阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 2021年度から、和泉ゼミ2回生は、大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町において、これまでまもり続けられてきた歴史的・学術的価値や魅力を多くの方々に知ってもらうために、未来へ伝え続けるために、公開施設である国登録有形文化財旧田中家住宅内に「じないまち地域・観光創造室」を設置し、日常生活空間内における保存と活用双方のまなざしによる観光地域づくりを進め、「生活空間型観光」の取り組みとして発信していきます。
 以下、10月に行なったフィールドワークについて報告します。

 10月24日(日)
 寺内町においていよいよ本格的に活動がスタートします。そのために、備品の設置や消耗品の買い出しなど、サテライト・ラボである「じないまち地域・観光創造室」の開室準備を行いました。この日は6名のゼミ生が参加しました。
サテライト・ラボの準備も整いました。 
旧田中家住宅のスタッフの方が近所のスーパーの場所などを教えてくださいました。
10月27日(水)/ 30日(土)
 水曜日4限は基礎演習(2回生ゼミ)の時間です。富田林寺内町は大学の所在する松原市からも遠くはないので、3限終了後に移動しても活動が可能です。3つに分けたグループごとに分担を決め、寺内町の情報を収集、そして、大きなマップに収集した情報を落とし込むという作業、つまり、研究活動の基礎となる情報マップを作成するという作業をスタートさせました。27日は14名全員が参加しました。また、30日は10名が参加しました。

10月27日は富田林市役所商工観光課の方々も来てくださいました。