産官学連携先:株式会社ワークマン

杉田ゼミ(経営学部)では、ファッション・アパレル業界を中心に、企業や地域がどのようにブランド価値を築き、発信しているのかを研究しています。

2025年7月1日、杉田ゼミ4回生と3回生の有志メンバーは、東京都上野にある株式会社ワークマン本社を訪問し、同社が展開する「#ワークマン女子」のブランディングについて、自分たちの見解と提案を発表しました。

杉田ゼミの有志グループは、前年度から天王寺mioにできた#ワークマン女子を定点観測しており、その研究成果を昨年度の合同ゼミナール大会で発表したり、キャリアゼミで報告を行うなど、研究を続けてきました。今回の訪問は、その3年間の集大成と言えるものでした。


杉田ゼミからは「#ワークマン女子の可能性と新たな戦略」、そして「ワークマンを大学生に広めるためのイベント提案」の2つのプレゼンテーションを行いました。


とくに4回生の光久真由さんの発表は、590人を対象にアンケートを実施し、対象者の#ワークマン女子に対する認知度や普段着ている服の不満点などを基礎データとして、自分たちから見た#ワークマン女子の欠点を指摘し、その欠点の解決策を提案しました。

 

【学生活動報告】

今回のフィールドリサーチでは、私は「#ワークマン女子」の課題について発表しました。具体的には、私たちZ世代にとって「これが欲しい」と思うきっかけが少ないことが問題だと考えました。ワークマンの商品は機能性が高く、値段も安いですが、それだけではSNSで広がりにくいと感じました。

例えば、ユニクロやジーユーは、有名なインフルエンサーや芸能人が商品を紹介することで、「これいいね」と共感が広がり、多くの人に知られる仕組みがあります。しかしワークマンは、「誰が着ているのか」が分かりにくく、真似したいと思うきっかけが少ないと感じました。そのため、「持っていたら褒められそう」と思えるような仕組みづくりが大切だと発表しました。

また、ワークマンの担当の方が最後まで真剣に話を聞いてくださり、自分の考えを認めてもらえたことで、とても充実した経験になりました。

流通学部4年 光久 真由

【連携先コメント】

株式会社ワークマン
営業企画部 林 知幸 様

お二人の予想以上のプレゼン完成度に驚きました。
Z世代にも受け入れられるワークマンを目指して、お二人のご提案を参考にしながらマーケティング活動をしてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

【教員コメント】

経営学部
杉田 宗聴 教授

株式会社ワークマン様に関する調査は、足かけ三年にわたり継続してまいりましたが、最終段階において、私自身も気づくことのできなかった課題を的確に捉えた学生たちの洞察力の鋭さには、深い感銘を受けました。

近年、ブランディングにおけるSNSの役割はますます大きくなっていますが、単に閲覧数を増やすだけではなく、ターゲット層と強く結びついたインフルエンサーとの関係性が極めて重要であることを、今回改めて認識いたしました。さらに、その実現のためには、製品開発やウェブサイトの設計を含め、ターゲットに受け入れられるよう全体を統合的に見直していく必要があることにも気づかされました。

今回活躍した学生たちが、社会に出た後もこの鋭い視点を持ち続け、「常識」にとらわれることなく、自らの感性を率直に表現できる人材へと成長していくことを願うとともに、そのような力を育む教育に引き続き努めてまいります。

参加学生一覧

光久 真由、曽根 碧斗