「ようこそ 遊民村へ! ~引きこもり達の経済的自立への道~」

日刊工業新聞社主催の第22回キャンパスベンチャーグランプリ大阪大会が開催され,本学経営情報学部の花川ゼミの嘉手苅 桂司君,田出 晴也と長谷川 由樹のチームが「ようこそ!遊民村へ! ~引きこもり達の経済的自立への道~」のタイトルのビジネスプランが「日刊工業新聞社賞」を受賞しました.
本キャンパスベンチャーグランプリは22年の歴史を持ち,大阪大会では今年度は関西の国公立私立大学や大学院も含む約130件の応募があり,その中から2件の最優秀賞,4件の特別賞(日刊工業新聞社賞は特別賞のひとつ),4件の奨励賞が12月7日の決勝大会にて決定されました.

今年度はコロナ禍のために,準決勝,決勝大会ともにオンラインで実施されました.例年はホテルなどでの決勝大会や表彰式が開催されたのですが,オンライン上でそれぞれのチームが発表し,決勝大会ではYoutubeでライブ配信されました.また,表彰式もZoomのオンライン上で実施され,各受賞者やプレゼンテーターが一堂に会した画面のスクリーンショットで記念写真撮影されました.

受賞したビジネスプランは「ようこそ!遊民村へ! ~引きこもり達の経済的自立への道~」であり,8050問題に代表される引きこもりの社会問題を解決し,かつ多様な働き方,多様な人生観感を認める社会を実現するためのビジネスプランです.
具体的にはAIをつかった仕事マッチング機能やAIを取り入れた事務管理業務機能等を備えたギグワークプラットフォームを開発し,その上でUnityとCkusterを使った仮想社会遊民村というGUIをもつシステムを準備します.そして,引きこもり達が遊民村の住人となり,家を持ち仕事を受注して作業をしたのち,納入する.外部からの一般の訪問者は遊民村を散策することができ,住民たちの過去の作品や実績等を参照する.同時に仕事を住民に依頼して,納期に成果物を受け取り報酬を渡す,これらを仮想社会ですべて実施するギグワークプラットフォームを提供するビジネスである.

仮想社会遊民村

参加した学生の感想は以下の通りです.

嘉手苅 桂司

今回、第22回キャンパスベンチャーグランプリ大阪で「日刊工業新聞社賞」を頂けた事を大変嬉しく思います。私たちのプランは大会まであまり時間が無い中,作成し始めました。良い賞を取るために寝る間も惜しんで何回も夜遅くまでチームの皆と話し合いをし、プランを練り上げました。その努力が「賞」という形でしっかりと成果に結びついてよかったです。そして、このプランを一緒に作り上げたチームの人達、お世話になった花川先生に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

田出 晴也

今回、第22回キャンパスベンチャーグランプリ大阪で「日刊工業新聞社賞」を頂けた事を大変嬉しく思います。私は、夏休みからビジネスプランコンテストに取り組み始めました。プランを練る時間が少ないなか毎日ように話し合いを行い、努力してこのビジネスプランを作り上げることができました。このプランが受賞できたのは、チームのみんなと多くのアドバイスを下くださった花川先生のおかげです。ありがとうございました。

長谷川 由樹

今回、第22回キャンパスベンチャーグランプリ大阪で「日刊工業新聞社賞」を頂けた事を大変嬉しく思います。良い結果を出すために,皆で意見を出し合い努力した結果がしっかりと成果に結びついてよかったです。このプランで受賞できたのは、様々な面でのアドバイスやサポートをして下さった花川先生のお陰です。ありがとうございました。