2018.11.29

国際観光学部 長谷川ゼミ(大学入門ゼミ)活動報告

 2018年11月、大学入門ゼミの1年生がグループに分かれ、神戸と京都でフィールドワークを行いました。
 調査はそこを訪れる人が、どの様な点を重視し、どの様な点を改善すれば満足度が上がるのかを分析することを目的に実施しました。今後、得られたデータをもとに、分析を行っていきますが、今回は調査に訪れた際の感想を、5名の学生から報告してもらいます。(長谷川明彦)

参加学生一覧

伊藤由夏、大谷純香、笠山里緒、久保遥輝、下峰凌哉、田中七帆、西山晃貴、
藤岡桃子、光橋 要、雪本菜央
平 航希(スチューデントアシスタント)、中野幹矢(スチューデントアシスタント)

神戸トリックアート不思議な領事館 国際観光学部1年 下峰凌哉

 初めて神戸トリックアート不思議な領事館を訪れました。
 2階建ての洋館で、各部屋にトリックアートが飾られていました。平面なのに立体のように錯覚させる絵画、観る角度で変化する絵画など、どれも不思議なものばかりが展示されていました。
 その面白さに魅了され、沢山の写真を撮りましたが、一番のお気に入りはこの写真です。
 左側に立つ光橋君が大きく見え、右側の私が小さく見えるトリックアートです。その場では、私たち自身は分かりませんが、後で撮った写真を観て、その面白さを実感しました。実は床が傾いており、このトリックが生まれています。
 このようなトリックアートを楽しんだ私たち自身の満足度は非常に高いものでした。持参した調査票で他のお客様に調査を行ったところ、満足度は私たちと同様に非常に高かったです。
 今回、私たち自身が訪問先を選び、行ったフィールドワークですが、今後は調査結果を分析し、報告書の作成を進めていきたいと思います。

神戸トリックアート不思議な領事館 国際観光学部1年 大谷純香

 神戸三宮駅から北野坂を上がっていくと、そこには異人館の佇む街が広がっていました。
 今回の調査対象である神戸トリックアート不思議な領事館は、徒歩15分ぐらいの所でしたが、
 坂道を登っていくのは結構大変でした。調査時に交通手段について尋ねたところ、三宮駅からバスで来ている人も多いことが分かりました。
 調査を行ったのは平日の金曜日ということもあり、来訪者はそれ程多くは在りませんでしたが、なかでもよく目にしたのが、外国の方でした。北野異人館街は、外国の方にも人気がある街であることを知りました。施設の入場料は800円と学生にとっても手頃な価格設定でした。
 実地調査はとても勉強になりましたし、また、楽しみながら調査が出来て良かったです。

八坂神社 国際観光学部1年 藤岡桃子

 フィールドワークで京都の八坂神社を訪れました。阪南大学最寄り駅の河内天美駅から梅田経由で京都の河原町駅まで1時間半、料金も片道1,000円以内で行くことができ、車が無くても比較的、行きやすい場所あります。河原町駅から徒歩10分、東に向かって四条通りを進むと、突き当りに石段と赤い西楼門がそびえ立っていて、荘厳な印象を受けました。
 しかし、境内に入ると、一転してフランクフルト、はしまき、今人気のチーズドッグなどの屋台が並び、とても賑やかな雰囲気でした。参拝客も多く、平日の昼間にも関わらず、お賽銭の列に並ぶ日本人、外国人観光客の姿が見られました。
 八坂神社には今までも何度か訪れていますが、いつ行っても観光客で溢れていて、とても賑やかな神社である一方、歴史情緒を感じることができ、その魅力に引き付けられます。是非また訪れたいと思います。

八坂神社 国際観光学部1年 伊藤由夏

 京都で指折りの観光施設である八坂神社の満足度調査を行いました。今回の調査では「アクセスのしやすさ」「ゆっくり観光できたか」「SNS映えできたか」「(HP等で見る)写真の通りであったか」「境内の清潔さ」「ゴミ箱の数」「日本語以外の案内表記」「案内表示の分かりやすさ」「トイレの数」「お土産の値段」、そして「総合評価」の全11項目について、5段階で評価を行いました。今後、この結果から重点的に改善すべき項目を抽出する分析を進めていく予定です。
 今回は対象施設を自分たちで決めて調査を実施しましたが、どの様な基準で調査対象となる施設を選択するべきか、どの様な改善策が考えられるのか、といったことを事前にグループ内でもっと議論すべきであった点を次回に向けた反省材料として、今後に生かしていきたいと思います。

天橋立 国際観光学部1年 田中七帆

 私のグループは、天橋立に行きました。天橋立は日本三景の一つとして数えられ、「国を生んだ伊射奈芸命(いざなぎのみこと)が天界と下界とを行き来するために作った梯が、寝ている間に倒れてできたのが天への架け橋」と『丹後国風土記逸文』に記されており、教科書に載ったりするほど有名な場所です。私たちが訪れた日も、とても観光客が多く、外国人観光客の姿も数多く目にしました。
 「股のぞき」の名所のある傘松公園に行くまでは、丹後海陸交通・府中駅からリフトかケーブルカーで上がります。料金も片道330円と比較的安く、風を感じながら移動することができ、到着までの間も楽しむことが出来ました。高台からの景色はとてもきれいで、股の間から逆さに見ると、天に通じる橋のようで、また訪れたくなるような場所でした。
 今回は、この天橋立で顧客満足度分析の調査を行いましたが、他の観光客の方には、あまりアンケートを取ることができませんでした。次の機会があれば、色々な人に調査していきたいと思います。