2021.12.24

富田林寺内町における生活空間型観光の取り組み④「富田林市寺内町でフィールドワークを行いました(12/18)」

 阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 2021年度から、和泉ゼミ2回生は、大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町において、これまでまもり続けられてきた歴史的・学術的価値や魅力を多くの方々に知ってもらうために、未来へ伝え続けるために、公開施設である国登録有形文化財旧田中家住宅内に「じないまち地域・観光創造室」を設置し、日常生活空間内における保存と活用双方のまなざしによる観光地域づくりを進め、「生活空間型観光」の取り組みとして発信していきます。
 12月18日は、「LLPまちかつ」の佐藤さん・桑平さんにお話を伺いました。LLPまちかつ(正式名称:有限責任事業組合富田林町家利活用促進機構)は、富田林寺内町と調和した『アートと工房』のまちづくりをコンセプトに空き家所有者と入居希望者のマッチングを行う団体で、平成21年に地区内有志により設立されました。当日は、実際に取り組みを進められているお二人のお話から、多くを学ばせていただきました。また、お話の後、空き家活用事例の1つである「じないまちLab」などを見学させていただきました。「じないまちLab」は、1782年に建てられた仲村家住宅(大阪府指定文化財)の敷地内に建つ蔵で、会議や映画上映会の会場など、ワーキングスペースやイベント会場として活用されているそうです。なお、今回のフィールドワークには、10名の2回ゼミ生が参加しました。
 今回が年内最後のフィールドワークとなります。地域のみなさま、新年も引き続きよろしくお願いいたします。