産官学連携先:Café Vivo

新谷ゼミは大学の近くにあるCafé Vivoを連携先としてキャリアゼミ活動を行っています。SNSなどで話題の食べ物について連携することとしています。
今回はこの活動の一環として「蝶矢の梅体験」を行いました。この体験は商品開発やブランディングの理解を深める貴重な機会でした。
梅体験は、SNSとの高い親和性を意識して設計されていると感じました。梅5種類・砂糖5種類・お酒4種類の中から自分で1種類ずつを選び、目の前で瓶に詰めて仕上げていきます。この工程そのものが「映える」要素に満ちており、写真や動画を撮りたくなる仕掛けがあちこちに見られました。店内の内装や撮影用の背景、仕込み瓶の美しさに至るまで、すべてがSNSでの発信を前提としてデザインされている印象を受けました。
  

学生活動状況報告

今回、梅酒づくり体験に参加しましたが、参加者の投稿が企業のプロモーション活動に連動する構造ができていると感じました。「企業による発信」ではなく「顧客による発信」によってブランドが広がるこの仕組みは、広告コストを抑えながら高い信頼性を得る効果的な戦略だと思いました。
さらに「梅酒が完成する1ヵ月後」には、再びSNSに投稿する機会が生まれます。1回だけではなく継続的な情報拡散が仕組み化されている点も優れていることだと感じました。
この体験を通じて、現代のマーケティングでは「体験」と「SNS」が切り離せない存在であることを実感しました。顧客の自発的な発信をどのように促すか、そのためにどんな仕掛けを用意するかといった視点は、あらゆる業界に応用可能なのではないかと思いました。
今後のゼミ活動や企業研究では、こうしたSNS時代の顧客体験の向上にも着目していきたいと思います。

流通学部3年 寺崎 妃菜
   

参加学生一覧

寺崎 妃菜、 星野 真優