学生活動状況報告
流通学部3年 稲 奈津希
昨年度から引き続き私たちはVilla KUMANOへインテリアコーディネート提案を行いました。昨年度の反省点を踏まえ単なる空間デザインの提案に留まらないようマーケティングリサーチの作業から始めました。コロナ禍後の観光に関する調査から始まり、競合施設とインバウンド観光客、Villa KUMANOの強みについて調査しました。その調査結果に基づき空間デザイン提案を行ったことで、昨年度の提案に比べてより説得力の増した提案になったのではないかと考えています。今回の経験を就職活動や今後の社会人生活に活かしていきたいと考えています。
参加学生一覧
海田 菜緒、
川端 亮、
稲 奈津希、
大橋 颯良、
奥野 空、
進藤 絵里、
杉田 歩睦、
高原 来実、
瀧澤 架歩、
福田 真奈、
藤原 那々羽、
MAI KHANH HA、
森下 舞香、
山岡 萌、
山口 芳菜、
山崎 晴琉、
渡部 颯太、
和田 睦葵
連携先コメント
Villa KUMANO代表
Villa KUMANOは、1970年代に立てられた小さな民家でした。コロナ禍には空き家となり傷んだ部分もありましたが、海外からの旅行者の需要に対応して、地域の観光促進を図るために一棟貸しの宿としてオープンしました。ご宿泊いただいたお客様からのご指摘に対して、どう改善すべきかを西口先生のゼミ生の皆様に教えていただきました。宿のインテリアを考案するにあたって、現地にお越しいただき、ありがとうございました。地域の自然や人々などを見ていただき、Villa KUMANOでの過ごし方などをよりイメージしていただけたかと思います。 また、口コミサイトのレビューから情報を整理することで、外国人旅行者のニーズを調査していただきました。実際の経営課題に取り組むのは容易ではなかったと思いますが、真摯に向き合っていただき、大変嬉しく思います。今後もVilla KUMANOでは、皆様のご提案を少しずつ生かしながら地域と共に発展していきます。お客様により快適かつユニークな滞在をしていただくために様々な取り組みをしていきますので、ぜひプロジェクトやインターンシップなどで皆さんのお力をお貸しいただければと思います。
教員コメント
流通学部
西口 真也 教授
前年度から引き続き熊野本宮地域にある一棟貸し宿泊施設Villa KUMANOに熊野での癒しをテーマとしたVilla KUMANOのインテリアコーディネート提案を行いました。昨年度キャリアゼミ活動の反省を踏まえ具体的なインテリアコーディネート提案に至る事前のマーケティングリサーチに重点を置きました。熊野とその観光の現状をより踏まえたことで先方から与えられたテーマから具体的なコンセプトを経て空間デザインに落とし込む流れと、理想的アイデアと現実的プランのバランスの2点について昨年と比べてより良い提案ができたかと思います。いつもこのような機会をご提供いただいておりますVilla KUMANO様には心から感謝申し上げます。