経営学部の杉田ゼミはファッショアパレル産業をはじめとする様々な企業・地域等によるブランディング活動について学んでいます。
7月15日(火)、杉田ゼミの2回生は和歌山県和歌山市にあるフュージョンミュージアムと和歌山県紀の川市にある森下メリヤス工場へフィールドリサーチを行ってきました。
7月15日(火)、杉田ゼミの2回生は和歌山県和歌山市にあるフュージョンミュージアムと和歌山県紀の川市にある森下メリヤス工場へフィールドリサーチを行ってきました。
一行は、まずフュージョンミュージアムを訪れました。この施設は、世界的にも名高い和歌山のニット産業を紹介することを目的に設立されたもので、館内には、最新のデジタル技術を用いてコースターやクッションカバー、マフラーなどのニット製品を自分好みのデザインで制作できる体験コーナーが設けられています。
まず、デザイン専用のソフトウェアがインストールされたパソコンを用い、それぞれが自由な発想でドットを埋めるようにしてデザインを作成していきます。
デザインが完成したら、今度はそれを「横編機」で編んでいきます。動力は自分の脚力です。自転車をこいで、電気を発生させ、その電気で「横編機」を動かします。
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完成した製品をバックに記念撮!
その後、一行は紀の川市にあるニット製造企業、森下メリヤス工場さんにお邪魔しました。 最初に社長の森下様に、会社の概要や製造している製品の特徴などについて簡単に紹介して頂きました。
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その後、工場内を案内して頂きました。
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世界でも和歌山にしか残っていない珍しい「吊編機」
工場内には200台もの「丸編機」が置いています。それぞれ異なる特性を持ち、そのおかげで森下メリヤス工場では様々な種類のニット製品を製造することができます。
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最後に社長の森下様と記念撮影
学生活動報告
日高 綾那
事前研究の段階では森下メリヤス工場様では無地のニット製品のみを手がけているのかと思っていましたが、実際には多彩な柄入りニットも数多く取り扱っており、非常に幅広い商品を生産されていることが分かりました。働いていらっしゃる方々についても、歴史ある企業ゆえに年配の方が多いのではと想像していましたが、若い世代の方も多く在籍しており、年齢層の幅広さからさまざまなアイデアが生まれ、多様な商品開発に取り組める環境であると感じました。
森下メリヤス工場様に限らず、和歌山のニット産業全体に共通する課題として、価格の高い製品を扱う企業を取引先としているため、安定的な取引が確保しづらい点があると考えました。かといって安価な市場に大量に出荷すれば企業価値の低下につながる恐れもあり、そのバランスを取るのは難しい問題だと感じています。
また、SNSの活用が少ない点についても気になりました。若い世代や新たな顧客層にブランドの魅力を伝えるためには、積極的な情報発信が求められると考えます。しかし、発信内容が他社に知られてしまうリスクもあるため、十分に情報を発信できないという現状は非常にもったいなく感じました。
森下メリヤス工場様に限らず、和歌山のニット産業全体に共通する課題として、価格の高い製品を扱う企業を取引先としているため、安定的な取引が確保しづらい点があると考えました。かといって安価な市場に大量に出荷すれば企業価値の低下につながる恐れもあり、そのバランスを取るのは難しい問題だと感じています。
また、SNSの活用が少ない点についても気になりました。若い世代や新たな顧客層にブランドの魅力を伝えるためには、積極的な情報発信が求められると考えます。しかし、発信内容が他社に知られてしまうリスクもあるため、十分に情報を発信できないという現状は非常にもったいなく感じました。