阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 現在、近畿日本鉄道では、このたびの百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録決定を受けて、羽曳野市・藤井寺市と連携し、近鉄エリアキャンペーン「こふんまち 羽曳野・藤井寺」と題して、古市古墳群の所在するエリアの魅力を発信するキャンペーンを展開しています。その一環として、以下のような世界遺産登録記念ツアーを実施予定です。
2019年11月1日
観光特急「青の交響曲」で行く「ワイン3種飲み比べ列車」

2019年11月29日
観光特急「青の交響曲」で行く「日本酒、梅酒、ワイン3種飲み比べ列車」
 この記念ツアー(特定部分)の企画・実施に関するコンペティションが、2019年9月26日に開催されました。本学国際観光学部から3チームが参加し、和泉ゼミの提案が採択されました。合計得点により採択されはしましたが、他チームの提案も各々に特徴があり、よく考えられた素晴らしいものでした。参加した学生は、他のゼミの発表を聞く良い機会ともなり、学びを深め合っていました。
 2019年10月7日・18日、コンペティション後の第1回目・第2回目の会議が近畿日本鉄道との間で実施されました。
 ツアーの企画・実施は、すべてゼミ学生の手によるものです。自分たちで企業や自治体にアポイントを取り、調整して、ツアーを構成していきます。藤井寺市に所在する「朝日堂琮源」さまから、古墳ういろと古墳饅頭をご提供いただくことができました。ありがとうございました。
 ツアーに参加されるお客さまには本来的価値にも触れていただこうと羽曳野市世界文化遺産推進室の河内一浩さんに列車内に埴輪を持参いただき、お話をしてもらいたい旨をお願いしたところ、ご快諾いただきました。
 また、河内さんには、2019年10月28日4限のゼミ時間に古墳群や埴輪のレクチャーをしていただきました。ありがとうございました。
 2019年10月25日、インテックス大阪で行われたツーリズムEXPOジャパンにおいて、本学国際観光学部の企業と連携した取り組み事例として「近畿日本鉄道(株)と本学学生が連携して企画した列車「青の交響曲」による百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録記念ツアー」と題し、このツアー内容について発表もさせていただきました。
 ツアー当日まで、あまり日数はありませんが、実施に向けてしっかりと準備を進めていきたいと考えています。