活動テーマ:高校生から取り組めるビジネスマナー習得のための教材開発
産学連携先:株式会社ワオ・コーポレーション


 高校生から取り組める、ビジネスのスキルやマナーなどを習得するための教材を開発し、実際のセミナーで使ってもらいました。
 開発中は、高校生にもわかりやすい表現で説明しなければ伝わらないという問題に直面し、何度もやり直しました。
 目指したのは実践的なケーススタディの教材なのですが、高校生にいきなりケーススタディに取り組んでもらうのは難しいので、空欄補充の練習問題を作成するなどの工夫をしました。
 セミナーでは、ミニ講義などを学生が担当しました。また、2教室のうちの1教室は、全ての講義を学生が担当させていただきました。

 参加した高校生からは、初めてふれることばかりだったけど理解しやすかった、ディスカッションやプレゼンも楽しかったと言ってもらえました。

学生活動状況報告

 今回は、開発した教材を実際に使ってもらうため、高校生をターゲットにセミナーを開催しました。日頃、高校生と接点のない私たちは、高校生参加者の募集に大変苦戦しました。
 高見の里駅や河内天美駅でビラを配布させていただくため、警察署に許可を取りに行ったり、ビラ配りが終わった後は、駅周辺だけでなく、近隣のゴミ拾いをしたりと、キャリアゼミを通して、多くの取り組みを体験させていただきました。
 また、出身高校に訪問させていただいて、高校時代の恩師や部活の先生にご相談もさせていただきました。全員が一丸となって努力したおかげで、目標に掲げていた40名の高校生参加者を募集することができました。「このプロジェクトを何としても成功させたい」という思いで団結できた結果でした。
 ご協力下さった皆様、ありがとうございました。
経営情報学部 2年生 白石 侑大

参加者一覧

岸 和磨、白石 侑大、中根 智哉、遠藤 みさと、古妻 篤弥、池田 剛大、加藤 夕明、福井 慶大、藤原 悠斗、池田 篤弥、池田 裕登、小村 彩貴、津田 昌毅、道籏 竜也、河合 孝修、本屋敷 郁実、松井 昭斗、若城 大輝

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

株式会社ワオ・コーポレーション
山際 正則氏

とても実践的な教材ができあがっており、努力の跡がよくわかりました。また、単に「開発して終わり」ではなく、開発した教材を、実際に高校生に使ってもらうということと、参加者への外部評価も導入したことが素晴らしいと思います。
ただ、ディスカッションの時間をもう少し長く取って、かつ、これまでどのようなことを頑張ってきたかなどの簡単な自己PRがあると、外部の人は評価しやすいように思いました。

教員のコメント

経営情報学部 福重八恵 准教授

【2年生の皆さんへ】
 2018年度キャリアゼミの活動を通して様々なことを学ばれたと思いますが、2年生の皆さんにとって最も大きな学びとなったのは、おそらく先輩たちと実施したコンペではないでしょうか。人は自分のためだけにできることなどたかが知れていて、仲間のため、後輩のためといった使命感を全員で共有してこそ、力を発揮できるし、成長もするということを実感されたことと思います。
 ご支援下さった企業関係者様や、先輩たちへの感謝の気持ちを忘れることなく、謙虚な気持ちで学び続けて下さい。皆さんのご活躍を応援しています。

【企業関係者様】
 企業関係者様から頂戴した「個人の利益を超えた使命感がなければ典型的な負け戦になる」という言葉の意味を、学生たちは痛感したことと思います。
 この場をおかりして、皆様より賜りましたご支援に、心から感謝申し上げます。
 今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。