森重ゼミ・田中美咲さんがカナダに短期留学しました

積極的に外国の人びととかかわり、英語で話す機会をつくりました

 森重ゼミ3年生(当時2年生)の田中美咲さんが大学の長い春期休暇を利用し、2月11日からの約1ヶ月間、カナダ・バンクーバーに短期留学しました。田中さんはチアリーディング部のクラブ活動にも熱心に取り組んでおり、学業とクラブ活動の両立だけでも大変ななか、夢の実現に向け、短期留学にもチャレンジしました。後段の彼女のレポートからもわかるように、イーシー・イングリッシュ・ランゲージ・スタディーズでの留学期間中は、持ち前の積極性と明るさを生かして、多くの外国の人びとと英語で話す機会をつくり、積極的に出かけることでカナダをはじめ、異国の文化を学んでいました。留学先では考えていることを相手に伝えることが難しく、ついつい同じ国の仲間と一緒に過ごしがちですが、こうした外国の人びとと積極的にかかわる姿勢には感心します。以下で、短期留学期間中の学びや生活の様子に関する彼女のレポートを掲載します。(森重昌之)

留学先での様子

  • 卒業するメンバーとの記念撮影

  • 卒業生を見送るパーティにて

  • 卒業するメンバーとの記念撮影

英語でつながる楽しさと難しさ
 国際観光学部3年 田中美咲

 私は小学生の時に初めて飛行機に乗って以来、エアライン業界に興味を持ち、グランドスタッフになることが夢になりました。実際に夢に向かって行動し、意識し始めた高校生の頃から、海外に行って住んでみたいという気持ちが芽生え始めました。高校生の時は、韓国にホームステイに行きましたが、大学で観光学を専攻したことをきっかけに、英語に触れる機会が増えました。次第に英語圏への思いが強くなり、今回カナダへ短期留学することに決めました。
 カナダではホームステイをしていたのですが、日本で勉強してきた英語はとても難い文章で、実際に現地の方々は日常会話の中であまり使っていませんでした。今まで行ってきた勉強は何だったのかと、まず初めにショックを受けました。また、ドイツ人とブラジル人も同じ家にホームステイをしていたのですが、ドイツ人は5ヵ国語も話すことができ、ますます劣等感に陥りました。しかし、すぐに仲良くなった私たちは、一緒にカフェに行ったり、家でお喋りをしたりするなど、英語でたくさん話すようになり、徐々に日常会話を覚えていきました。平日は語学学校に通い、休日はたくさんの場所に出かけました。
 語学学校では、クラスの仲が良かったので、世界中にたくさんの友人ができて、英語で話す楽しさを感じました。もっと細かなことまで話したいという思いが出てくると、勉強もはかどりました。クラスの友人と放課後に食事に行ったり、遊びに行ったり、旅行にも行ったりしました。異なる文化や環境、言語の中で育った私たちは、日本人同士のように気持ちで相手の思いを読み取ることは難しいです。自分の思っていることを伝え、相手の思っていることも聞かなければなりません。意思表示をはっきりできる外国人に、多くの刺激をもらい、クラスではディスカッションし、とにかくたくさん会話をしました。
 この短期留学で、その後も交流が続けている友人がたくさんできました。また、日本とは異なる文化の中で生活すること、英語で他の国の人と話す楽しさや難しさ、意思表示をはっきりしないと相手に伝わらないことなど、本当に多くの経験や学習機会を得ることができ、充実した留学生活を送ることができました。
 これから留学を考えている皆さんには、日本で英語を学ぶことも大切ですが、実際に行って生活してみないとわからないことや楽しさ、難しさがあります。自分の身体でぜひ体験し、感じてきてほしいと思います。私は今後、この留学経験を通して、さらに英語を勉強し、小学生の頃からの夢であるグランドスタッフになることが目標です。そのために、残りの大学生活を有意義なものにしたいと思います。