2020.3.30

経営情報学部山内ゼミ社会連携事業活動報告【その3】

プロモーション企画の提案

 2018年に行った現場見学会とアンケート調査の結果を受けて、2018年12月から2019年2月にかけて山内ゼミ3回生の学生達によって阪神高速大和川線の現状と課題を洗い出し、課題解決のためのプロモーション企画案について検討しました。
 アンケート結果から阪神高速大和川線にとって課題となるのは「認知率の向上」であることは明らかでしたが、学生達の議論の中で出てきたのは“知っているだけで良いのか?”ということです。それは、企業のマーケティングにおいて最も重要なことで、消費者やお客様が企業の商品やサービスを“知っている”というのと、その商品やサービスにお金を出して“購入する・使用する”というのでは雲泥の差があるのです。皆さん達にも知っているけど買わない・使わない商品やサービスがたくさんありますよね。企業の側からすれば、それでは困るのです。つまり、企業の側からすれば消費者やお客様が自社の商品やサービスを知らなければ購入されることも、使用されることもないという意味では“知ってもらう(認知)”ためのプロモーションは重要なのですが、それ以上に重要なのは“(お客様がコストを負担して)購入・使用してくれること”なのです。その意味で阪神高速大和川線の二つ目の課題は「開通後の利用促進」のためのプロモーションということになりました。
 次に学生達が検討したのは、これら二つの課題に応えるために“どのような手段や媒体を使用するのか”“どのような内容にするのか”ということですが、
18名のゼミ生個々人が企画した内容をグルーピングした結果、次の五つになり、各グループが各々の企画内容を検討し、まとめあげた結果を2019年3月6日(水)に阪南大学ハルカスキャンパスに阪神高速道路の方々を招いてプレゼンテーションを実施しました。

イベントチーム

メンバー:坂上望、東中翔、古川航暉、水谷圭祐
プロモーションの目標:阪神高速大和川線の認知向上
使用する媒体:阪神高速大和川線のトンネル内
企画内容:阪神高速大和川線のトンネルを用いて「ファンランニング」「ミュージックフェス」「トミカ博」を開催し、若年層や家族連れの方々に数多く来場してもらうことで、来場者のSNSによる情報拡散を図る。

商用利用チーム

メンバー:一條実早紀、中井雄登、久川雄大
プロモーションの目標:開通後の利用促進
使用する媒体:特定の媒体はない
企画内容:阪神高速大和川線は、大阪府南東部や奈良県エリアと大阪港や堺港といったコンビナートエリアと繋がっていることから、商用利用者の中から特に物流・運送業者をターゲットに、利用頻度による割引制度を導入する。

動画チーム

メンバー:綾絵莉佳、田端クリスティアン
プロモーションの目標:阪神高速大和川線の認知向上
使用する媒体:YouTubeによる動画とSNSによる拡散
企画内容:阪神高速大和川線を走っているイメージ映像と大和川線を利用することによって可能になる時間短縮についてアピールする。

料金プランチーム

メンバー:足立美咲、大野幹太、羽様藤香、福島愛加
プロモーションの目標:阪神高速大和川線の認知向上と開通後の利用促進
使用する媒体:ラジオCM
企画内容:ドライバーの多くが利用するラジオCMによって料金キャンペーンを告知する。キャンペーン内容として、1)一定の期間内で阪神高速大和川線の使用料金を無料にする、2)2020年4月から土日祝日の阪神高速全線のETC利用者の最大料金を現行の880円から810円に引き下げることで、大和川線と阪神高速全体の観光利用を促進する。

伝統的媒体チーム

メンバー:久保皓平、久保勝太郎、田中良弥、吉田和生
プロモーションの目標:阪神高速大和川線の認知向上
使用する媒体:紙媒体によるポスターとデジタルサイネージ
企画内容:阪神高速大和川線に関する告知ポスター、イベントポスター、利便性・効率性に関するポスターを高速道路のサービスエリア、パーキングエリアに設置しているトイレに掲示する。ポスターの設置場所をトイレに限定するのは、トイレを利用する際に男性であれば少なくとも10秒〜15秒は立ち止まることから、その時間に告知内容を読んでもらうことができると考えた。