【松ゼミWalker vol.195】新今宮TICと西成WANが南海100駅自慢に?!

『南海100駅自慢』という事業があります。

 南海電鉄の最近のキャッチコピーは「愛が,多すぎる」。年末年始のテレビでCMをご覧になった方もいることでしょう。このキャッチコピーの一環として,「南海電鉄の100の駅に100の愛のかたちがある」というコンセプトで,100ある南海電鉄の駅の近くの名物や名所をポスターやウェブサイトで紹介する試みが,『南海100駅自慢』です。ぜひ一度,上記のウェブサイトをご覧ください。南海各駅の紹介が順次,加わりつつあります。
 さて,この100駅自慢において,南海新今宮駅では,松村ゼミの運営する新今宮TICが,南海萩ノ茶屋駅では,西成WANの壁画「アセラズクサラズアキラメズ」が選ばれました。私たちの活動を評価していただいた結果なので,とても誇らしいことだと喜んでいます。

 2015年12月25日(金),クリスマスの日の午後,新今宮TICと西成WAN壁画の取材とポスター写真撮影が行われました。
 新今宮TICの取材に協力してくれた学生は,平山あかね・ジュディ・ジーン・川瀬将之・宗政巨地(以上4回生),竹中さおり(3回生),三宅亜紗未・川畑成美・阪上千里・西崎拓真(以上2回生)の10名でした。2009年1月の創業から現在まで,新今宮TICの運営に携わったゼミ生は,実人数で100名を軽く越えましたが,この10名がその代表です。
 たまたまバンコクから大阪観光のため来日していたジーンの妹と,大阪国際ゲストハウス地域創出(OIG)委員会の西口宗宏委員長も応援に駆け付けてくれました。インドネシア人旅行者2名にも取材協力していただき,無事,ポスター写真撮影を終えました。
 次の西成WAN壁画の取材には,壁画制作で協働した「今池こどもの家」のこどもたちが参加してくれました。松村ほかゼミ生有志が,今池こどもの家へこどもたちを迎えに行き,15時過ぎから壁画前でポスター写真撮影。クリスマス当日に集まってくれたこどもは20名くらい(左下の写真は,2015年9月撮影の壁画完成時のもの)。この西成WANの取材から,辻勇之介・福田葵(以上3回生),三宅将生(2回生),葛井健斗(流通学部1回生)も加わりました。

 さて,迫力のある壁画「アセラズクサラズアキラメズ」をバックに写真撮影すると,誰がどう撮影しても,それなりの「絵」になります。大人数でずらっと並んで撮影しても,壁画のスケールが大きいので,やはり「絵」になります。
 西成WANの壁画制作の目的のひとつは,「わざわざ他所から見に来てくれるような壁画を描こう」でした。完成してから3ヶ月ほど経ちましたが,この地域のまち歩きを案内するなかで,私は何度もこの場所を訪れました。その際,壁画前で,若いカップルが記念撮影していたこともあれば,通行人が足を止めて見入っていることもありました。まち歩きのなかでも,西成WANに込めたみんなの想いを理解してもらうため,この壁画制作をめぐる経緯を丁寧に説明するようにしています。
 少しずつ,少しずつ,西成WANに込めた想いを広げていきたいと思います。