2017.11.17

堀内ゼミが、奈良県の橿原市でフィールドワーク

国際観光学部 堀内ゼミのゼミ活動報告(5)

11月4日(土)、堀内2年生ゼミは奈良県橿原市でフィールドワークを実施しました。

 堀内准教授が担当する地方創生ゼミの活動報告(その5)をお届けします。
 11月4日(土)、堀内2年生ゼミは人口減少地域が抱える課題を発見し、その解決策を考えるため、奈良県橿原市でフィールドワークを実施しました。ゼミ生の希望に合わせて日帰りのフィールドワークを大学近辺で実施するもので、今回はその二回目です。フィールドワークを通して、各ゼミ生が自身の関心を明確にし、来年度以降に自発的に研究ができるよう、ゼミ活動を実施しています。
 今回は、参加したゼミ生のうち、北奥、田村、藤本が報告を行います。

国際観光学部2年
 北奥 美晴

 私は奈良県橿原市の「笑顔ゲストハウス」を訪問しました。従業員の方に、
1.「日本人or外国人どちらが多いのか」
2.「子供or大人どちらが多いのか」
という質問をしました。その結果
1.外国人は全くというほど居ない。日本人がほとんどだが、県外から来る方が多い。
2.圧倒的に年配の方が多く、訪問理由は景色が良いから。
ということが分かりました。
 従業員の方は元々、奈良県に住んでいたわけではなく、他地域の出身だったことに驚きました。なぜ奈良県に住み始めたかと聞いたところ、自分自身も初めてゲストハウス笑顔に来た時にいいなって思ったのと同時に「このゲストハウスをたくさんの人に知ってもらい観光してほしい」「奈良県ではもっと魅力的な場所もあり知ってもらいたい」という思いで、こちらに住み始めたということです。聞いている限り、その方の表情もどこか楽しそうで聞いているこちらからして気持ちが良く、楽しかったです。
 奈良県の橿原は自然な建物が多くかし落ち着いた感じで気持ちが良いと感じました。

国際観光学部2年
 田村 唯

 私は奈良県橿原市でフィールドワークを行いました。今井町と八木西口駅に訪問しどちらの方が結婚式をあげるのに適しているかを調査しました。
 八木西口駅周辺は銀行、市役所、郵便局などがあり普通の町並みでした。しかし少し奥に進んでみると古風な建物が何軒か並んでいました。一方、今井町に足を踏み入れてみると街の雰囲気ががらりと変わり古風な建物がずっと並んでいました。八木西口駅周辺と同じく銀行もありましたが私たちが普段目にするような普通の銀行ではなく町並みにあった外見でした。
 私の率直な意見で言うとどこにでもない雰囲気であり古風な建物を今現代にも残していて古風な結婚式を挙げたいと思っている人達から今井町の方が式をあげるのに適しているのかと感じました。またカフェやご飯屋さんなども充実しています。

国際観光学部2年
 藤本 隆生

 いま、音楽で地方創生するためには何が必要か、調査しています。そこで、11月4日に橿原市で開催された「はならあと2017」に参加し、音楽作品を紹介している方にお話を伺ってきました。こちらのアーティストは、風を利用して、電子音を出す作品を展示していました。どのような方が作品を見に来られるのかをお聞きしたところ、観光者は勿論のこと、大学の授業の一環として、教員や大学生が来ることもあったそうです。しかし、地元住民の方々は、ほとんど見に来ることはないとおっしゃっており、作品を知らなかった近隣住民の方からは、「奇妙な音がする」といった苦情があったそうです。
 音楽作品で地域を盛り上げることを目的とするならば、事前にどのようなことをするかを近隣住民の方に伝え、連携を取る必要があると考えます。また、はならぁと全体として、音楽作品を増やすことも必要であると考えます。理由は、調査した八木札の辻では、音楽作品がこの作品だけで、少し物静かだったと感じたためです。もし、音楽作品が増えれば、賑やかな催しとなり、より多くの人を集めることになり、結果、地方創生に繋がると考えるからです。

堀内ゼミ活動報告