【松ゼミWalker vol.134】 新世界援隊の会合に松村ゼミが参加!!

 2014年1月28日(火),通天閣のすぐ横にある新世界会館にて,新世界援隊の会合があり,松村ゼミからは教員の松村ほか,袁麗萍(3回生),栃原智美(2回生),ジャンタパット(2回生),吉田知奈(1回生)ら学生4名も参加しました。2008年末に結成された新世界援隊(しんせかいえんたい)は,新世界を盛り上げるため,町内会とは別に有志が自発的に集まった組織で,新世界の外からの新たな力も取り込み,文字通り「新」世界を築こうという志のある集団です。
 松村ゼミと新世界援隊メンバーとは,『新世界・西成 食べ歩きMAP』での出会いがきっかけとなり,2012年のツムテンカク(【松ゼミWalker vol.96】新世界のイベント「ツムテンカク」にボランティアで参加して),2013年の新世界夏祭り(【松ゼミWalker vol.121】新世界の夏祭りに参加しました!)や「昭和マチアソビ」(【松ゼミWalker vol.130】新世界のイベント,懐かしの「昭和マチアソビ」をお手伝い!!)を通して,ますます交流が深まっています。
 今回の会合においては,松村ゼミの活動とも絡んで,新世界観光インフォメーションセンター創設の可能性,究極的にローカルな「新世界検定」と絡めた「新世界まちガイド認定」,通天閣の待ち時間つぶしを兼ねた「新世界まち歩きツアー」の企画など,新世界で着地型観光を成り立たせる仕組みや仕掛けについても,色々と議論が交わされました。

 近い将来,もう一度,松村ゼミから新世界における着地型観光について,新世界援隊へ提案を行い,さらに議論を深めることになり,今回の会合は終わりました。
 新今宮TICを運営する松村ゼミは,西成特区構想とも関わっていますが,西成区や浪速区という区境はほとんど意識していません。そもそも,外国人旅行者にとっても,日本人旅行者にとっても,通天閣が浪速区で,動物園は天王寺区,あいりん地域が西成区で,ハルカスは阿倍野区にあることなど,全くどうでもいいことです。
 中国北京の故宮博物館が何区に属するのか,日本の富士山山頂は何県に属するのか,行ったことのある人は多いかもしれませんが,この問いに正解できる人はおそらく少ないことでしょう。松村ゼミとしては,西成,あいりん,釜ヶ崎という地域にこだわりつつも,それに囚われることなく視野を広く持ち,広く地域の課題を解決し可能性を探求するなかで,今後も社会的実践を積み重ねていきたいと思います。