阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 和泉ゼミでは、河南町(大阪府南河内郡)において、日本遺産「「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の構成文化財である平石峠経塚・高貴寺香華畑経塚をはじめ、町内に点在する歴史資源を活用した観光地域づくりを河南町役場、地域住民のみなさんとともに共創的に展開する取り組みを2021年度から2023年度の3年間継続して実施する予定でスタートさせました。
 今年度は、デジタル観光ツアーアプリ「SpotTour」による散策道の創造・公開のための準備としてポイントをつくる取り組みを進めており、2021年12月15日、第1回目となるフィールドワークを行いましたが、第2回目となるフィールドワークを2022年3月16日に行いました。第2回目となるフィールドワークでは、デジタル観光ツアーアプリのポイント箇所となる「日本遺産の構成文化財である葛城修験第二十五番経塚(高貴寺香華畑経塚)」、「史跡金山古墳」、「道の駅かなん」の詳細な調査を行いました。この日は、文化財の担当部署である河南町役場生涯まなぶ課の安達さん、観光振興の担当部署である農林商工観光課の北井さんにご同行、ご説明をいただきました。ありがとうございました。
 また、2022年3月30日には、阪南大学南キャンパスにおいて活動報告会を開催し、「葛城修験第二十五番経塚(高貴寺香華畑経塚)」、「史跡金山古墳」、「道の駅かなん」に関するアプリ内の説明文章や使用する写真などを提案し、ご意見を伺いました。当日は、文化財の担当部署である生涯まなぶ課の森さん・安達さん、観光振興の担当部署である農林商工観光課の池添さんにご来学いただきました。
 河南町における研究活動は、2022年度にも継続される活動です。
 地域のみなさん、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。