榊原知恵さんがフィリピン・セブ島で短期留学をしました

考え方の変化や継続の重要性を感じる機会になりました

 阪南大学では、前期試験が終了すると、2ヶ月近くの夏期休暇があります。この期間を有意義に過ごすかどうかで、その後の自身の成長につながっていきます。国際観光学部・森重ゼミ3年生の榊原知恵さんはこの夏休みを利用して、約1ヶ月間フィリピン・セブ島にあるUV ESLに短期留学しました。留学中は語学を磨くだけでなく、老人ホームへのボランティアの活動にも参加しました。彼女は以前から短期留学を考えていたようですが、留学を通じて語学力だけでなく、自身の考え方に対する変化やものごとに取り組む際の継続の重要性に気づきました。そこで、榊原さんから短期留学を通じた得たことや新たな学びなどについて、レポートしてもらいます。(森重昌之)

留学先での様子

  • UV SELACADEMYでの修了式の様子

  • 老人ホームでのボランティアの様子

  • ボランティア参加者と

  • カモテス島の有名な観光スポット

  • カモテス島の透明な海

  • 友人に折り紙を教える

継続する大切さを感じたセブ島留学
 国際観光学部3年 榊原知恵

 2年生の春休みから、半年後の夏休みには短期留学をしたいと計画していました。そして、今年8月から約1ヶ月間、フィリピン・セブ島にあるUV ESLに短期留学しました。
 留学までにある程度英語の勉強をしていたはずでしたが、周囲の留学生の英語力に圧倒されてしまいました。マンツーマンレッスンでは40分授業が4コマあったのですが、もちろん会話ができなければコミュニケーションが図れません。知らない単語が出てくると、テキストも進みません。とても悔しかったので、復習と予習を毎日欠かさず行いました。また、積極的に質問することも心がけました。少しずつ耳も慣れ、2週目には聞き返すことが減ったように感じました。
 3週目に行われたレベルアップテストで、リスニングが130点アップ、ライティングでは3クラスアップすることができました。リスニングの内容が以前と比べてより明確に聞き取れるようになったことが自分でもわかったので、大変嬉しく思いました。発音や文法だけでなく、スピーチや洋画を見ながら自分の考えを述べるなど、難しい課題もユーモア溢れる先生の授業のおかげで楽しく受講できました。また、タクシーに乗車した時には運転手にも積極的に話しかけるなど、とにかく話すということを意識しました。違う国や違う年齢の人とともに過ごすことは毎日刺激で溢れていましたし、積極的な行動力や発言力がないとついていけない事実も身に染みて感じました。
 勉強を続けているうちに、「日本でもっと努力できることがあるのではないか」と考えるようになりました。帰国すると大学の授業とアルバイトで勉強を怠ってしまいがちで、継続することの難しさを感じています。しかし、「せっかく留学した経験を無駄にはできない」、「もっと頑張っている人がいる」と思うとやる気が出てきます。毎朝携帯電話のアプリケーションを開いて、英語のニュースを聞くことが習慣になりましたし、テレビで流れてくる英語で理解できないものがあれば、すぐにメモしたり、CMの間に辞書を引くようになったりしました。また、毎日SNSをチェックしているので、留学や英語の勉強法、正しい英語の使い方などの発信される情報も注意深く見るようになりました。このような小さなことですが、毎日何らかの英語を取り入れる大切さを感じ、積み重ねや継続が重要だと実感しています。
 留学中のある週末、ルームメイトである韓国の友人に誘われ、カモテス島に旅行に行きました。今までに見たことのない透明な海に感動しました。2週目はマラパスクア島を旅行しました。台風の影響で海に入ることはできませんでしたが、レストランに行ったり、オイルマッサージを体験したりして、のんびりと過ごすことができました。別の日には、先生と老人ホームでのボランティアに参加し、お茶を飲みながら話したり、ビンゴゲームをしたり、カラオケを楽しんだりました。放課後はカフェで勉強したり、バッチメイトとレストランに行ったりと、1日1日があっという間で充実していました。雨季のため豪雨と雷が激しかったですが、日本ほど暑くなく快適に過ごせました。
 今回の留学を通じて、留学前の準備や留学後の継続がいかに重要であるかを改めて学びました。留学中に出会った友人や先生に良い報告ができるよう、さらに語学力を高めていきます。