2018年6月に働き方改革関連法案が成立し、長時間労働の見直しなど、長らく続いた日本の労働環境は変革の時を迎えています。長谷川ゼミ余暇消費調査班では、社会で働く諸先輩方が、仕事を終えて就寝するまでの時間を、どの様に過ごされているのか、或いは、どの様に過ごすことを希望されているのかについて、調査を進めています。
 年の瀬も押し迫る12月21日金曜日、大阪の誇る大手農業機械メーカー、ヤンマーグループの本社ビルを訪れ、社員の方々にお話を伺って参りました。
 以下、訪れた際の感想を4名のゼミ生から報告してもらいます。(長谷川明彦)
  • 本社1階ロビー

国際観光学部2年
岡本瑠可

 先日、ヤンマーホールディングス株式会社で余暇調査を行いました。私にとって初めての企業訪問で、現場で働く社員の方にご意見をお伺いするというのは、大変緊張しました。今回のヒアリングでは、被験者となる相手の方に質問の主旨を伝えるということが、どれほど難しいことなのかを実感しました。
 事前の調査で、ヤンマーグループは売り上げの約半分を海外輸出で占め、更に拡大が見込まれていることからも、グローバル市場で戦うことのできる人材育成を目指していることを知りました。
 そこで、今後同社が求める人材像について質問させて頂きましたが、学生生活の中で何をするべきか、将来何をしたいのかということを、私自身が今一度よく考えなくてはならないと感じました。
 社会人の余暇時間の捉え方や使い方、大変勉強になりました。今後のゼミ活動や私自身の将来設計に活かしていきたいと思います。

国際観光学部2年
池上佳佑

 ヤンマーホールディングス株式会社を訪問し、“仕事終わりに何をして時間を使っているのか”、二人の社員の方にアンケート調査を行いました。始めは緊張からか、上手く話せませんでしたが、緊張をほぐす話をして下さり、最後には笑顔で質疑をすることができました。
 印象に残ったのは、ヤンマーの食堂の話です。
 近年、イスラム教徒の社員が働きやすい職場作りを進める会社も増えてきていると聞いたことがありますが、同社の食堂にはムスリムメニューがあり、また、食堂横には礼拝室があるそうです。同日は伺うことができませんでしたが、週末には一般開放もされているとのことですので、次の機会に食堂を訪れてみたいと思います。

国際観光学部2年
城賀本翔

 12月21日、余暇消費調査で、ヤンマーホールディングス本社ビルを訪れました。同社は大手農業機械メーカーということしか事前知識が無かったこともあり、下調べを行い、資料を携えてヒアリングに臨みました。
ミーティングルームに通され、私たち一人につき2名の社員の方にご対応いただきました。初めての訪問調査であり、ヒアリング冒頭は、手元の資料を中心にお伺いしましたが、私たちにも理解できるよう、難しい言葉ではなく、優しく丁寧にお答え頂きました。
 また、事前に用意していた質問だけでなく、色々とお話しを伺うことができました。ご自身で出退勤を決めることのできるフレックス制度が導入されているという話も伺いました。
 今後の人生において“いかに時間が貴重であるか”大切なものが学べましたような気がします。いい機会をありがとうございました。

国際観光学部2年
杉山一耀

 大阪市北区にあるヤンマーホールディングス㈱本社を訪れました。初めて企業に出向いて行う調査であり、非常に緊張しました。
 訪問に際して、事前に1912年に山岡孫吉氏が創業した100年を超える老舗ヤンマーの歴史やドラマ「下町ロケット」で話題の無人運転ロボットトラクター等の製品・サービスについて、また、直近の決算情報などを調べてヒアリングに臨みましたが、逆に私が質問を受けて返答に苦慮するなど、ヒアリングの難しさを体感しました。
 しかしながら、余暇消費活動について多くの情報を得るばかりでなく、今後の調査活動に向けた心得や手順など幅広く学ぶ機会を得ることが出来ました。来月以降も企業訪問が続きますが、今回の経験を次に活かして頑張りたいと思います。