2018.10.4

日・韓合同ゼミ活動報告

日・韓合同ゼミ活動報告(李ゼミ)
(参加ゼミ:阪南大学李ゼミ、和泉ゼミ、韓国清州大学校朴九遠クラス)

韓国遠征ゼミその1(8月23日~25日)

『韓国学会・東北亜観光学会 第8回大学生国際発表大会』に参加』

・東北亜観光学会(韓国本部)の副会長である小林先生の提唱により、2010年から始まった「東北亜観光学会国際部主催 大学生国際発表大会」が、2018年8月23日~25日、韓国慶尚北道、大邱大学校経商大学で開催されました。
 オープニングセレモニー、シンポジウムでは、日本・韓国両国の「地域文化・資源を活かした観光振興」の現状や課題について、報告がなされ、活発な議論も展開されました。
・今大会では、「東北アジアの観光発展と産業観光」を大会のメインテーマとして、日本から参加大学7大学11チーム、韓国9大学15チーム、合計約150名が4会場に分かれて活発な研究発表が行われました。
☆李ゼミは、産学官連携プロジェクトとして福井県あわら市観光協会、(株)阪急交通社とともに「あわら地域の活性化」に向けて、「あわら温泉地域の宿泊施設に対するサービスの向上、及び宿泊プランの提案(李ゼミ)」、和泉ゼミは、「兵庫県養父地域における地域振興についての研究」にそれぞれ取り組んでいます。今回の国際学会での発表は、これら産官学プロジェクトの中間発表的な位置づけとして臨みました。

李ゼミ: 『あわら温泉地域の宿泊施設に対するサービスの向上、及び宿泊プランの提案』 

Aチーム:「観光における若者のニーズ」
荒井 康平、西川 太貴

Bチーム:「インバウンド観光客における温泉旅館へのニーズ」
塚田 恵見、牧野 あかり

Cチーム:「ファミリー旅行の宿泊プラン作成に向けて」
出野 萌々花、高山 結衣

・4月以降、約4か月、各ゼミ、各チーム内で議論を重ね取り組んできたテーマについての
中間発表を終え、達成感を得ると共に、指摘された課題についても知ることができました。
 
 今年も、発表大会終了後、「東北アジア文化ハイウェイ」という「祭りイベント」が用意されていました。このような祭りイベントを通じて国境を越え、より効果的に参加者及び学生たちが共有・交流しながら楽しめる時間・空間を共有し、観光の効用の一つである「異文化理解」を体感することができました。

韓国遠征ゼミその2(8月25日~27日)

『清州市観光活性化のための日韓大学合同観光資源調査プロジェクト』に参加

 25日午後からは、忠清北道清州市に移動し、プロジェクトに参加しました。このプロジェクトは、清州市等の地元の要請を受けた青州大学校と私たちのゼミが合同で取り組む訪韓日本人観光客誘致に向けての取り組みです。数年間をかけて取組んでいる継続的な事業であり、日本サイドは阪南大学、李ゼミ、和泉ゼミ、韓国サイドは地元清州大学校商経大学朴九遠先生の指導を受けた学生たちとの日韓合同での取り組みです。
 ゲスト・ホスト双方向の視点での観光資源の調査活動です。今回の調査結果を踏まえ、年末までに報告書を清州市観光課に提出することになっています。

清州大学にて日韓合同資源調査活動打ち合わせ

清州の映像産業とフィルムツーリズム講義

清州観光コンテンツ・フィールドワーク①(雲甫の家、ダレ牧場体験)

フィールドワーク②文義文化財団地(韓国衣食住等地域文化体験)、椒井薬水体験、ユッコリ市場(伝統的市場体験)、スアムゴル、ソンアンギル

日韓混成チームごとの発表準備

日韓混成チーム別フィールドワーク報告会

韓国遠征ゼミその③ (8月27日~8月28日)

