阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 近年、八尾市では、八尾出身の僧侶である弓削道鏡と称徳天皇が造営にかかわった寺院で、『続日本紀』(平安時代に編纂された勅撰史書)にも登場する”幻の寺”とされてきた由義寺の場所が、発掘調査により明らかになり、国指定史跡となりました。八尾市では国指定史跡由義寺跡を活用した取り組みをはじめようとしています。そこで、八尾市教育委員会文化財課と和泉ゼミは、当該遺跡の活用を検討していくための共同プロジェクト(来年3月に予定されている活用イベントにおいて成果を披露します)を進めることとなりました。なお、プロジェクトは和泉ゼミ4回生2名・3回生5名・2回生3名の学年を越えた10名で進めていきます。
 第1回目のプロジェクト活動は、2019年9月11日に行いました。この日は調査などを担当された文化財課藤井係長に国指定史跡由義寺跡に関するレクチャーを受けました。また、その後、文化財課足立課長補佐に現地などを案内していただきました。