国際観光学部塩路ゼミ3年生の海外調査旅行(イギリス part1)

 2017年8月に塩路研究室3年生2人が、イギリスに調査旅行にでかけました。今回は、各自が関心を持ったテーマについて現地で見聞きし、考察した内容を報告します。part1は、松本くんからの現地レポートです。

イングランドの建物と自然
 3年生 松本 拓誠

 8月29日から9月4日までの一週間、ゼミの3年生2人でイギリスを訪れました。今回はロンドンなどの都市部ではなく、都市から少し離れた自然を味わえる場所や、ヨーロッパならではの建物や街並みがみられる場所に行きました。
イングランド南西部のコーンウォール半島の北東部にあるエクスモア国立公園内に位置するダンスターという村に行きました。ダンスターには、歴史的な教会や、橋、ダンスター城など中世の面影が感じられる建物が多くみられました。ある時間になると教会の鐘の音が町中に響きます。その鐘は昔も今も変わらず人の手によって鳴らされていると教えてもらいました。
 ダンスターで最も目をひいたのは、ダンスター城です。敷地も庭園もきれいに整えられていて、カフェもあり、ゆったりとした時間を過ごす事もできる場所でした。城の屋上に行くと、ダンスターの街並みを見渡すことができ、晴れた日にはウェールズ側の海岸の景色も見渡すことができるそうです。城の所々にはナショナルトラストが管理・整備していることがわかる文字やマークのついた看板がありました。

 ダンスターでは、村最大のYarn Market Hotelという三ツ星ホテルに宿泊しました。家族経営のホテルでしたが、あまり英語が話せない私たち2人を暖かく迎え入れてくれました。また、そのホテルのオーナーであるアントニーさんが、街のことや国立公園がどのような場所なのか話してくれました。アントニーさんに、今回の目的の場所、エクスモア国立公園を案内して頂きました。ダンスターから同国立公園の中心までは車で約40分で行くことができます。
 行く途中にはナショナルパークセンターで、国立公園のビデオを見て学んだり、地元の人や、国立公園に詳しい人しか知らないようなポーロックヒルという山の絶景ポイントなどにも連れて行ってもらいました。国立公園内は、目の前を360度、緑が広がっていて車で走っていると、野生のポニーや羊、やぎを見ることができました。
 エクスモア国立公園では、若者からお年寄りまで幅広い年齢層の方々がフットパスを歩いています。そして青い海や空、緑の山々に囲まれた大自然の迫力が味わえるフットパスコースでした。フットパスコースも簡単なコースから上級者向けコースまでさまざまで、また、疲れても所々にベンチが用意されていて、歩く人が楽しんだり無理なく歩けるように、作られた道だと感じました。