2020.11.3

2020年度:国際観光学部和泉ゼミ研究活動報告「兵庫県養父市における観光地域づくり研究①(第1回フィールドワークを行いました)」

 阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 和泉ゼミでは、兵庫県養父市において、豊富な地域資源を観光資源として活用する観光地域づくりデザインを思考・実践し、コミュニティーベースの経済振興を生成しながら、地域基盤の強化や活性化を目指すという取り組みを養父市商工会と産学連携という形態で共創的に展開しています。
 この取り組みは、2015年度からスタートしたもので、2020年度から2022年度の3年間については、現2回ゼミ生13名(飯塚みのり・今給黎妃花瑠・岩下さくら・佐野梨歩・杉本真悟・高田栞里・田中咲生・辻史孝・轟紫帆・村上千滉・森彩華・森美沙希・吉田はるか)が、卒業まで学ばせていただくことになります。 
 この学年は「食」・「農」・「観光」をキーワードとする実践的な取り組みを中心に進めていく予定です。具体的には、養父市内における飲食に関する事業者を中心として、例えば、新たな飲食メニューの開発など、これまでにない「食」に関する事業展開のきっかけをつくり、観光者の観光目的の1つとしても成立するような「食」に関する新たな魅力の創造を目指します。また、この事業を展開していくことにより、飲食事業者のみならず、生産者が「地域の食に関する可能性」を感じて生産活動が向上する、また、若者・移住者などが飲食事業を起こすなど、新しい展開の生成にもつながるよう、「可能性の提示」も視野に入れた実践的な研究活動を展開したいと考えています。
 養父市には、その数は少ないですが、朝倉山椒や蛇紋岩米などの地域性の強い特産品が見られます。また、小規模ではありますが、柚子やニンニクなどを用いた事業の展開も見られるところです。しかしながら、その地で味わうことのできる地域性の顕著な飲食メニューに関してはやや乏しく、「食」が観光目的として顕著に意識される近年、観光振興などの展開を思考・実践するにあたってはウィークポイントの1つである考えられます。地域維持という観点から、今後、観光をキーワードとする地域振興が不可欠な当該地域にあっては、「食」へのアプローチは不可欠であると考えています。そして、遠方からの観光者のみでなく、地域の方々、近隣の方々も顕著に意識してアプローチしていきたいと考えています。
 2020年11月1日に行った今回のフィールドワークは、初めての養父ということで、あゆ公園・おおやアート村(ビッグラボ)・明延鉱山(ちょうど、一円電車の運行日でした!)・道の駅ようか但馬蔵など、大屋地区を中心とした主要な観光ポイントを見学しながら、養父市の雰囲気を感じることに努めました。
 現2回ゼミ生13名が、養父市における研究活動の第一歩を踏み出しました。
 地域のみなさん、学ばせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。