学生が提案したファッションショーが村民の方々・村に集う方々の手により実現しました!

 国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。
 今年度から、大阪府唯一の村である千早赤阪村の千早地区において、古民家を活用した取り組みなどを地域おこし協力隊の菅原裕己・由紀代さんご夫妻を中心とする方々と共創的に展開していくことになりました。その第1回目の活動として、平成30年(2018)3月14日・15日に古民家での宿泊体験や調査、グループごとの千早地区の散策、地域で活動している方々との交流会などをプログラムとするフィールドワークを実施しましたが、その時、3回ゼミ生が「村の雰囲気をファッションショーで表現することが出来ないか」と提案したことがきっかけとなり、5月26日、大阪府立中之島図書館において着物リメイクファッションショー「ののをへる」の開催が実現しました。
 結果的に、ファッションショーは、千早赤阪村に所在する「道の駅ちはやあかさか」のリニューアル記念として開催されました。モデルは村民さん、衣装は村の古民家などにある桐箪笥の肥やしになっていた着物を日常着にリメイクしたものを用いました。古い着物も新しく手を加えることで見え方が変わるように、道の駅ちはやあかさかも若者の手によって新しく生まれ変わるという意味が込められています。
 学生は当日の司会進行・モデル・ショーの裏方・会場の準備や販売コーナーの設営など、スタッフとして参加しながら、地域の方々と交流し、多くを学ばせていただきました。
 地域のみなさん、ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
※「ののをへる」とは、かつて使用されていた河内の言葉で、近所・親類・仲間などが集まって、布一反分の糸を機械にかける準備をすることを意味するものです。地域の方々・ヨソ者・ワカ者などが集まり、これからの千早赤阪村をみんなでつくり上げよう、準備が整いはじめたという想いを込めてタイトルとなりました。
会場の準備
リハーサル(司会やモデルとしてゼミ生も参加しました)
ファッションショー、本番!