海外インターンシップ オーストラリアクラス 学生の感想(後半)

 こんにちは。経営情報学部の伊田昌弘(国際ビジネス論、eビジネス論担当)です。

 私は、これまでにオーストラリアの大学とのつながりが深く、シドニーのUniversity of New South Wales(UNSW)に招聘研究者や客員教授で6回、パースのUniversity of Western Australia(UWA)に特別研究員と客員教授で2回、アデレードのThe Adelaide Graduate School of Businessに客員教授で1回ほど、オーストラリアに滞在してきました。
 こうした経歴から、今年度から海外インターンシップ「オーストラリアクラス」の担当になりました。国際化は、地球をひとつ、世界を単一市場に捉える「グローバル」化の概念だけで説明できるものではありません。オーストラリアのように精緻なモザイクのような多様化を認め合い尊重する「マルチカルチャー」の国も存在しています。企業も同じで世界のさまざまな嗜好を考慮する「Polycentric」なビジネスが存在します。むしろ2015年という現在の時点では、行き過ぎたグローバル化に反発する動きさえ世界中から出ています。オーストラリアでこうした複雑で多文化の交差を学生たちが肌で経験できたら素晴らしいことだと考えています。

 今回は、海外インターンシップ オーストラリアクラスの学生の感想、前回に引き続き後篇を送ります。

学生の感想

国際コミュニケーション学部3回生 高山 千穂
インターンシップ先:San Churroカフェ

 私は、大学に入ったら留学をしたいと思っていて、今回国際インターンシッププログラムがあると知り、参加を決めました。
 まず、インターンシップの前に、語学学校が2週間ありました。私のクラスは、中国、タイ、ブラジル、チリなど様々な国の人たちがいて、授業の中でそれぞれの国の異文化なども知ることができ、とても勉強になりました。主な授業内容は毎回決まっているわけではなく、なかなか授業が進まないことなどがよくあったり、授業中に飲食するのも当たり前にOKなど、日本の学校とは違うことを味わえて、海外にいるんだという実感がわきました。
 インターンシップは、シドニーのダーリングハーバーにある、「サンチュロ」というカフェで働きました。私は今実際カフェでアルバイトしているので、日本と外国のカフェの違いを知りたいと思い、カフェを選びました。すごく人気な観光地にあるカフェだったので、毎日ウキウキした気持ちで働くことができました。私が任せられた主な仕事内容は、まずは食器洗いから、そして店で出すデザートの仕込みや製造、お客様への商品の提供、店内の掃除などでした。チュロスとチョコレートで有名な店なので、チュロスや、ホットチョコレートのオーダーが多く、私もチュロスを作らせてもらいました。仕事の内容はもちろん英語で教えられるので、最初は全くわからなくて、わからないこともわからないとなかなか言えなかったのですが、ちゃんとわからないことを聴けるようになってからは、スタッフのみなさんとも打ち解けることができ、みなさんとても優しく接してくださって、仕事以外の話もしたり、何より最初の頃よりも英語が聞き取れていることが実感できたときは、とても嬉しかったです。最後の日には、仲良くしてくれた子が「また帰ってきてね」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。日本とオーストラリアのカフェの違いは接客の仕方にあったと感じました。日本だったら勤務中に飲食したり、携帯を触ったりするのはダメですが、私の働いたカフェでは普通に飲食しながら、携帯を触りながら接客していました。これが1番驚きました。日本だったらありえないことだと思いますが、これが文化や価値観の違いなのかなと思いました。
 ホームステイ先では、ホストファミリーのみなさんはとても優しかったのですが、最初の頃はやはり、初めての外国人との共同生活で慣れないことも多く、戸惑いもありました。でも毎日仕事から帰ると、今日はどうだった?どんな仕事したの?と聞いてくれたり、英語があまり話せない私にもちゃんと分かるまで会話を続けてくれたりしてくれたのがとても嬉しかったです。この6週間は、私にとって長いようで短く、短いようで長い日々でした。英語がほとんど話せない状態で行って、辛いこともありましたが、そのおかげでもっと勉強を頑張ろうと思えました。
 もうすぐ就職活動が始まりますが、どの職業を目指すとしても、今回のインターンシップで経験したことを活かし、諦めずに、自分らしく頑張ろうと思います。

国際コミュニケーション学部3回生 南智 香子
インターンシップ先:Sydney Secondary College Blackwattle Bay Campus日本語教師アシスタント

