阪南大学国際観光学部和泉ゼミは「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 今回、和泉ゼミの3回生5名は、2019年8月22日〜27日(5泊6日)の行程で韓国へ渡航し、国際発表大会での研究発表や韓国の大学生と合同で観光資源調査などを行いました。なお、このプログラムは国際観光学部の小林先生・李先生、清州大学校の朴九遠先生が中心となって毎年なされているもので、私の研究室は2014年にはじめて参加させていただいてから、2016年、2018年に続き4度目の参加となるものです。

8月23日

 釜山広域市に所在する東義大学校で開催された東北亜観光学会第9回大学生国際発表大会において、「大阪府岬町における地域づくり研究」というテーマで研究発表を行いました。ここでは、大阪府岬町において、自分たちが進めている取り組みである「自分たちの目線で観光による地域の活性化を思考し、資源などに新しい価値を見出してこれまでにない位置付けを行いながら、地域の方々ネットワークを構築しながら実践し、地域の活性化につなげる活動」についての発表を行いました。学生たちは、国際大会での発表ということで、前日の夜もホテルの自室で準備をしていたようですが、このことは自分たちの自信につながるような経験であったと思われます。

8月24日〜26日

 忠清北道清州市に所在する清州大学校朴九遠教授のチームの学生と阪南大学国際観光学部李ゼミ・福本ゼミ・和泉ゼミの学生が合同で「清州地域の観光振興のための日韓合同観光資源調査」を行いました。24日、清州大学校でワークショップが開催され、その際にグループ分けが発表されました。3回生5名は清州大学校の学生4名と同じグループとなり、25日に清州市内でフィールドワークを行い、観光振興につながる提案を夜遅くまで一緒に思考しました。翌26日に提案を披露する発表会を行いました。その後、ソウルへ移動して、K-STYLE HUB(韓国観光公社ソウルセンター)において、韓国の観光戦略や体験プログラムについて学びました。
 今回、国際舞台での発表とその準備、また、清州大学校の学生と合同でのフィールドワークやディスカッション・提案などのプログラムを経験できたことは、学生への大きな学びとなったのではないかと考えています。
今回、私のゼミからは5名が参加し、発表では奨励賞をいただきました。
清州大学の学生と一緒にグループワークを行い、発表しました。
ご飯も仲良く一緒に。