経営学部 杉田 宗聴

  • 六角館さくら堂KYOTO。京都の古民家をリノベーションしたお店になっています。

  • 店内の様子。200種類以上の化粧筆および関連アイテムが並べられています。

  • 多くの化粧筆は実際に手触りを確かめることができます。一瞬で違いが分かります!

今回のフィールドリサーチでは、専門性の高いニッチ市場へ参入するにあたり、いかなる差別化を図り、それをどのように実現してこられたのか、また、いかなる手法によって認知度を高めてこられたのかについてお話を伺いました。さらに、京都という地に出店されたことが、ブランド戦略上どのような意義を持つのかという点についても、ご教示いただきました。
  • 社長の村岸直子様。

  • クラウドファンディングで商品化したボディブラシ「ロタンダ」を肌で確かめるゼミ生。

長時間にわたり、懇切丁寧にご説明いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

【学生活動報告】

杉本 英菜(経営学部2回生)

まず疑問に思っていたのは、なぜ京都にお店を、しかも日本で初めての化粧品専門店を開こうと思ったのか、ということでした。村岸社長は京都というまちが「本当に良いもの」や「本物」を大切にする文化を持っているからだと教えていただきました。京都は長い歴史の中で伝統が受け継がれてきた場所であり、質の高い商品を求める人が多く訪れます。そのため、京都にお店を構えることで、さくら堂が大切にしている思いやこだわりを、より強く伝えることができるそうです。

また、村岸社長は、より多くの人にお店を知ってもらうために、さまざまな工夫をされていました。InstagramなどのSNSを使って商品の魅力を発信したり、祇園祭のように多くの人が集まる時期に合わせて宣伝を行ったりして、お店の存在を広めていたそうです。また、テレビ番組で紹介されたこともあり、それをきっかけに一気に知名度が上がったそうです。中でも特に効果が大きかったのがLINE広告とGoogle広告でした。さらに、お店ではポイントサービスをきっかけに公式LINEに登録してもらい、新商品の情報を届ける工夫もしていました。ネットショップでも、クーポンを使うときにLINE登録をする流れをつくり、続けて情報を受け取ってもらえるようにしているそうです。

私から村岸社長へは「化粧筆を長持ちさせるためには、どのようなお手入れがよいですか?」という質問をしました。すると、「水で何度も洗うよりも、使ったあとにティッシュでやさしくふき取る“ティッシュオフ”のほうが良い」と教えていただきました。私はこれまで水で洗っていたので、その方法が筆を傷めてしまうことがあると知り、とても勉強になりました。これからはティッシュオフを心がけようと思います。