 清州での研修を終え、ソウルに移動。ロッテホテルではホテルインスペクションを行いました。

学生からのレポート

第8回東北亜観光学会国際大学生大会へ参加
 国際観光学部2回生 永野 歩乃佳

 この度、8月24日韓国・大邱大学校で行われた東北亜観光学会大学生発表大会に参加をさせていただきました。この大会では、阪南大学の先輩方のゼミ活動についての報告や日韓の他大学の学生が行っている観光による地域活性化についての発表を聞くことができました。現在、私は大邱大学に留学し、韓国語学部に所属しています。そのため、観光についての講義を受けることができない私にとって、日本と韓国の大学生が取り組んでいる観光や地域活性化についての発表を聞くことができたことはとてもよい経験になりました。
 今回の大会で私が一番感じたことは、韓国学生と日本学生の発表スタイルの違いです。韓国の学生たちは、パワーポイントの使い方がとてもうまくグラフやマップ一つを見ても日本の学生のパワーポイントより見やすいと感じました。また、発表の後の質問をするのは韓国の学生が多く積極性の違いも感じました。その中でも特に嶺南大学校の学生は自分の意見をうまく伝える力があるように感じました。小林先生が海外旅行の目的地として日本を選ぶ理由について質問された時にも、答えていた学生の多くが嶺南大学校の学生でした。また、意見を述べる際にも、しっかりと手順を踏み、最後のまとめまで述べている姿が印象的でした。この学生たちに学年を聞いたところ、3回生でした。私たちとあまり年齢変わらない学生でもあのように立派に意見を述べることができ、説得力のある発表をすることに驚いたと同時に大きな刺激になりました。
 また、両国の学生たちが観光地について調査する際にインスタグラムやツイッターなどのSNSのトレンドを取り入れて仮説を立てたり、旅行のコースを組み立てたりしているのも印象的でした。私も3回生になり研究や調査をするときには参考にしようと思いました。
日本と韓国には言語の違いがあるため、伝えたい内容を思うようにうまく伝わりにくくなっていることもあったように感じました。時間も倍かかり、通訳や発表内容を要約して話していらっしゃった先生方の苦労も多かったように感じました。しかし、国籍の違う学生が観光を通して直接交流する機会はなかなかないのでこのような大会があることについて大きな意味を感じました。
 最後に、今回この機会を通して、観光について学ぶことに、より関心が深まりました。残っている留学期間でしっかり韓国語を学び、今後の観光の勉強に生かしていきたいです。

韓国でのゼミ活動報告
 国際観光学部3回生 福永 慎

 夏期の8月23日から28日の6日間、大邱大学校での東北亜観光学会大学生国際発表大会への参加、そして忠清北道清州市での清州大学校との日韓合同観光資源調査に参加するため、韓国でゼミ合宿を行いました。今回の合宿は、私にとってたくさん学ぶことがあり、また、初めての韓国旅行ということもあり、とても有意義で楽しい旅になりました。  
 合宿での活動内容として、まず、初日に釜山の甘川洞文化村を訪れました。急な坂や迷路のようになっている村で、展望台から町を見下ろすと、とてもカラフルな色をしており、まるで韓国版のマチュピチュの様な景色でした。この集落は、観光地として作られたのではなく、もともと朝鮮戦争の際に北朝鮮側から戦争を逃れるために逃げてきた避難民たちが、住居を求めて集落を作ったのが始まりだそうです。しかし、今では韓国の有名観光地として写真スポットになっていました。また、初日の夜に食べたサムギョプサルはとても美味しく、日本で食べるサムギョプサルとは全然違いました。
 2日目は、東北亜観光学会が主催する大学生国際発表大会に参加しました。この大会では、日本の学生だけでなく韓国の学生の発表を聞くことができ、様々な観光の研究があると感じました。大学によってテーマが違いましたが、観光による地域活性化をどのように行うのかについて、さまざまな発表を聞いて、自分たちが取り組んでいる芦原温泉の活性化のヒントを掴めたように感じました。この日の夕食の時間は、ダンスの披露や法被を着て踊るなど、日韓の伝統や文化について触れながら韓国の学生と交流ができ、とても楽しかったです。
3日目から5日目は忠清北道清州市に移動し、清州大学校の学生と合同で清州地域の観光資源の調査を行い、清州市の役所の方々の前で成果を発表しました。清州地域には観光地や名所がたくさんありましたが、1つ1つの場所がとても離れているのが課題の1つにあがりました。そこで私たちのグループはタクシーの1日乗車券を考案し、それを利用して清州観光地を巡る旅と、バスで巡るツアーを提案しました。日韓合同グループで考えるのに言葉が通じないこともあり、身振り手振りでコミュニケーションをとったり、スマートフォンの翻訳機を使ったりと、発表当日の夜中2時ごろまで苦戦しましたが、発表では清州の役所の方々にうまく伝えることができ、達成感を得ることができました。
 ソウルに移動し、最後の活動は、ロッテホテルでの研修でした。ロッテホテルは客室が合計1120室もあり、レストランはもちろんフィットネスクラブや結婚式場、国際会議など様々な用途で利用できるシティホテルです。施設のフロアによってサービスの内容が分かれており、特にトイレとお風呂場が分かれているところと日本の電化製品を直接コンセントにさすことができるのは日本人にとっては嬉しいところでした。
 以上6日間の活動では、韓国の学生との交流はとても勉強になりましたし、芦原温泉の旅館活性化についても得ることが多く、今後のゼミ活動にぜひ生かして行きたいです。