活動テーマ:昆布粉末を使った新製品開発・新メニュー提案
産学連携先:なにわ料理教室 大畑千弦、株式会社廣川


 山内ゼミのキャリアゼミ活動として、株式会社廣川の粉末昆布を使った新しい商品開発に取り組んでいます。日本人には馴染みのある昆布は、出汁をとるための食材もしくは佃煮というイメージが強いのですが、それを様々な商品に応用していくことを考えました。
 ただ単にアイデアを出すだけでなく、昆布を使った新製品や新メニューですから実際に食べてもらって美味しいと思ってもらえるものをつくることを心がけました。そのために自分たちで試食品を何度も作り、お互いに食べて評価しあって、製品を作り込んでいきました。
 2つのアイデアが採用されましたが、それらがスーパーや百貨店に並べられて、販売される日を楽しみにしています。

経営情報学部 2年生 綾 絵莉佳

学生活動状況報告

 私たちのグループでは、人に食べてもらう食品というカテゴリーから離れて、ペット等の餌にすることを考えました。そのように考えたのは経営戦略論という授業で習ったことがあります。市場規模を考え、マイケルポーターの5フォースを考慮して競合他社との差別化を考えた結果、人が食べる食品ではなく、ペットの餌になりました。
 実際の商品を考え、山内先生にプレゼンテーションしたときには、ポジショニングや価格設定についてシェアと利益の選択などを指摘され、戦略を練り直しました。
 食材を提供してくれた株式会社廣川の専務からは、食品メーカーとして餌を作ることに対する抵抗感があると言われましたが、最終的に興味を持って、製品化に取り組んでいただけると聞きました。
 餌を作るにしても、様々な壁があると思いますが、この製品が廣川様の成長に貢献できることを願っています。

経営情報学部 2年生 綾 絵莉佳

参加学生一覧

綾 絵莉佳、井先 杏奈、一條 実早紀、岩満 陸、大野 幹太、岡田 健矢、川口 大喜、河村 歩夢、京屋 歩夢、久保 皓平、久保 勝太郎、坂上 望、坂本 百合佳、羽様 藤香、東中 翔、久川 雄大、福島 愛加、水谷 佳祐、安村 航平、WANG YUYAO、ZHANG PEISHAN

連携団体担当者からのコメント

なにわ料理教室
大畑 千弦氏

 料理の研究家として様々なメニュー開発に取り組んできましたが、この度の学生の皆さんのアイデアには驚かされました。特にドライドレッシングは粉末だからこそできるものです。その意味で食材の特徴を良く捉えたアイデアだと感心させられました。
 また、ペットの餌については、料理=人が食べるものと考える料理研究家の私には絶対に出て来ないアイデアです。
 大変勉強になる取り組みでした。

教員のコメント

経営情報学部 山内 孝幸教授

 2回生のキャリアゼミでは、学生の皆さんは粉末昆布を使った新製品・新メニュー開発という難しい課題に取り組んでもらいました。昆布は、古くから日本人の食生活にあるなじみの食材で、佃煮や出汁として使用されることが多く、今の学生の皆さんにはそうでもなさそうです。ましてや今回は、その昆布の粉末ですから、難しかったと思います。
 似たようなコンセプトの商品を購入し、試食したり、富山県まで出張して生産者にヒアリングしたりして情報を集め、学生の皆さんの視点から見た新製品や新メニューを考え出してくれました。
 5つのアイデアを出して、「ドライドレッシング」と「魚類やエビ等の甲殻類のペットの餌」の2つが依頼先によって採用され、実際に製品になることになりました。
 特に、粉末昆布を提供してくれた食品メーカーの専務からは、既成概念に凝り固まった頭からは創造もつかないアイデアが出てきたと喜んでおられました。