1年間のゼミ活動を通じて、旅館・呑海楼、ホテルエルシエント大阪の宿泊プランの企画・提案を行いました。また宿泊プランの企画・提案にむけて、ホテルマンとして必要とされる基礎知識を学ぶために、HOTEL THE MITSUI KYOTO で1ヶ月インターンシップに参加しました。インターンシップでは、宿泊部にあるアンバサダーで研修を行い、チェックインするお客様にお茶とお菓子を提供し、おもてなしする。直接お客様と関わる立場だったため、自らが提供したサービスにより、お客様が喜んでいる姿を見ることができたのは、貴重な経験となりました。
また旅館呑海楼の宿泊プラン作成では、近年の旅行に関する消費動向と赤穂温泉の実態を調べることで、取り組んでいる課題について多面的に考察する力がつきました。
ホテルエルシエント大阪の宿泊プランの作成においては、特に平日の稼働率改善のために手ごろな価格設定や差別化されたサービス内容など様々な観点からニーズを把握し、プランを作り上げる必要があること学びました。今回の報告会を通じて、新たに興味を持っていただける宿泊プランの作成は難しい作業ではありますが、お客様に喜んでもらえるプランを作ることは、やり甲斐がある仕事だと感じました。この1年間のゼミ活動を通じて、お客様一人一人にあったサービスを提供する難しさと、楽しさを同時に学ぶことができました。
国際観光学部 李ゼミ3年 浦野 晴加

学生活動状況報告

国際観光学部 李ゼミ3年
桑名 沙依

 この度、旅館呑海楼とホテルエルシエント大阪に対する宿泊プランを提案するゼミ活動を通じて、たくさんのことを学びました。2つの宿泊プラン作りは、グループで多くの時間を費やし、試行錯誤しながら協力して作成しました。まず、ターゲットとコンセプトを設定し、具体的なプランの詳細とそれに見合った価格を決める、一連の過程は難しかったです。しかし、実際にホテルの視察をしたり、他のホテル事例について調べたりしてみると、それぞれが異なるターゲット層や特徴を掲げており、それぞれの強みをアピールして、他と差別化を図っていくことを常に意識していることに気づきました。
 ホテルエルシエント大阪に対して、自分たちが作成したプランの発表に際し、非常に緊張しましたが、好評を得ることができました。また、実際に現場で働いている方々の声を聴くことにより、これまでホテル業界に対して持っていたネガティブなイメージと少しギャップがあることにも気づきました。特にホテルエルシエント大阪では、若い人たちの意見に耳を傾けて働きやすい職場づくりに努めているようです。
 就職活動においては、企業説明会などで今回の活動で学んだように積極的に質問をするなど、社員の方々とコミュニケーションをとって、その会社が目指しているものや働き方、職場の雰囲気などについて深く知っていきたいと思います。

国際観光学部 李ゼミ3年
藤村 利高

 今年1年間、私たちのグループは、兵庫県赤穂市にある旅館「呑海楼」とホテル「エルシエント大阪」に対し、宿泊プランを企画・提案するゼミ活動を行いました。
まず、旅館呑海楼の宿泊プランづくりでは、コロナ禍だったせいで現地視察が出来ず、自治体や観光研究機関が公開している資料収集が中心になり、大変でした。しかし、発表会では支配人より現場での声を聞くことができ、赤穂温泉の現状や吞海楼の運営状況などを踏まえ、旅館への集客率をいかに増やすかの大変さを改めて理解しました。
また、ホテルエルシエント大阪では、実際にホテル現場を訪れ、ホテルの雰囲気や一部ではありますが宿泊客の様子などを肌で感じることが出来、色々な宿泊プランが、思い浮かびました。ゼミ内でのグループワークでは互いに意見を出し合い、力を合わせて関連したサイトや資料を探すなど、メンバーとともに成し遂げる力も学びました。グループワークで学んだことは、今後就職活動でのグループワークに活かしていきたいと思います。また、ホテルエルシエント大阪の宿泊プラン発表の際に、総支配人や支配人の方々の前での発表であったため、緊張する場面もありましたが、私たちが伝えたいことはしっかり伝えることができ、活動目的を達成することができました。そして実際に現場の方々の声を聴き、講義で学んだことと違った現状や課題を考えることもできました。

参加学生一覧

浦野 晴加、加治 睦規、桑名 沙衣、内藤 あすか、二宮 央樹、藤村 利高、若林 伸幸、斎藤 美結、松本 千咲菜、河原 瑠海、北園 明大、中尾 優花、原 愛美、坂東 愛美、村田 歩夢、山本 健太郎、横谷 尚香、西田 拓真

連携先コメント

株式会社関電アメニックス 
ホテルエルシエント大阪事業部 吉岡 渉 様
人財活躍グループ 菅澤 砂智子 様

 2019年から実施していた産学連携も近年はコロナの影響により、活動が見送られておりましたが、2022年については感染対策を実施したうえで復活することができました。
10月にホテル見学を実施、2月の報告会まで無事に終えることができ嬉しく思います。