 私は夏休みにオーストラリアのシドニーへインターンシップを経験しに行きました。
 私がオーストラリアを選んだ理由はオーストラリアには沢山の移住民がいるので、色んな国の人と仲良くなれると思ったからです。
 オーストラリアでは色々な事を体験することができました。
 2週間私たちが通った語学学校では沢山の異国の人たちが通っていました。
私のクラスにはタイ、チリ、ブラジル、中国、台湾人の人がいました。
みんなとても優しくフレンドリーですぐに仲良くなりました。
語学学校の授業はもちろんのことですが英語ばかりでしんどかったです。しかし、たまに課外授業で博物館に行ったりしました。課外授業が一番他の国の人と仲良くできる機会だったので、とてもよかったです。
 このクラスメイト達に出会えてとても良かったと思います。またオーストラリアにみんな会いに行きたいです。
 私のインターンシップ先はSydney Secondary Collegeという高校の日本語教室の先生アシスタントでした。
宿題のチェックや、スピーキングの練習、スピーキングテストの面接官など重大な仕事をさせていただきました。生徒たちは一生懸命勉強していて、ここまで日本語を学びたいと思ってくれているのだと嬉しかったです。先生もとても日本語が上手で困った時はすぐに助けてくれました。
 初めのうちは生徒達は恥ずかしがってあまり私と話をしてくれなかったけれど、通っていくうち仲良くなって最後の授業にはメッセージも書いてくれました。
Face bookも何人かの生徒たちが私のアカウントを探してフォローしてくれたので、とてもうれしかったです。インターンシップ先がこのSydney Secondary Collegeで本当によかったです。
 ホームステイ先はGreenwichという場所でCityからは近いのですが、自然が沢山あってとても良い場所でした。
ホストファミリーはホストマザー、ホストファザー、息子2人、ホストファザーの弟でした。それから、私以外にも香港、中国、韓国人の留学生がいました。9人で6週間生活をしました。
みんなとても優しく海外の人は本当に心が広いなと思いました。

 息子2人もまだ幼くすぐに私に懐いてくれて毎晩ゲームをしたり、アニメを観たり、遊びました。私は兄弟がいないので、とても嬉しい経験でした。
しかし、他の留学生と合計5人でシャワールームの共同使用や、食べ物が口に合わない、それからオーストラリアは私が行った時は冬だったので、とても寒いのにストーブが無いなど、辛いこともたくさんありました。でも、日本でどれだけ自分が快適に暮らしていたのか知ることができました。辛い経験も良い勉強になったと思います。
 ホストファミリーとは連絡先を交換しているので今後も連絡をとっていきたいです。

 休日はたくさんの観光明知に行きました。
特に印象に残ったのはブルーマウンテンでした。日本では見られない景色だったのでとても感動しました。名前のとおり山が青くて綺麗でした。
スリーシスターズという3つ並んでいる大きな岩の近くまで行くともっと綺麗な景色を見ることが出来ました。
しかし、心残りなのがホストファミリーにもすすめられていたロープウェイに時間が間に合わなくて乗れなかったことです。だから次に行くときは必ず乗りたいです。
 このように凄く良い経験をオーストラリアでしてきました。楽しいことだけではなく言語が通じないことがすごく辛く日本に帰りたいと思ったこともありました。しかし、これも経験だと思って頑張っていたら最後には楽しくなって帰るのが寂しくなりました。
自分の目的通り色んな国の人とも仲良くなれました。
そして、日本がどれだけ良い国なのかということも実感しました。
この経験を活かしてもっと異国の勉強や、英語の勉強を頑張りたいです。

今回このインターンシップに行って本当によかったです。

国際コミュニケーション学部3回生 大野 彩香
インターンシップ先: Cheers現地日本人向け情報誌作成会社

 私は6週間オーストラリアのシドニーへインターンシップに行きました。初めの2週間は語学学校へ行きました。様々な国籍の人と交流が深められとても良い経験となりました。私のクラスには南米系の人とアジア系の人たちが多かったです。お互いに英語が不十分なままの会話だったけれど一生懸命伝えるという事が大事だと感じました。日本と違った授業のスタイルでとても楽しかったです。
 インターンシップ先は、オーストラリアに住んでいる日本人が読むための雑誌の編集社「Cheers」に行きました。ここの会社は日本人が働いているので英語の苦労はありませんでした。日本人という事もあり、海外で働いている理由や日本から移り住む難しさなど、興味深いことをたくさん教えて下さいました。仕事の内容は、リサーチ、下見、取材、記事の作成、文章校正、写真撮影、配達でした。雑誌の会社のイメージはきらびやかな仕事だと思っていたけれど、4週間を通して思ったことはとても地味でした。デスクワークが多く、パソコンとにらめっこの毎日でした。日本語の言い回しや文章の訂正をたくさんダメだしされ記事を書き上げました。文章で人に伝える難しさを感じました。出来上がった雑誌を見ると達成感でいっぱいでした。自分が書いた記事が載ってある感動とこれを読んでくれる人がたくさんいるのだと思うとこの仕事を選んで良かったと思いました。一番嬉しかった事は配達の時に読者の方から「いつも楽しみにしてるの。」と言われた時でした。短期間のインターンだったけれどこの雑誌が愛されていること、楽しんでくれる人がいる事で続けていける仕事だと感じました。
 ホームステイ先もとてもよくしてくれました。初めは英語ばかりで辛くて、もう話したくないと思っていた時期がありました。けれど徐々に楽しくなっていき、毎日の出来事を話したりテレビを見ながら一緒に笑ったり毎日がすごく楽しかったです。間違った文法を正してくれたり発音の練習をしたりと学校の先生のようにたくさん英語を教えて下さいました。一番思い出に残っていることは、自分の誕生日です。私の為に誕生日ケーキやプレゼントを用意してくれていてとっても嬉しかったです。海外で誕生日を迎えられることが滅多にないと思います。人生で一番幸せな誕生日でした。
 初の海外で不安と楽しみでいっぱいだったのですが、終わってみるととてつもない充実感と達成感でした。失敗しても恐れない勇気や自分の意見をはっきり喋らないと意見が通らなかったりなど一つひとつの行動や言葉などが意味のある6週間になりました。このインターンシップで得た事を大切にしてこれからの就職活動などに繋げていきたいと思いました。