経営情報学部 講義「デジタルコミュニケーション」
朝日放送(株)堀江政生アナウンサーを迎えて

講義「デジタルコミュニケーション」の目標

 私達の生活はケータイやスマホなどのケータイ端末を中心とした生活に移行してきています.家族や友人とのコミュニケーションは,日常の会話に加えて,ラインなどのグループツールによるチャットやスタンプ交換などで,意思疎通を行っています.消費者としての活動もネットショップやオークションの活用の機会が増えています.スーパーなどの日用品の流通においてもネットサービスが普及しつつあります.このような消費者である私たちの生活がデジタル化することで,商材やサービスを提供するビジネス社会も,業務スタイルを変化させて新しいビジネスを展開しています.
 以上のように,ネットワークの普及に伴って,人の最も原理的な活動であるコミュニケーションがデジタル化し,それに伴って生活やビジネス様式が変化していることの理解を深めることが,この講義の目的です.

朝日放送 堀江アナウンサーをお招きして「多メディア時代のテレビ・ラジオ」を講義いただきました.

「多メディア時代のテレビ・ラジオ」というテーマで,インターネットをはじめ,様々なメディアを通して情報を享受できる時代における,テレビ,ラジオの役割についてご講演いただきました.映画からテレビへの映像メデイアの移行と現代のマスコミとインターネットの関係性,放送環境の変化,報道の役割,テレビとラジオの違いなどについてお話しいただきました.コミュニケーションという側面から現代の社会やビジネスを見る講義として,興味深い話題を提供いただき,学生にも好評でした.学生にとっても,広い視野と知識をもって,現状を見ることの大切さを学べたのではないかと思います.

学生の感想(一部抜粋)

学生A
朝日放送 堀江アナウンサーの話を聞いて思ったことは、毎日最新のニュースを報道しているから当然かもしれないが、幅広い知識を深いところまで知っているんだなとあの短時間でも感じられました。そしてただ原稿を読むだけじゃなくてきっと自分でも理解するように勉強しているんだろうなと思いました。じゃないとあんなに多くの知識をずっと覚えてなんかいられないし、人に聞かせるなんてできないだろうなと思います。あれだけの知識があったら、ニュースを見たりしても、私たちと考える量も違うと思うし、楽しさも違うんだろうなと思いました。私もすこしニュースを見て世の中を知ろうと思いました。

学生B
私は恥ずかしながらあまり政治などのことはよく分からないのですが、今回の講義は私でも必要になる情報がすんなりと頭の中に入ってきました。そしてこの講義の要点をしっかりと抑えることが出来たと思います。この講義を聴いて、世間を広く知るためには自分の好きな世界の情報だけではなく、ニュースや新聞などの情報は勿論のこと、その情報と共に自力で知ることが出来ることなどは自分で、その両方を合わせて一体何が正しいのかを見抜けるように今後慣れればと感じました。

学生C
今日の講義を聞いてテレビやラジオなどのメディアで本当に自由に好きな内容を報道することは難しいのだと思った。世間での捉えられ方や印象を伺いながら番組を作ることで各テレビ局が似たような番組の内容になり個性が消えて行ってる。これは僕も感じていたことで本当に伝えなければならないことが伝わっていなかったり政治的な圧力により世論を動かすなど本当のメディアにあってはならないことが行われているきがした。権力に屈しない真相だけを伝えるようなメディアが必要だと思った。