2021.11.4

【基礎演習の調査報告】木津川アートの調査を実施しました

 いま日本各地でアートプロジェクトが実施されています。その多くは、これまで展覧会などとの縁が薄かった、地方部において展開しています。これまで私たちが見過ごしてきた、ごく当たり前の地方の風景が、アート作品がそこにあることによって異なって見えてくる。その気づきを通して、地方の風景の魅力や、そこで継承されてきた文化や歴史などを学ぶことが、多くのアートプロジェクトで期待されてきたことです。そして新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、地方の、とくに屋外で展開されるアートプロジェクトは、3密を回避する観光の一つとしても有望であることも期待されています。
 国際観光学部の堀内が担当する基礎演習(2年次ゼミ)は、アートという視線での観光学について学んでいます。このたび、11月2日に、京都府木津川市で実施されている木津川アートの見学に訪れました。アート作品がそこにあることで、田園・里山の風景が異なって見えてきたのではないかと思います。今回のように近場のアートプロジェクトなどでの調査を通して、学生たちはアートに対する審美眼だけでなく、課題発見能力やプレゼンテーション能力を鍛えていくことが期待できます。