2018.2.19

ベンチャービジネスやリーダーシップの実践的能力を育成するセミナーを開催しました

ベンチャービジネスやリーダーシップの実践的能力を育成するセミナーを開催しました

活動テーマ:大学発ベンチャーの経営に寄与するビジネスプランとリーダーシップに関する実践研究
産学連携先:株式会社ヒューマンインキュベーション


 私たち福重ゼミでは、3・4年生に指導してもらいながら、2年生が主体となって、リーダーシップやビジネスプランに関する実践的研究を行っています。その中でも一番の目玉になっているのが、大手企業で実際に社内ベンチャーを起業された経営者をお招きして開催するセミナーです。

 このセミナーでは、ベンチャー企業のビジネスプランや経営者のリーダーシップの分析を通して、自己変革を促し、周りを巻き込んでいくリーダーを育成することを目指しています。また、様々な意見を取り入れながら課題解決へと導くディスカッションや、伝えたいことを短時間でまとめてわかりやすく発表するプレゼンテーションの訓練も行います。

 セミナーの開催にあたっては、企画や教材開発など、全てを私たち学生が行っています。任された当初は嬉しさ半面、不安な気持ちが半面でした。しかし、進めていくうちに、セミナーの内容を自分たちで考えることがとても大変なことに気づきました。どのようなテーマにするのか、達成目標をどう設定するのか、参加者の募集はどうするか、不安と焦りが徐々に強くなっていきました。

 しかし、先輩や先生の協力を得ながら、講師を務めていただく株式会社ヒューマンインキュベーションの取締役 中森豊様と何度も打ち合わせを行い、リハーサルなども全て自分たちが主体となって進めていくことができました。私たちはセミナーの成功に向けて、全員が一丸となって、全力で取り組むことができたと思います。

連携先:株式会社ヒューマンインキュベーション 取締役 中森豊様からのメッセージ
‐リーダーシップについて‐

 率先垂範はリーダーに求められる重要要素のひとつで、これまで多くの経営者がその重要性を説いています。実際に仕事をする上で私自身も痛感しますが、言葉だけでは人は動かないし、自らの行動で「見本」として示さないと周りはついてきません。リーダーとして、周囲を巻き込む力や判断力、決断力、課題解決力など諸々必要ですが、各々が自発的に考え行動できるような活発な組織を作るためには、まずはリーダーこそ常に率先垂範の意識が必要だと考えます。

学生活動状況報告

 今回のセミナーは2年生が中心となっての企画・開催でしたが、私は2年生のプロジェクトを近くで見守りサポートするプロジェクトリーダーの役をさせていただきました。
 2年生主体の活動がスタートしたきっかけは、「先輩たちにすべてを頼るのではなく、一度自分たちの力で何かを成し遂げてみたいんです!」という意見が、2年生全員から出たことです。これをきっかけに、ベンチャービジネスやリーダーシップについて実践的な力を身に付けるためのセミナーを、2年生中心で企画・開催することになりました。
 正直なところ、セミナーを企画し、開発することの難しさや多くの苦労を知っている私達3年生は、本当に2年生中心で実行させて良いものか、とても不安に思いました。しかし「自分たちで何かを成し遂げたい」「来年のために、今から経験を積み、学びを得たい」という2年生の向上心の高さに驚き、私達も精一杯応援することに決めました。
 事前打ち合わせでは、講師役のヒューマンインキュベーション取締役 中森様に、しっかりと依頼内容を伝えられるか、本番では、2年生担当のケーススタディ・ミニ講義をリハーサル通りやり遂げられるか、運営全体としてトラブルなく無事に終えられるかなど、自分たちが中心となって開催するよりもドキドキの連続でした。
 しかし結果は、2年生全員の頑張りと、講師役の中森様を始めとする多くの社会人の方のサポートのおかげで、大成功をおさめることができました。ぜひ2年生には、この経験を活かし、福重ゼミの今後のプロジェクトをさらに立派なプロジェクトへと進化させていってほしいと願っています。

経営情報学部 3年生 山口 真衣

参加学生一覧

4年生
GAO DI、下園 雅也、福本 稜士
3年生
河合 孝修、福村 祐希、本屋敷 郁実、松井 昭斗、山口 真依、若城 大輝
2年生
池田 篤弥、池田 裕登、小村 彩貴、道籏 竜也