産学連携先:松原市社会福祉協議会

 光安ゼミ2年生のキャリアゼミでは多世代との交流を通して様々なイベントを企画・運営に取り組んでいます。今回は松原市社会福祉協議会の山野様にご協力をいただき、普段の生活では中々接する機会のない高齢者の方を対象に交流イベントを実施しました。本来であれば対面で色んなゲームを予定していましたが、今回はコロナ禍で実施の為、リーモート開催となりました。イベントを実施するまでに横の繋がりを深める為、ゼミでオリジナルアイスブレイクなども考案しながら活動に取り組んでいます。これらの活動を通して、「考える力」、「前へ一歩踏み出す力」、「チームで働く力」を身につけていくことを目的にしています。

学生活動状況報告

 私たち光安ゼミ2年生は、高齢者の方を対象にリモートを利用して、言葉のキャッチボールによるイベントをさせて頂きました。イベントの段取りや質問に対する返答なども、開催する側の私たちが完全に把握する必要があるため、自分にできるのかすごく不安でしたが、参加者の方に楽しんでいただけるよう取り組みました。
 リハーサルではイベントを開催することに対してワクワクとした気持ちと、リモート開催となったことで少し不安な気持ちにもなりました。 実際、画面を通してイベントに取り組むことは初めての試みで、参加者の方とコミュニケーションを取る難しさを感じました。
 私は、高齢者の方と話すことに苦手意識はそれほどなかったと感じていましたが、当日、高齢者の方を目の前にすると、準備していた内容がありながらも何を話していいか分からず、非常に混乱してしまいました。リモートだと相手の状況が分かりにくく、どのタイミングで話の輪に入ればいいのかも分かりませんでした。今回のイベントで実感した事は、やはり、対面で目を見て話すことは大切なのだなと改めて気付くことができました。
 今後、高齢者の方と話す機会があれば、画面越しだからといって緊張せず、自然体でいられるよう努めたいです。
 また、画面越しで音声の不具合があった時、言葉だけでなく身体を動かして伝えようとしていると、参加してくださっている方も一生懸命身体を動かしながら応えて下さっていて、非常にありがたいと感じ、温かい気持ちになりました。とても元気な参加者の方達と接することができ、私たちも負けないよう、今後元気に活動すべきだと感じました。今後も頑張ります! 今回はこのような貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
経営情報学部 久保元 佑美

参加者一覧

足立 睦希、植田 清也、榮木 菜々美、大岸 悠、大坂 友斗、大西 芹奈、金村 和弥、鎌野 流生、神田 亮、久保元 佑美、小日出 斗里、曽田 響、永井 義生、平野 莞太、廣瀬 大海、松田 陸斗、横井 龍馬

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

松原市社会福祉協議会
山野勝代 様

 城連寺コミュニティセンター、健康スタジオまつばらと光安ゼミの皆さんで、リモートでの多世代交流イベントを開催しました。参加者の皆さんは、スクリーン越しの学生さんが緊張しながらも、一生懸命言葉と身体を使いながら質問をする姿を見て、口々に応えられている姿が、ほほえましく温かな雰囲気で、多世代交流の魅力を感じました。オンラインという難しさはありましたが、それを乗り越えるのは、人とつながりたいという思いと、明るい笑顔、声かけだったと思います。

教員のコメント

経営情報学部
光安知佳子 先生

 コロナ禍でのイベントの為、リモートでの実施となりましたが学生達は前向きに取り組んでいました。今回のイベントは参加者とどう交流するか考えることから取り組みました。
 対面で実施する計画ではゲームや自分達で作成した動画ツールを使用した視聴のレクチャーなどもありましたが、感染対策上リモートでの実施が決定し、画面を通して「言葉のキャッチボール」に変更し準備が進みました。
 どんな会話が盛り上がるか、交流を広げるにはどんな工夫が必要か学生同士でグループごとに話し合いをし、事前打ち合わせでは参加者に失礼の無い内容になっているかまた、会話をする上での注意事項など松原市社会福祉協議会の山野様よりご指導いただきながら進め当日を迎えました。いざ、本番を迎えると緊張した学生の姿もありましたが時間が経つにつれ、参加者の方からの温かいご対応もあり、和やかな雰囲気で終えることができました。
 情報化社会の中でコミュニケーションの取り方は世代により様々ですが、今回のイベントを通じて普段デジタルの世界で生活している学生達は対面の必要性を感じ、デジタルと少し距離のある参加者からはデジタルの必要性を感じたようです。世代を超えた交流により学生が新たな気づきに繋がるような活動を今後も目指していきたいと思います。最後になりましたが、ご協力頂きました松原市社会福祉協議会の皆様にこの場をお借りして、お礼申し上げます。