村上ゼミ4年生は、地域資源を活用した価値創造やブランド戦略について実践的に学ぶことを目的として、京都府宇治市でフィールドワークを実施しました。宇治は日本を代表する茶の産地であり、近年は世界的な抹茶ブームの影響で多くの観光客が訪れています。その一方で、抹茶の需要拡大による価格高騰や供給不足など、新たな経営課題も生まれています。学生たちは実際に現地を訪れ、店舗や観光施設の見学を通して、事業者がどのように地域の魅力を商品やサービスとして提供し、多くの人を惹きつけているのかを学びました。教室で学んだ経営学の知識を現場で確かめることで、地域ブランドの価値や観光ビジネスの可能性について理解を深める貴重な機会となりました。
流通学部 4年 児玉 梨桜
今回のフィールドワークで特に印象に残ったのは、福寿園で抹茶について学んだことです。以前、和歌山県田辺市本宮町の外国人観光客向けのチラシを作成するプロジェクトに取り組んだ時に、抹茶について調べたことがありました。抹茶は海外で健康的なスーパーフードとして認知されていて、輸出額が増加していることを学びました。実際に福寿園では、高級抹茶が3万8,000円で販売されていて、オーストラリアなど海外からの観光客がまとめて購入することもあると聞きました。事前に調べていた内容と実際の様子が結び付いて、抹茶の海外人気の高さを改めて感じました。
流通学部 4年 大浦 来
現地調査の中で特に印象的だったのは、観光のメインターゲットが外国人観光客へ大きくシフトしている点です。宇治茶の歴史解説は英語を中心に構成されており、外国人向けに高価格帯の商品やサービスが目立っていました。従業員の方へのインタビューでは、「海外でお茶の人気が非常に高まっており、どんなに高額であっても納得して購入される方が多い」というお話を伺い、日本人との価値観や購買行動の違いを実感しました。伝統文化の格式を守りながらも、グローバルな需要を柔軟に取り入れる宇治の観光・マーケティング戦略について、深く学ぶ有意義な機会となりました。
