5ヶ月間のカナダでの留学生活が始まりました

 阪南大学にはさまざまな留学制度があり、国際間観光部にもこれらの制度を利用して海外留学に行く学生がいます。森重ゼミでは今年2月末、4年生の難波里紗さんがカナダ・ウィニペグ大学での留学を終え、帰国しましたが、ちょうど入れ替わるように、4月から3年生の三木鈴菜さんが同じカナダのヴィクトリア大学に留学に行きました。
 そこで、三木さんのヴィクトリア大学での留学の様子を、毎月本人にレポートしてもらいます。今回は1回目ということで、大学での授業やホームステイ先の様子を報告してくれています。これから留学を考えている皆さんの参考になればと思います。(森重昌之)

留学先での様子

  • ヴィクトリア大学の入り口にて

  • アクティビティで参加したButchart Gardens

  • グループワークでダウンタウンを訪ねた時の様子

憧れの留学生活が始まりました

国際観光学部3年 三木鈴菜

 私は4月7日から約5ヶ月間、カナダに留学することになりました。私は小さい頃から海外に強い憧れを抱いていました。また、語学力を身につけるためにも実際に肌で感じたいと思い、留学を決意しました。今回は留学を始めて最初の1ヶ月間の様子を報告します。
 私の留学先は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるヴィクトリア大学です。ヴィクトリアはカナダで最も過ごしやすい気候と言われており、4月上旬は少し肌寒かったですが、だんだんと暖かく過ごしやすくなってきました。ホストファザーによると、ヴィクトリアから近いバンクーバーの3分の1の年間降水量だと聞きました。
 ヴィクトリアに来て約1ヶ月経ちましたが、すでにこの土地の魅力に虜になっています。ヴィクトリアの主な交通手段はバスです。パスを買えば、ヴィクトリア市内のどこでもいつでも乗り放題です。また、海や自然に囲まれ、バスに少し乗れば繁華街もあり、不便のない場所です。また、私が通うヴィクトリア大学は、広い敷地と多くの自然に囲まれた綺麗な大学です。大学の敷地内にバス停がいくつもあり、建物が覚えきれないくらいあちこちに建っていて、圧倒されました。
 そのヴィクトリア大学にあるContinuing Studies Buildingという建物で、授業やアクティビティを行っています。私のクラスは15人で、半分が日本人です。想像以上に日本人が多く、驚きました。しかし、ペルーやブラジル、中国、韓国と、国籍も年齢もさまざまで、国際交流も楽しんでいます。授業ではペアワークやグループワーク、文法や発音など、さまざまなこと学びます。先生の英語は綺麗で、少しゆっくり話してくださるので、聞き取りやすいです。英語はどんどん話していくことが大切だと教わったので、私は授業でいつも国籍の違う学生の隣に座ること、そして自分の意見を積極的に述べることを心がけています。日本人特有の内気で謙虚なところは、英語を身につけるためにはとても邪魔なものだと痛感しました。
 大学では、授業以外にも大学主催のアクティビティがたくさん開催されています。毎週金曜日には、Coffee Socialというコーヒーやお菓子を食べながらゲームするイベントや、サッカーやヨガなどのスポーツが行われています。また、観光地を訪れる行事も頻繁に行われています。私はアクティビティに積極的に参加し、さまざまな経験をしていく中で、他の学生と関わる機会が増えるので、毎回楽しみにしています。また、English Language Centreというボランティアのネイティブスピーカーと話せる場所もあり、多くの学生が利用しています。
 私のホームステイ先には、ホストファザーとホストマザー、それに10歳の子どもがいます。留学生は私1人だけです。ホストファミリーはとても自然と動物が大好きで、家には大きな庭があり、犬と猫と鶏も飼っています。現在、ホストマザーは少し体調を崩しているため、ホストファザーがいつも美味しい食事をつくってくださいます。ホストファミリーはとても健康に気を遣っているため、よくオーガニックの食材を使って料理し、身体に良いものを食べさせてくださいます。夕食の時にはホストファミリーが揃うので、今日あったことを話すほか、ホストファミリーが私に質問してくださいます。とても穏やかで、優しい家族に恵まれています。
 この1ヶ月間は時間がとても早く過ぎるように感じました。早い段階でホームシックに陥ったり、英語が聞き取れなかったり、伝えたいことが伝わらなかったりすることもありましたが、その中で語学力が身についてきたことも実感しています。今できることは尽きないほどあるので、努力を惜しまず、1日1日を大切にして頑張っていきます。