2021.3.17

2020年度:国際観光学部和泉ゼミ研究活動報告「和歌山県かつらぎ町における観光地域づくり研究②(今年度の活動報告を行いました)」

 阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 和泉ゼミ3回生14名は、2019年7月から、和歌山県かつらぎ町に所在する3つの道の駅(道の駅「かつらぎ西」・道の駅「紀の川万葉の里」・道の駅「くしがきの里」)における利用者の増加や周辺地域の活性化を目的とした取り組みをかつらぎ町役場産業観光課のみなさんと進めています。2年目にあたる2020年度については、コロナ禍の影響を受けて、現地での調査はやや出遅れましたが、2019年度に構想した「かつらぎ道の駅トライアングル」をベースとして、道の駅「かつらぎ西」・道の駅「紀の川万葉の里」・道の駅「くしがきの里」ごとのイベントデザインの作成、トライアングルポスターのデザイン案(3パターン)の作成、また、サイクリングコースの作成、自動車周遊コースの作成、スタンプラリーコースとその仕組みの作成などを成果物とした取り組みを進めています。
 2021年3月8日、かつらぎ町役場において、今年度の活動報告を行いました。当日は、ご多忙にもかかわらず、中阪町長もご出席くださいました。発表後、中阪町長からは、「すぐにでも実施できそうなものもありますね」、「あなた方と一緒に仕事がしたいと思いました」など、励みになるようなお言葉を頂戴しました。ありがとうございました。
来年度は、今回の報告内容をブラッシュアップし、地域の方々とともに実践していきたいと考えています。
附 遅くなりましたが、2021年1月8日に行った第2回フィールドワークについても、ここで報告しておきます。
 
 2021年1月8日、今年度第2回目となるフィールドワークを行い、各グループが魅力を感じた地域資源・店舗・生産者などを調査しましたが、今回は地域の方々とつながることができた調査となりました。例えば、道の駅「かつらぎ西」の近くで果樹・野菜などを生産されているファームもりしたの森下忠彦さんは、阪南大学を卒業された先輩でした。森下さんからは、多くをご教示いただくとともに、「ぶどうの時期に、また、来てください」とのあたたかいお言葉も頂戴しました。また、「ぜひ、取り組みに協力させていただきたい」とおっしゃっていただいた店舗の方々にもお会いできました。地域の方々とつながりながら、成果物の完成にきちんとつなげていきたい、with/afterコロナにおける観光振興という点も意識してしっかりと進めていきたいと考えています。
 なお、当日は、かつらぎ町役場産業観光課の井上さんにもご同行いただきました。また、関係のみなさま方に懇切丁寧にご説明をいただきました。この日は、強い冬型気圧配置により、時々、雪が舞う中でのフィールドワークとなりましたが、有意義な学びの時間となりました。地域のみなさま、ありがとうございました。