旅行会社の価値共創モデルを提示

このたび、村上彩実先生が2026年3月に阪南大学叢書として出版した著書『旅行サービスにおける顧客経験と価値共創』が、2026年5月24日に日本観光経営学会の学会賞(著書部門)を受賞しました。

本書は、インターネットの普及により旅行者が自ら情報を収集し、旅行を企画・手配できるようになった現代において、旅行会社の存在意義をサービスマネジメントの視点から問い直した研究成果です。旅行会社は「顧客が求める経験を提供できない」とする従来の議論を踏まえつつ、旅行サービスの特性や提供プロセスを理論的に整理するとともに、訪日外国人向け旅行やオーダーメイド旅行を手がける旅行会社の事例研究を通して、旅行会社が顧客とともに価値を創造する仕組みを実証的に明らかにしています。


今回の受賞は、本書における旅行サービスの新たな価値創造モデルの提示と、観光学・経営学・サービスマネジメントを横断する研究成果が評価されたものです。今後も、観光・サービス分野における教育・研究を通じて、学術の発展と観光産業への貢献に取り組んでまいります。