阪南大学国際観光学部では、1年次後期、学生たちが自分たちで場所・目的を決めて日帰りのフィールドワークを実施します。通常のゼミ時間中に、事前学習をして、調査テーマを設定しました。そして11月12日、大阪市生野区の「鶴橋」の周辺の調査を実施しました。JR・近鉄・地下鉄などがある鶴橋駅周辺の商店街と、そこから少し歩いたところにあるコリアンタウンを訪れました。街を歩いている男女の比率、張り巡らされている看板の多国語表記、コンビニエンスストアにおける外国人店員率、小売店舗における土産物の販売状況、街を歩いていて感じる臭いの特徴など、学生それぞれが独自の着眼点で二地域を比較しています。じっさいに調査をおこなってみると、当初の計画通りにはできないものです。そのようなとき、どのくらい柔軟に仮説や計画を変更して調査を実施するか、各学生の力量が問われます。今回は計画通りの調査ができなかったかもしれませんが、来年度以降に学生が本格的なゼミ活動をおこなうための練習になったかと思います。