新谷ゼミでは、グローバルな視野を養うことを目的として、2025年開催の大阪・関西万博でのフィールドワークを実施しました。
担当教員の新谷は通期パスを所有しており、今回は4回目の訪問です。ゼミのフィールドワークとしては、1年生のプレゼミ2クラスと2年生ゼミが万博に訪問するため、それぞれ違う視点で実施報告を行います。
今回は「大屋根リング」を一周し、各国パビリオンの外観や設計コンセプトを観察することとしました。各国のブランド戦略や文化的PR手法について学ぶことを目的としています。大屋根リングは一周約2㎞。各国パビリオンの外観デザインなどを観察しながら歩きました。建築デザインのインパクト、色彩やモチーフなどの視覚的特徴、テーマの伝え方などを注意して観察しました。
各国のパビリオンを見比べた結果、各国が外観だけでも自国のイメージやメッセージを伝えようとしていることがわかりました。建築デザインがブランド戦略の一部として極めて有効であること、SNS時代における「見た目」の重要性と、話題性を意識した空間演出の必要性を実感しました。
また、大屋根リングは、各国パビリオンを緩やかに繋ぐ「導線」として機能しており、空間的な一体感を創出していると感じました。