経営情報学部 福重ゼミ
新4年生:若城大輝、松井昭斗、河合孝修、福村祐希、本屋敷郁実、山口真依
新2年生:岸和磨、白石侑大、福井慶大、藤原悠斗、池田剛大、遠藤みさと、加藤夕明、古妻篤弥、中根智哉
新3年生:池田篤弥、小村彩貴、道籏竜也、池田裕登、津田昌毅

新2年生 岸和磨

 私たち福重ゼミでは、新メンバーを加えて、『産学連携プロジェクト研修会』を実施しています。今年は神戸でのフィールドワーク(テーマ「観光地の現状調査と活性化のための提案」)をかねて、1泊2日の合宿研修を行いました。
 第1弾と第2弾の記事では、新2年生と新3年生が2日間の研修合宿で学んだことをご紹介させていただきしました。
 最後の第3弾では、4年生代表の若城先輩がまとめて下さった研修合宿の記事を、新2年生の私、岸和磨からご紹介させていただきます。
想像よりも短かった1泊2日の研修合宿の中から、福重ゼミ代表の若城さんが様々なことを感じ、学ばれていたことを知り、改めて先輩方の偉大さに気づかされました。私たち2年生にとって初めての研修合宿だったので、先輩方についていくのが精一杯でした。これからのゼミ活動を通して、先輩方の良いところを盗んでいくことで、先輩方が作り上げてきたものをさらに大きくしていきたいです。ご協力下さった企業関係者の皆様、本当にありがとうございました。

若城 大輝 (福重ゼミ4年生代表)

 今回実施した2日間の研修合宿は、新3年生が主体となって始動する今後のプロジェクトにとって欠かせない、とても貴重な機会になりました。以下では、4年生を代表して、私が学んだことを、(1)ディスカッション、(2)フィールドワーク、(3)研修全体の順でご報告させていただきます。

(1)ディスカッション
 私たち4年生は、今回の研修合宿で行った課題分析会議(ディスカッション)では、全ての課題についてファシリテーターを務めました。私自身は元々ファシリテーターが苦手で、今回の研修で多くのことを学ぶことができました。
 課題1の目標立案では、個人目標を考える前に、プロジェクト目標を先に考えることが大切で、そうしないと全員がバラバラの目標になり、チーム全体が同じベクトルを向かない。つまり、プロジェクト目標を達成するためには、プロジェクト目標に貢献する組織目標と個人目標を立案することが必要であるということを学びました。
 課題2はケーススタディで、複数の事例から問題点を分析する際には、共通点を探すことで、より本質に迫る分析ができ、興味深い結果も導けること。また、ディスカッションの際には、課題の趣旨を読み取ることが大切だということも学びました。
 1日目の課題1、2では、タイムマネジメントや課題の本質を理解することができず、中途半端な分析になってしまうなど、ファシリテーターとしての力不足を痛感する形になりました。
 2日目の課題3、4では、1日目の反省を活かし、タイムマネジメントを意識しながら、具体的な意見をメンバーから引き出し、まとめることができました。研修に入る前は、ディスカッション時間が20分弱しかないことを短いと感じていましたが、ファシリテーター次第で可能になるということ。ディスカッションにおいてファシリテーターの役割がいかに重要なものであるかを実感した2日目となりました。
 また、自らも研修前に比べると、ファシリテーターの腕が上がったのではないかと感じています。しかし、まだまだ社会人レベルには程遠いと思うので、これからの1年間、さらに成長していけるよう、ゼミ活動に取り組みます。
(2)フィールドワーク
 まず、福重ゼミではフィールドワークを行う機会が少ないので、私は4年生ですが、とても新鮮に感じました。
 今回のフィールドワークでは、複数の班に分かれて、観光地の課題発見と改善策の立案に取り組みました。現地調査と分析を通して感じたことは2つあります。
 1つ目は、本質的な課題を見つけ、改善策を立案するのは容易ではないということです。しかし、一見何の問題もなさそうに見える観光地でも、視点を少し変えるだけで課題を見つけることができるということがわかりました。
 2つ目は、人によって見る視点、思考が違うことです。人それぞれ個性がある。当たり前のことですが、今回のフィールドワークで改めて実感しました。ここで言えるのは、組織において思考が全く違う人が多く存在するということです。将来のリーダーを養成することを目指している私たち福重ゼミ生は、そのことを理解した上で、人によってアプローチの仕方を変えるなどして、組織メンバーを同じベクトルに揃えることが重要だということを、改めて実感することができました。

(3)研修全体
 今回の研修合宿は、前回の倍の人数で実施しました。食事の時も色々な人と話すことができましたし、自由時間に行ったゲームなどで、普段のゼミ活動では見せない新メンバーの性格を知ることもできました。
 研修時間と自由時間の切り替えをゼミ生全員が意識したことで、メリハリのある研修合宿になったのではないかと思っています。
 
 最後に、オブザーバーで来ていただいた1つ上の先輩である下園さんが、研修中のコメントで、情報量が少ないにもかかわらず、的確に本質的な部分を話されていて、本当にすごいと思いました。私も1年後には、下園さんのレベルになれるよう、これから精一杯努力していきます。
 そしてゼミ全体としては、福重ゼミの方針、活動に誇りをもって取り組むことで、個々人が成長し、それが福重ゼミ全体の成長と、プロジェクトの発展につながっていくと信じています。
 支援していただいた企業様の期待に応えるためにも、ゼミ生一同が一致団結して、プロジェクト目標を達成するために全力で取り組んでいきます。