 今回の活動は、学生の皆さんとのコミュニケーションが充実していたように感じています。
ホテル見学時も現場担当者より、ホテル業界のことやホテルの業務についてお話させていただきました。また、報告会では質疑応答や意見交換などができ、とても有意義であったと思います。
報告会での発表では、エルシエント大阪のターゲット顧客についての洞察力に驚かされ、ホテルのコンセプトを理解してのタイアッププランや、「旅育」「古着でワクチン」など初めて聞く内容の提案もいただきました。どの提案も企業価値や認知度UPにつながる内容であり、とても興味深く今後のプラン造成に是非活用していきたい内容でした。
今回参加された皆さんには、本活動を通じ、更にホテル業界に興味を持っていただくきっかけとなっていれば嬉しく思います。
コロナの状況にもよりますが、今後は見学だけではなく、より実践的な活動も加えて、
ホテル業界・観光業界のことをお伝えしていけたらと考えております。
今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

赤穂温泉呑海楼
支配人 西島 淳 様

 まずは、今回の「赤穂温泉に若者を呼ぶために」をテーマに、阪南大学国際観光学部の皆様が、真剣に取り組んでいただきました事、呑海楼従業員を代表しまして厚く御礼申し上げます。
赤穂市は、住民及び従業員が高齢化しており、学生の皆様の若い力・若い発想力を必要としており、今後の大きな課題となっています。
皆様の調査や独自に考察されたプランをお聞きし、非常に感銘を受けました。
特にウェルネスツーリズムに焦点をあてて、そこからウォーキング・ヨガ・アロマにつながり旅館の核である温泉&料理の様々な健康効果を全面にアピールし、若者だけでなく、全ターゲットにも需要があるので本当に良い勉強になりました。
また、忠臣蔵(赤穂浪士)などの歴史についてですが、当地ではアピールしつくして、収束感が漂っているように皆が思っておりましたが、李先生がおっしゃるようにまだまだ歴史を感じたい方がいて呑海楼が先頭に立って、もう一度忠臣蔵を旅館内でもアピールしたいと思いました。
今後は、現場にも入っていただき生の体験をしてみても新たな発想が生まれるのではと考えます。
市場調査において1年でガラッと数字が変わることもありますので、リアルタイムの現場の声を聴いてもらい、顧客満足度を大事にしつつ、原価を考慮した価格設定や業者を含めたやり取りなど、より踏み込んだプラン作成を期待しております。
今後ともお互いに協力をし、皆様にとってより良い実績を残せることを切に願います。
この度はよい機会をいただき誠に有難うございました。

教員コメント

国際観光学部
李 貞順 教授

ホテルエルシエント大阪活動について

 本キャリアゼミは、「地域の魅力が発信できる体験型宿泊プランの提案による地域活性化」を目的に活動を行いました。連携先である(株)関電アメニックスが運営するホテルエルシエント大阪に対し、まず、ホテルが良いサービスを提供するために取り組むべき課題の発見、そして課題解決に向けてプランの企画・提案を行いました。具体的には、2・3年次生の活動として10月27日~28日には、ホテルエルシエント大阪の客室や施設、そして、日々心がけているサービスなどを知るために現地視察を実施しました。加えて、3年次生は夏季休暇中にHOTEL THEMITSUIKYOTOでインターンシップを体験し、ホテルマンとして必要とされる基礎知識を学んだうえで、現場に立ち会い、ホテルを円滑に運営するための取り組みや仕組みについて学びました。さらに以上を踏まえ、2023年2月8日、エルシエント大阪・京都の関係者を交え、最終報告会で提案することが出来ました。
報告内容として2年次生は大阪の観光へのニーズの考察や近隣ホテルのとの比較を通じて、当該ホテルの強みと弱みについて考察し発表しました。また3年次生は3つのグループに分かれ、ファミリー層をターゲットに大阪お菓子メーカとのタイアッププラン、SDGsを学ぶプラン、大阪のテーマパークを楽しむための宿泊プランを企画・提案しました。
このようなキャリアゼミ活動の経験(課題の発見、課題解決に向けての熟考、実践的なリサーチなど)は、観光事像を多面的に捉え、観光学に関する知識を深めたとともに、今後の就職活動にとっても大きなメリットとなり、卒業後、就職先での即戦力にも繋がるのではないかと考えます。

旅館・吞海楼、あわら市観光協会の活動について

 本キャリアゼミでは、福井県あわら市観光協会や兵庫県赤穂市赤穂温泉・旅館吞海楼に対し、まず、旅館が良いサービスを提供するために取り組むべき課題の発見、そして課題解決に向けてプランの企画・提案を行いました。前半の活動として、3年次生が中心となって、赤穂温泉・旅館吞海楼を対し、若者の来訪者が少ない現状を踏まえ、若者にアピールできる宿泊プランの提案を行いました。具体的には、2年次に取り組んだ「近年の若者の旅行ニーズに照らし合わせて赤穂温泉・旅館吞海楼の現状分析」を踏まえ、「ウエルネスをテーマとする宿泊プラン」を企画提案しました。後半の活動として、2年生を中心とした取り組みで、来年度の宿泊プランの企画・提案を見据えて、一つは、国内温泉旅行における宿泊施設へのニーズの考察、あわら温泉の観光の現状について近隣温泉地との比較を通じて、あわら温泉の強みと弱みを考察し発表を行いました。二つは、あわら市が2023年度中にパートナーシップ制度の導入を目指している点に着目し、セクシャルマイノリティに対する理解を深めることをテーマにしたツアープランを発表しました。このようなキャリアゼミ活動の経験(課題の発見、課題解決に向けての熟考、実践的なリサーチなど)は、観光事像を多面的に捉え、観光学に関する知識を深めたとともに、今後の就職活動にとっても大きなメリットとなり、卒業後、就職先での即戦力にも繋がるのではないかと考えます。