産官学連携先:(株)環境管理会計研究所

新谷ゼミはキャリアゼミ活動として、株式会社環境管理会計研究所と連携し、SDGsについて学んでいます。今回は、その活動の一環として、大阪・関西万博を訪れました。各国・企業パビリオンの展示や取り組みを通じて、SDGsがどのように実現されようとしているのかを学び、実感することが目的です。
大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。コンセプトは「未来社会の実験場」で、人類共通の課題解決に向けて新しいアイデアを創造・発信する場となることを目的としています。SDGs達成への貢献を目指しており、SDGsをテーマにした展示が多く、また、環境に配慮した運営がなされています。
SDGsに最も関連するパビリオンは日本館だと感じました。日本館は特徴的な外観をしていますが、万博会期終了後に建物を建材として再利用することを前提に、直交集成板を円形に並べて壁をつくっていることがその理由です。また、敷地内にバイオガスプラントを併設しており、万博内で発生した生ごみをエネルギーに変える仕組みを備えています。
そのほか、電力館は潮流発電や波力発電など、火力発電に頼らない新しい発電について学ぶことができるようになっていました。ウーマンズパビリオンは、ジェンダー平等と持続可能な未来に向けて、女性たちの力と役割に光を当てています。
今回の訪問は、9月後半の万博会期終盤のため入場者数が20万人を超えており、また、夕方からの入場のため、学生は1つくらいしかパビリオンに入ることができませんでした。それでも万博の雰囲気から何かを感じてくれたのではないかと期待します。
  

学生活動状況報告

最初に大屋根リングに上って万博の全景を眺めました。
大屋根リングは世界最大の木造建築物です。
最初は、木造建築がSDGsと関連するという意味が分かりませんでした。木材を大量に使うと環境を破壊するのではないかと思いました。しかし、木材の使用は、二酸化炭素の排出量を減らす効果があり、循環型社会の実現を図ることができるということです。森林を伐採して、再成長のサイクルを促すことで、二酸化炭素の固定・吸収を維持することができるそうです。また、万博終了後には、大屋根リングを解体して、木材の一部が再利用される計画ということです。
今後は、連携先へのプレゼンテーションを行うため、様々な企業のSDGsの取組を調べます。今回、実際に見ることによってSDGsの取組を実感することができました。これまでは何となく感じていただけでしたが、理解が深まると思いました。

経営学部2年 立野 心愛
   

参加学生一覧

赤崎 亜由香、 板倉 咲和、 小川 優莉、 北井 大貴、 河野 柚希、 齋藤 怜奈、 立野 心愛、 谷口 和輝、 林田 望愛、 東出 瑞叶、 福井 希空、 三上 怜奈、 渡邊 真唯、 飯田 和香、 宮浦 史佳