して、頑張ろうと思いました。