国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとして、様々な地域で研究活動を展開していますが、大阪府泉南市もそのフィールドの1つです。
 これまでにも、泉南市に所在する岡田浦漁港などでキャリアゼミの制度を利用して、多くの活動に取り組んできました。今年度については、泉南市で文化財行政を担当されている泉南市教育委員会の社会教育課からの「泉南市に所在する歴史資源などを活かした観光振興の展開を考えるきっかけとなる発表をしてほしい」との依頼に基づき、研究活動を行うことになりました。
 その一環として、平成30年9月26日、3回ゼミ生と泉南市でフィールドワークを行いました。なお、勉強も兼ねて大学入門ゼミの1回生も参加しました。
 当日は、泉南市教育委員会社会教育課のみなさん、JR西日本和泉砂川駅長をはじめとする職員のみなさん、地域の方々などの同行のもと、登録有形文化財の指定を受ける山田家住宅、泉南市埋蔵文化財センター展示室、熊野街道沿いの古民家(牛乳屋さん・本陣など)、長慶寺、砂川奇勝などを詳しい説明を受けながら見学させていただきました。今回のフィールドワークを活かし、2019年1月の発表に向けて、学びを積み重ねていきたいと考えています。
 なお、この活動は本学キャリアゼミの制度による補助を受けています(1回生は除く)。