2020.11.19

2020年度:国際観光学部和泉ゼミ研究活動報告「大学入門ゼミで第1回フィールドワーク(富田林寺内町)を行いました」

 2020年11月15日(日)、富田林寺内町(大阪府富田林市)において担当する大学入門ゼミの1回生11名が第1回目となるフィールドワークを行いました。
 今年度後期の入門ゼミは「富田林寺内町をPRするポスター案を作成する」というプログラムで展開しています。大阪府の南東部に位置する富田林市は、本学が連携協定を締結している自治体の1つです。また、私自身も2020年度を開始年度とする『観光ビジョン』策定時に座長を務めさせていただいたということもあり、個人的にも関係の深い自治体です。本来、この『観光ビジョン』をベースとして観光振興の積極的な展開がなされるところでしたが、コロナ禍の影響を受け、その展開は計画通りとはいかないようです。
 このような地域の現状も鑑みて、私たち国際観光学部の学びを少しでも富田林地域のお役に立てることはできないか、地域の元気につなげることができないかという考えもあり、ポスター案作成のプログラムを展開するに至りました。まさに、国際観光学部が大切にする、得意とする、現場的、地域的、実践的な学びです。
 作成予定のポスター案は「自分たちで撮影した人の目を惹きつける写真とキャッチーな一文で表現すること」という条件を課しています。そのために、まずは富田林寺内町を調べ、知ることが不可欠です。当日は、寺内町形成の源である興正寺、歌人石上露子の生家である旧杉山家住宅、国登録文化財で一般公開されている旧田中家住宅、寺内町センター、じないまち交流館、じないまち展望広場、きらめきファクトリーなどの施設をめぐりながら、寺内町を調査しました。大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町における現地での学びは、天候にも恵まれ、とても心地良く、充実したものでした
 なお、作成したポスター案については、市役所の方々に講評などをしていただく予定にしています。また、「どこかで展示などができれば素敵ですね」とあたたかいお言葉も頂戴しています。