活動テーマ:日本と欧米のビジネスマナーの相違に関する調査研究
産学連携先:ベスト one


 グローバル化の進展により、海外で仕事をしたり、国内でも外国人と仕事をする機会が増えています。そこで私たちは、日本と欧米のビジネスマナーの相違について調査を行ってきました。調べていくうちに、日本での常識が他国では非常識、ということがしばしばあることがわかってきました。
 もともと私たちは、産学連携活動を通したジェネリックスキルの向上に取り組んでいて、中でも多様性理解やコミュニケーション力の向上には力を入れてきました。これまでは主に大学生を対象とした活動をしてきましたが、今回行った日本と欧米のマナーの相違に関する調査をきっかけに、これまでの取り組みを小学生の自由研究に生かせないかと考えるようになりました。
 小学校の自由研究といえば、植物の観察や工作のように、1人で行う活動が多く、科目では理科や図画工作のイメージが強いですが、私たちは、グループでインターネットなどを使いながら日本と欧米のマナーの相違について調査し、その結果をパワーポイントなどで発表するような形の自由研究ができないか考えました。まずいくつかの企画案を作り、それをもとに、小学校の先生にヒアリングをして、課題を明らかにすることを試みました。

経営情報学部 3年生 池田 裕登

学生活動状況報告

 今回、私たちが作った2つの企画案をもとに、三宅小学校の先生にヒアリングをさせていただきました。
 現在はいろいろな小学校で、総合の時間などを活用して、小学生が日本とは異なる国の文化を知り、他国と自国のそれぞれの良さを知ることができるような取り組みをしているそうです。三宅小学校でも、高学年になると、奈良に遠足に行って、観光に来ている外国人にインタビューなどを行っているとのことでした。
 私たちはまず、小学生がグループでインターネットなどを使いながら日本と欧米のマナーの相違について調べ、その結果をパワーポイントなどで発表するような取り組みが、夏休みの自由研究として可能かどうかを尋ねました。そのようなテーマを取り扱った自由研究はまだ少ないそうですが、人間関係を通した学びは、今のニーズに合っているのではないでしょうかというコメントを頂きました。
 次に、企画を実施する際の、参加者募集の方法についてもお尋ねしました。先生からは、松原市内の7つの中学校区で国際文化フェスタというお祭りが開催されていて、小学生や保護者も数多く参加しているので、そこに出展してみるのも一案かもしれないというアドバイスを頂戴しました。
 この他にも、小学校高学年を対象とする場合、何時間くらいのプログラムが適しているかといったことやパソコン・スキルのことなど、たくさんのご質問をさせていただきました。
 私たちは、事前にインターネットなどで様々なことを調べて資料にしておいたのですが、実際に小学校の先生にお聞きしてみると、ネットでは得られない貴重な情報を数多く得ることができました。
 予定時間を大幅に超えてしまいましたが、先生はとても親身なアドバイスを下さり、充実したヒアリングになりました。三宅小学校の先生、本当にありがとうございました。

参加学生一覧

池田 篤弥、松井 昭斗、池田 裕登、津田 昌毅、小村 彩貴、遠藤 みさと、若城 大輝、本屋敷 郁実、河合 孝修、道籏 竜也、白石 侑大、中根 智哉、岸 和磨、古妻 篤弥