阪南大学国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。平成27年度から兵庫県養父市大屋において、豊富な地域資源を観光資源として活用する観光地域づくりデザインを思考・実践し、コミュニティーベースの経済振興を生成しながら、地域基盤の強化や活性化を目指すという取り組みを養父市商工会との産学連携という形態で共創的に展開させています。
 今回、和泉研究室の3回生は、2018年11月4日、養父市大屋地区明延の一円電車運行イベント(かつて鉱山で使用されていた電車の運行・乗車イベント)において、鉱山稼働時に使用されていた2棟の空き家建物を活用してイベントに参加しました。明延川沿いに建つ建物では、よもぎ餅と桑茶をふるまいながら、自分たちが制作している養父市大屋地区のPR動画の放映や特産品を販売しました。山側に建つ建物は、写真パネルなどを展示して養父市大屋地区の魅力を紹介する小さなミュージアムとして活用しました。
 また、同日、大学祭では養父市大屋地区をPRするブースを出店し、養父市大屋地区の物品販売をしながら、今年度、養父市商工会と進めている事業である「ニンニクを使った新メニューの提案」に関するアンケート調査を実施しました。
 このように3回生は2手に分かれて、各々の役割をこなしました。
 これからの活動につなげていきたいと考えています。

鉱山まちの建物の活用

大学祭における養父市PRブースの出店

当日の案内パンフレット